高橋秀実のレビュー一覧

  • おやじはニーチェ―認知症の父と過ごした436日―
    面白い!認知症の方と向き合うということの深い考察と、哲学を同時に学べる。否定はしちゃいけない!とか言われるけど肯定すればよいわけではない。
    「力は期待されることで、力になる」とか格言がたくさん。最後に著者が母校の先輩だと偶然知る。
  • 道徳教室 いい人じゃなきゃダメですか
    現代の日本の道徳について考察したノンフィクション。
    テレビの事件報道を見ていて「これは道徳的にどうなのか」と思ったのが、この本を読むきっかけ。(首相の息子のスキャンダルなど) 道徳は家庭内のしつけとして、親から教えられるものと思っていたが、現在は学校で学ぶものらしい。この本では、子供から大人まで 道...続きを読む
  • はい、泳げません
    泳げる人も泳げない人も泳がない人もみんな一度はわかると思ったことのある小説
    物語よりもそこにつづられた文章を是非とも読んでいただきたい
  • おやじはニーチェ―認知症の父と過ごした436日―
    認知症を何となしにわかっていたつもりでしたが、本書を読んで、概念や定義など他の疾患との特異性を感じました。その事から実際の筆者の父の訳のわからない言動にも何かその背後の意味あるところなど認知症に対しての構え方ヒントが隠されている事を非常に興味深く読ませて頂きました。哲学とは認知症対策だったのかとあと...続きを読む
  • おやじはニーチェ―認知症の父と過ごした436日―
    物事は、驚くからストレスにならないのか!むしろ冷静を保つことこそ肝心とか思っていたけれど、驚ければ忘れられて、偶然の産物になるのだとか。これ、やってみよう。
    著者のお父さんが、こう言った、こういうことをやっていたと、読み進めるたびに4月に亡くなった親父がのことが、親父もそうだったよな、親父はそうだっ...続きを読む
  • おやじはニーチェ―認知症の父と過ごした436日―
    自身の介護実体験と古今東西の思想家の議論とを照らし合わせながら、認知症業界で用いられている言葉を一つひとつ吟味し相対化していく。ただ吟味とは言っても、あくまで所感であって、エッセイ的にいい感じのところで手仕舞いしている感はある。まぁ、だからこそ気楽に読めるのであり、そのように仕上げる著者の力量はすご...続きを読む
  • おやじはニーチェ―認知症の父と過ごした436日―
    認知症が哲学になっている。こういう捉え方は驚きで新鮮だった。多分国民病みたいになってくる認知症、身近なものでありながら未知のもの。福祉専門学校ではニーチェを必読書にしても良いかと。あるいはサルトル?
    福祉を学ぶ人はこの本を手にとってほしい。
  • 趣味は何ですか?
    趣味はないという著者が、いろんな趣味を持つ人のところへ行って、その話を聞きながら、趣味とは何か?という核心に迫っていくような本。

    蕎麦とヨガの章が爆笑で、著者のすっとぼけキャラがいい感じです。趣味にのめり込む人々がいる一方、冷めきった著者の態度と、それに乗っかる自分というような構図で、生あくびが出...続きを読む
  • おやじはニーチェ―認知症の父と過ごした436日―
    哲学は苦手だ。なんだこの本、俺は認知症のことが知りたくて手にしたのにと、正直ザッと読み飛ばそうと思ったがいつの間にか引き込まれたわ。
    100冊を軽く越える参考文献の数にただ者ならぬ作者の本気度を感じてしまった。この人、すごい。
    親子のやり取りに涙は出そうになるし、ノートを引っ張り出して抜書きを始める...続きを読む
  • 道徳教室 いい人じゃなきゃダメですか
    2018年度から小学校で「教科」として授業の
    一つに割り当てられています。

    通知表でも評価が下されるとか。

    道徳では何を学ぶのでしょうか。前半はその
    内容に迫ります。

    後半では、大人の社会でも◯◯ハラスメント
    など、道徳的観点で考えると、どういう結論
    が導かれるのか、など実践的な題材を取り上
    ...続きを読む
  • 【無料試し読み版】ジェイク本バラエティBOOK ~おススメタイトル4選~

    よく考えられている

    ストーリーはもちろん面白いですが、それだけでなく知識として役に立つ内容が選ばれているというのもすごいと思います。狼とハイエナを比較する内容の漫画というのは珍しいですし、身体の機能について迫るお話も専門的内容を分かりやすく表現している点かあり、工夫されていると思いました。
  • おやじはニーチェ―認知症の父と過ごした436日―
    重い、切ないテーマをなんだかユーモラスに描いてくれてニヤリとしていいのかどうか、たじろいでしまうけれど。
    認知症の父親を看ているということにまず、スゴいと思ってしまう。
    本当にその境地に達した人は哲学者になるのでは。
    いざという時、(いつ?)
    また手に取ってしまう本だと思う。
  • はい、泳げません
    映画化とあったので、てっきり小説だと思っていたらルポ。水泳を科学的かつ哲学的に分析されていて、もっと早くに出会いたかった。私は中学で水泳部に入り、泳ぎに自信がつきました。が、就職して海に行ったときに溺れかけました。テトラポット近くで渦のようにその場から脱出できなくなったのです。数メートル先には人が立...続きを読む
  • 道徳教室 いい人じゃなきゃダメですか
    めちゃくちゃ面白くて声を上げて笑ってしまった。この人の著書を他にも読んでみようと思った。考え方が面白い。決して学校教育の専門家でも、道徳教育の専門家でもないらしいが、道徳とは何ぞや?という出発点から、小学校1年生の道徳の教科書を読んで、「なんじゃこりゃ?」と思って、小学校の学習指導要領などを読み込み...続きを読む
  • はい、泳げません
    私も小学生のとき泳げなかった。高校生のときは泳ぐのが好きだった。なんでだろ。ココ何年も泳いでないな。そしてこれはほんとに感動のドキュメンタリー。
  • 悩む人 人生相談のフィロソフィー
    ちょっと極端な意見はあるなあとか、奥様の虐げをそこまで出して大丈夫なの?とハラハラするところはありましたが、引用が非常に魅力的でした

    六道、に関しては現世にも言えると確かに。
    話してもわからない人。ニュースをみても少しも心情理解できない犯人、人間だと思うから理解できないのかもしれない。
    この世に居...続きを読む
  • 「弱くても勝てます」―開成高校野球部のセオリー―(新潮文庫)
    所要時間:3時間
    印象に残った文章:常識を疑い、練習は「仮説と検証」を行う場
    オススメ度:
    身内 5
    その他 4
    過去の自分(20歳) 5
    未来の自分(60歳) 3
    子供が【14】歳の時に読んで欲しい

    野球に対する「当たり前」を覆された本。とても面白かった。何をするにも一般的な型はあるが、必ずし...続きを読む
  • 定年入門 イキイキしなくちゃダメですか
    いろんな普通の一般人の定年後の過ごし方について、ちょっとしたミニドキュメンタリーの集まりみたいな構成になっている。当たり前かもしれないが、いろんな人がいて、いろんな考え方、感じ方がある。ゆるい分類と、最後まで行っても特に結論がないのがいいと思った。
  • 男は邪魔!~「性差」をめぐる探究~
    源氏物語の解釈が面白い。
    妄想という文字には“女“が含まれているように、妄想は女のものらしい。
    男の妄想は出しちゃえば終わりだが、女の妄想は果てしない。
    徹底的に女性讃歌な本。
  • 「弱くても勝てます」―開成高校野球部のセオリー―(新潮文庫)
    実際には「弱そうに見えても勝てます」なんだろうけど、そんな結果を残せている要因は【明確な戦略】の存在とそれを実践するための【準備】をしているから。ちなみに(残念ながら)現在の東大野球部には開成出身の選手はいないみたいです。