損したくないニッポン人

損したくないニッポン人

825円 (税込)

4pt

「損したくないニッポン人」はなぜこんなに多いのか。妻から「あなたは貧乏じゃなくて、貧乏くさいのよ!」と罵倒されても、ついつい「損したくない」行動に走って、損ばかりしている高橋秀実さん。まじめに「損得」について取材と考察を重ねた結果行き着いた「ニッポン人の新・行動経済学」とは? (講談社現代新書)

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損したくないニッポン人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「得したい」ではなくて「損したくない」、分かる分かると思って手に取った。
    なぜそのような考え方なのか、を追求するものではなくて、日常の「損したくないあるある」をまとめた本。色んなあるあるが面白かった。
    12章の日付に疎い人の話が好み。


    それにしても、なんでこんなに「損したくない」って思ってしまう

    0
    2025年07月01日

    Posted by ブクログ

    <感想>
    本書を読んで「健康のためなら死んでもいい」というジョークを思い出した。本書には損をしないためにコストに合わない努力をする人々が出てくる。俯瞰して眺めると明らかに非合理的なのだが、当人たちにとっては目先の小さな損得を回避することが正義になるらしい。
    特に「自分の得」を「相手の損失」で測る人々

    0
    2020年10月17日

    Posted by ブクログ

    損したくない生き方をしているのに、よくよく考えてみれば人生に損をしている人が多い。買い物に一円を気にする生き方が快適なのか?良く考えるべきだ。

    0
    2018年11月20日

    Posted by ブクログ

     著者の別の本を読んだことがあった。本書はさらに「ひねくれ」度が増している。単純なエッセイとして楽しんで読んだ。

    0
    2017年10月25日

    Posted by ブクログ

    損にまつわる話が沢山出てくる.第6章の「定価のゆくえ」が面白かった.要は定価があるから値引きもあるということで,その定価も決め方が明確でないところが面白い.また,第10章の富山の薬売りの話も核心を突いていて楽しめた.浄土真宗の根深さも凄いと感じた.

    0
    2016年06月01日

    Posted by ブクログ

    『歎異鈔』の一節の紹介で何となく損が分かったような気がしました。「地獄は損しない」ことを知り、底辺にいる、あるは無能であると自覚していれば、ちょっと努力したら得することしかこの先ないような気がしました。過信は努力を妨げ、さらには困難に出くわすたびに「損した」と思わずにはいられず、自ら苦しむだけだと気

    0
    2016年01月29日

    Posted by ブクログ

    損及び得について作者が様々なところに取材に行くエッセー。
    経済学者ではない作者が、損を経済学的にアプローチをしようとするが、行動経済学やミクロ経済学ではなんか納得が行かないらしく、もっと地道に聞いていく。節約のために何時間もあるいはママ友との交際費を費やす主婦、巨大なTVを買う狭い家の住人。富山の薬

    0
    2016年01月02日

    Posted by ブクログ

    日本人の損得"感情"についてのルポ。自称"貧乏臭い"という著者が、日本人の金銭感覚について考察する。「損したくない」「得したい」という気持ちは、誰にでもある感情だが、その気持ちが強すぎて、辻褄が合わないおかしな行動をする人達がいる。著者はそういう行動に素朴な疑

    0
    2015年12月16日

    Posted by ブクログ

    最初は行動経済学の最新の成果を紹介する本だと思った。
    だから、読み始めてすぐに、様子が違いすぎて、???となった。
    でも、「経済学の理屈ではこう説明されてるけど、全然実感と違うじゃん!」という、我々の声を代弁した本なのかもしれない。

    例えば、テレビを買おうとするとき。
    本当は30インチくらいでいい

    0
    2015年10月12日

    Posted by ブクログ

    ユニークな本。
    今迄の本とは違う切り口。
    不動産の章が腑に落ちた。マンションに値段はシンプルで、業者による差は少ないらしい。異様に安いのは、危なそうだと思った。
    一万円は、皆が一万円と思うから価値があるそうな。

    0
    2016年04月29日

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