鯨統一郎のレビュー一覧

  • 北京原人の日

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    北京原人の化石が第二次世界大戦のさなか消失してしまった実話(北京原人の化石に関してこういうことがあったとは知りませんでした)をベースに、荒唐無稽というか突拍子もない仮説で、いかにもありそうなお話として謎解きしてくれる、鯨ミステリー真骨頂ものでした。
    2006/3/8

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    2009年10月07日
  • とんち探偵・一休さん 金閣寺に密室

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    アニメで見てた一休さんの登場人物がそのまま登場。もちろんミステリとしても大満足。「ひそかむろ」って響き、惹かれちゃうなぁ。

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    2009年10月04日
  • 文豪たちの怪しい宴

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    鯨作品全開、とても興味深い内容。

    有名な作品を別角度から考察して、本当に書かれていることは何なのかを解き明かす、そんな作品。

    前作の邪馬台国とか新・日本の七不思議に比べるとインパクトはやや弱いけど、ちゃんと面白かった。

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    2025年10月25日
  • 徳川埋蔵金はここにある 歴史はバーで作られる2

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    ネタバレ

    「ネアンデルタールに花束を」
    「9町は遠すぎる〜八百屋お七異聞〜」
    「マヤ…恐ろしい文明」「誰がために銅鑼は鳴る」
    「論理の八艘飛び〜源義経異聞〜」

    新進気鋭の歴史学者と教え子が入ったバーには、歴史学者と名乗る老人と美人バーテンダーが。老人が唱えるトンデモ新説を巡り歴史推理合戦。

    『邪馬台国はどこですか?』と同じような歴史推理合戦。
    ただ語りが歴史学者の教え子なので、ちょっと腰巾着のようで印象が悪い…。
    詳しい事は分からないけど、色んな新説は読んで楽しい。

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    2025年10月05日
  • 歴史はバーで作られる

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    ネタバレ

    「竜とドラゴンは別の生物」
    「サルでも判る応仁の乱」
    「遠い国から来た天草四郎」
    「徳川埋蔵金はここにある」

    バーでの歴史推理合戦。色々飛躍しすぎていたりするけど、色んな可能性を考えたり想像したりするのは面白い。ミサキさんと村木老人の関係とかちょっと良くわからない設定で少し気が散る…。

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    2025年10月05日
  • タイムスリップ紫式部

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    女子高生が紫式部の身体にタイムスリップし、藤原道長殺害の真相を探るという突拍子もない設定だけど、『源氏物語』のストーリーがサラッと学べる。
    シリーズを読まずに本書だけをいきなり読むと許容できないかもしれない。

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    2025年06月24日
  • 徳川埋蔵金はここにある 歴史はバーで作られる2

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    ネタバレ

    本書の139P「それなのに結婚なんて……。
    堀北真希の結婚に匹敵するショックだろう」
    この一文を書きたいが為の作品です
    応仁の乱を一言でいえるミサキさん、身長
    160センチほど、顔の輪郭は卵型で、目
    が大きく鼻筋が通り唇は形がよく、それら
    のパーツがバランスよく収まっている・・・
    アテ書きにも程がある、TVドラマ霧の旗、
    桐子のイメージだと思う

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    2024年12月30日
  • 邪馬台国はどこですか?

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    歴史の定説を覆す結論を展開するが、その根拠を読むとあながちなくも無いと、思わず納得してしまいそうになります。固くなりがちな歴史の話を、個性あるキャラクター同士のBARでの会話の形にする事で、読みやすくなっていると思います。
    実際、この本での結論が一般的な歴史解釈からどう反論されるのか(反論されているのか?)が気になり、消化不良を感じてしまいました。

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    2024年12月03日
  • 邪馬台国はどこですか?

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    奇想天外な、無理があるようなないような推察が面白い。
    ただし、ページがチラチラ光って読みにくく感じた。

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    2024年10月17日
  • 金閣寺は燃えているか? 文豪たちの怪しい宴

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     <邪馬台国はどこですか?>シリーズのスピンオフという位置付けの作品らしいけれども、私にとっては初の鯨統一郎作品。川端康成『雪国』、田山花袋『蒲団』、梶井基次郎『檸檬』、三島由紀夫『金閣寺』の四作品について、バー<スリーバレー>を舞台にバーテンダーのミサキと大学教授の曽根原、謎の男の宮田がトンデモ珍解釈を繰り広げる。題材は面白いけれど、小説じゃなくてエッセイでもよかったのでは、とも思う。けれど、ミサキへの曽根原のよこしまな気持ちとかをギャグで書くことも作者の目的だったのかしら、とも思ったり。

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    2024年10月08日
  • ニライカナイの語り部 作家六波羅一輝の推理

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     すでに絶版。古書で購入。
    「歴史的な観光地で起きる民俗学的な彩りに満ちた事件を、恋愛模様にある若い2人によって解決に至るライトタッチのうんちくミステリー」(解説より)。

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    2025年12月07日
  • 九つの殺人メルヘン

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    小気味よく読み進められる短編集。

    短編集は苦手なんだけど、これは面白かった。
    童話の暗喩をヒントに今起きている事件を解決する、しかも現場を駆けずり回るのではなく、バーのカウンターの与太話的に進んでいく。

    少々無理があるなという章もあったけど、それでも文章の読みやすさで一気読みした。

    鯨作品は三冊目だけど、どれも好きだったな。

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    2023年10月28日
  • 歴史はバーで作られる

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    語り部となる主人公が結構上から目線でものを言っているのが気になった。自分が腰巾着のキャラが好きじゃないだけかもしれないが。

    著者の邪馬台国~にも似たような構成だが、あちらはそんな嫌みに聞こえなかったのになんでだろう。

    そもそも昔の出来事なんだからタイムマシンでもできない限り、ホントのところは分からないよなあと思う。

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    2023年07月14日
  • 文豪たちの怪しい宴

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    ネタバレ

    登録前

    子どもの頃に読んだ桜川東子シリーズが面白すぎて期待をしすぎてしまった感が否めない。
    面白いことは面白かったけど桜川東子シリーズを読んでしまうと個人的に星5までは付け難い。

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    2023年07月02日
  • タンタンの事件ファイル 横浜「佐藤さん」殺人事件

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    セリフ多めな感じなのでスイスイ読める☆横浜を舞台に、なぜか佐藤さんばかりが殺される連続殺人事件が発生し、脅迫状を受け取った女性が解決を求めてたんぽぽ探偵社、略してタンタンを訪れる…ってお話。
    平成時代なのでちょっと古いけど、押しかけ女房ならぬ押しかけ事務員のマリンが可愛い♡所長との漫才トークも良し☆
    犯人は意外と早くわかっちゃって、なぁんだつまんないかも…と思ったら騙されました!そっちかぁい!でしたf^_^;
    ちょっと足踏み状態長いけど嫌いじゃない。
    続編も楽しみ☆

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    2023年07月01日
  • ただいま家事見習い中 ハウスワーク代行・亜美の日記

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    大きな事件も起きず、軽めな印象。
    1時間半程度で読み終わった。

    亜美の前向きで正直なところは見習いたい。

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    2023年02月28日
  • タイムメール

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    人生をやり直すために過去の自分にメールが送れるという短いお話が集まった作品。各話とても短くて、深みとかあんまりないんだけど悪くはないかなという出来。最終話で、各話でのやり直しが功を奏するのだが、よくわからんかった。

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    2023年02月15日
  • タイムスリップ森鴎外

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    「えーっ⁈あの歴史上の文豪がこんなことを⁈」
    斬新な解釈、奇想天外。ケレン味溢るるトンデモ小説。しかしなかなかどうして楽しめた。
    森鴎外がタイムスリップする。そのアイデア一本勝ち。
    初めて知った作家さん。これを機に他のも読んでみよう。

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    2023年01月03日
  • 笑う忠臣蔵~女子大生桜川東子の推理~

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     同工異曲の話が6話つづく。
     第4作らしいが、以前のは読んだだろうか。1作ぐらい読んだ気がする。
     安楽椅子探偵ものには、目の前で真犯人が指摘されるカタルシスが無い。
     ヤクドシトリオによる昭和芸能史にも乗れず、マスターのボケにも僕のツッコミにも乗れなかった。桜川東子を始め、感情移入できるキャラクターも出てこなかった。
     歌舞伎について多少知識が得られたので☆三つ。

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    2022年11月23日
  • 金閣寺は燃えているか? 文豪たちの怪しい宴

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    川端康成「雪国」
    田山花袋「布団」
    梶井基次郎「檸檬」
    三島由紀夫「金閣寺」
    どれも知っているけど、深く見解を持ってこなくて、自分て浅いなーって思い知らされる一冊。
    ここまで議論できると楽しかったり悔しかったり新発見があったり…
    急に大学時代の先生が出てきたのは驚き。
    著者は色んなこと考えてるんだなー
    いつも思っても見なかったこと言い出す宮田が面白い。頭は柔らかい方が得。

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    2022年10月26日