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Posted by ブクログ 2023年09月05日
認知症を何となしにわかっていたつもりでしたが、本書を読んで、概念や定義など他の疾患との特異性を感じました。その事から実際の筆者の父の訳のわからない言動にも何かその背後の意味あるところなど認知症に対しての構え方ヒントが隠されている事を非常に興味深く読ませて頂きました。哲学とは認知症対策だったのかとあと...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月02日
物事は、驚くからストレスにならないのか!むしろ冷静を保つことこそ肝心とか思っていたけれど、驚ければ忘れられて、偶然の産物になるのだとか。これ、やってみよう。
著者のお父さんが、こう言った、こういうことをやっていたと、読み進めるたびに4月に亡くなった親父がのことが、親父もそうだったよな、親父はそうだっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月24日
自身の介護実体験と古今東西の思想家の議論とを照らし合わせながら、認知症業界で用いられている言葉を一つひとつ吟味し相対化していく。ただ吟味とは言っても、あくまで所感であって、エッセイ的にいい感じのところで手仕舞いしている感はある。まぁ、だからこそ気楽に読めるのであり、そのように仕上げる著者の力量はすご...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月22日
哲学は苦手だ。なんだこの本、俺は認知症のことが知りたくて手にしたのにと、正直ザッと読み飛ばそうと思ったがいつの間にか引き込まれたわ。
100冊を軽く越える参考文献の数にただ者ならぬ作者の本気度を感じてしまった。この人、すごい。
親子のやり取りに涙は出そうになるし、ノートを引っ張り出して抜書きを始める...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月09日
認知症の父親が亡くなるまでの1年半の生活を記録したノンフィクション。認知症について、父親の言動や行動を哲学的な観点で考察する。意思疎通が難しい父親とどのように付き合うか、認知症の知識、現在の対処方法、言葉の定義や意味、哲学的な考察など、著者が苦心する様子と親子のユーモラスな会話などが読んでいてとても...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月06日
認知症の父の言動を哲学の命題と照らし合わせて考察する著者。目から鱗のような発想だと思った。著者が言う哲学の命題の数々はよく理解できないが、認知症の方の言動を哲学的に説明しているのを読むと、認知症は、人間の本質に近づくことであるような気がした。
このお父さん、側から見るとなんとなく可愛らしくクスッと...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月02日
哲学と認知症をむずびつけるとはなんともユニーク。
哲学は私には難しいけれど、なるほどと思うところがいくつも。こんな視点で向き合うのも時には必要。優れた介護士さんはこんな境地なのかしらとも思う。
日経BPでもインタビュー記事がありましたが、併せて読むとさらに興味深い。
それにしても、何度も散歩に付き...続きを読む
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