あらすじ
賢才と誉れ高い一休。同じ寺に寄宿する少女茜の両親を捜すため旅にでた。難波、伊勢、大和―道中で待ち受ける首なし死体、建物消失などの不可解な事件の連続。密室殺人、消失トリックなどバラエティ豊かな謎と著者オリジナルの頓知話が意表を衝く歴史推理!
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Posted by ブクログ
二巻を買ってしまった。どうもこの短編集は、その前に長編の物語があったようなのだ。が、おもしろそうだったのでつい読んでしまった。いくつか前編にからんでいそうな記述があったので、やはり一巻から読んだ方がいいけれど、それ込みでも面白かった。◆一休さんといえば「とんち」である。なのでこの物語は、とんちを解き、かつ事件も解決するという二段構えのおもしろミステリになっている。そして全編を通した隠された謎も最後に解けるという小気味よい終わり方。痛快な読後感はイコール幸福感である。