高橋秀実のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『ご先祖様はどちら様』との書名が示すように、著者のご先祖様をさぐる旅の顛末が書かれている。
語り口がゆるいので、読みやすく面白い。
旅の目的のご先祖様探しは、あっちこっちに出かけて行っても調査範囲の裾野が広がるばかりで、何一つ解決しないのだが、そんな著者を手助けする人々とのやり取りが興味深い。
行った先々で、おらがご先祖様の自慢合戦のようなことが起きる。そして著者に協力的な人が多く、「なにくだらないことやってんだ」という態度の方がいない。誰もがご先祖さま探しに興味があるんだな〜、と実感する。それが自分のルーツ探しと重なるからか。
著者の迷走は果てしなく、当初はおじいさんが教育者だったと -
Posted by ブクログ
男は邪魔! という衝撃的なタイトルですけれども、衝撃的なタイトルだからこそ、手に取る気になったというか…ここら辺は編集者さんの腕なんでしょうか? うまいですよね…読者を食いつかせるアレが…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
で、内容なんですけれどもまあ…この作者も奥様から大分言われているようですけれども、個人的に僕も作者は女性を怒らせる男だな…と文章を読んで思いましたねぇ…まあ、こういうアホっぽい感じも可愛い…と女性には受け取られるのかな? 単にイラつかせるだけかもしれませんが…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、そんなわけで割りと楽しめましたね! 新書というテイですけれども -
Posted by ブクログ
<目次>
序章 俺たち縄文人
第1章 ご近所の古代
第2章 爆発する家系図
第3章 もやもやする神様
第4章 ご先祖はどちら様?
第5章 多すぎる「高橋」
第6章 たぎる血潮
第7章 家紋のお導き
第8章 とても遠い親戚
第9章 天皇家への道
終章 またね、元気でね
<内容>
高橋家のいや奥様の市川家の家系を追いつつ(高橋家は3世代前で潰えた)、苗字、家系図の話や家紋の話、ついにはお墓の前で、どう拝むかまで。関係ない人の家の話かと思いきや、われわれの先祖への関わり方の指南で終わるという見事な着地をした作品となった。
自分的には、清和天皇陵の在り処や、「諱と実名(じつ -
Posted by ブクログ
ゴルフが趣味とか言う人の気がしれないとずっと思っていた。"趣味"なのになぜ人に合わせるようなものでないとダメなのか?(まぁ純粋に好きな人も多いけど、そういう奴に限って嫌いな人に押し付けたりする。)翻って自分は…趣味がない。いや、正確に言うと人に言えるような趣味がない。それはそれで話のネタに困るのだ。なんて厄介な!
趣味、なんていうと純粋に好きでやっているだけ。そんな風も思えるが、この本を読む限りどうやらそうでもないらしい。坂本龍馬、切手、蕎麦、カメ、ボウリング、登山、、、なんだか楽しむための「手段」がいつの間にか「目的」と化している印象。というか、趣味という同じ言葉でもその捉え方は様々。
結局 -
Posted by ブクログ
いや、まったくもってその通りだと思うよ。現代の日本の社会において「男は邪魔!」(ビックリマークも必須だよね)! きっと自然に任せているとまともな会話やコミュニケーションがとれないから、ルールやしきたりなど縛りを加えてきたのが古今の男たち。女たちに既得権を奪われないように、「女は非論理的だ」とか「女は穢れている」とか非論理的なことを言ってきたのが古今の男たち。
著者はインタビューで鳴らしている方らしい。この本を書こうと思ったきっかけは、そのインタビューなどを通して「男に訊いても埒が明かないということである。話をしても何ひとつ解明しない。それどころか、しばらく話を続けていると頭の芯のほうから何やら -
女が男を侮辱しても許される日本
著者も奥さんから散々「邪魔」「ゴミ」って言われてるけど、これって男が女に言ったらDV・モラハラだよね。
(女が男に言っても本当はDV・モラハラだろうけど、日本じゃ何故かそうはみなされない)
他にも男性を汚い言葉で罵る女性たちがたくさん出てくるし。
外国人タレントのフィフィさんが、日本は「女が男をどれだけ酷評してもおとがめのない社会になってきてる」って言ってるけど、まさにその通りだと思う。
そういう男性差別・男性蔑視の風潮におもねってる本って感じで読んでて好きになれなかった。