鯨統一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
鯨 統一郎氏の「タイムスリップ」シリーズ。
...くだらん(^ ^;
いや、このくだらなさがいいんですが(^ ^;
ストーリーを簡単に述べると、
水戸光圀が現代にタイムスリップしてきて、
このシリーズの主人公麓 麗と強引に出会い、
ドタバタを繰り広げる、というもの。
サイドストーリーは、政官財の悪者三人が
私腹を肥やすために立ち上げた
高速道路建設計画。
喘息の子供を持つ夫婦と、
それを応援するライターが建設反対を叫び、
さらに建設計画の親玉の国土交通大臣が
黄門様にうり二つだったということが判明し、
「替え玉」騒ぎが起きてみたり...
作品全体を通して、テレビシリーズの
水戸黄門のパロディ...と言うか
「オマージュ」になってる感じ(^ ^
元々のテレビシリーズがドタバタだし、
それをさらにパロディ化しているので、
全体的な印象は「文字で描くマンガ」(^ ^;
「んな、アホな」と
突っ込みたくなる場面がてんこ盛りですが、
そーゆーもんだと思って読むと
そこそこ楽しめると思います(^o^ -
Posted by ブクログ
この作品は、遠野物語をモチーフに、
昨日まで普通に暮らしていた女性の
「白骨化した死体」が発見される、
という謎をメインテーマに展開する。
探偵役は「万年スランプ」状態の
ミステリ作家六波羅 一輝。
そこに、六波羅ファンの新人編集者で、
やたらと明るく元気な女の子が絡む。
鯨作品らしい軽快な語り口は良いが、
ちょっと登場人物のキャラクタ設定が
ステレオタイプすぎるきらいがある。
ストーリー展開もひねりがなくて、
ややご都合主義的に流れて行く感じ。
いわゆるライトノベル的と言うか、
文章に重みや深みがない。
台詞回しも「水増し」的なものが。
真相は分かりませんが、印象として
「時間のない時に書いた連載もので、
最後に強引に辻褄を合わせた」
みたいな感じがしなくもない(^ ^;
ただ、まぁわりと面白く読めました。
「予想してた通りの展開」にはなるが、
最後の最後は鯨氏らしい「屁理屈」で、
こちらの予想を端から否定して行く(^ ^;
途中の「中だるみ感」はいただけないが、
最後まで読むと、読後感はまぁまぁ(^ ^
「六波羅一輝シリーズ第一弾」らしいので、
今後のキャラの成長に期待、かな(^ ^; -
Posted by ブクログ
面白かった。この人は裏切らないなぁ~~・・・作者のデビュー作「邪馬台国はどこですか?」ではさまざまな歴史の謎にこんな解釈あり~~?っていうくらいの面白い解釈をしていて、信じさせてしまう位の説得力のある文章に脱帽したんだけど。
この作品も森鴎外(モリリン)が現代にタイムスリップして、とまどいつつも慣れて、収得していく様が可笑しかったし、文学界の大胆な犯人の仮説・・・こじつけだとは分かってるんだけど、妙に可笑しくて納得させられる。
なかなか明治に帰れなくって歴史が変わっていくさまを鴎外の作品が史実から消えていくっていう設定も、鴎外がちょっとだけ長生きしたら・・・っていう場面での、彼の増えた作品のタイトル達には爆笑してしまったよ。 -
Posted by ブクログ
六波羅一輝が主人公の作品はこの他に「白骨の語り部」、「都・陰陽師殺人」とあるようなので、今度読んでみたいと思います。
物語の主人公はデビューしたものの、次回作が書けず悩んでいるミステリ作家・六波羅一輝で、「ニライカナイの語り部」ではタイトル通り沖縄に行き(元々は取材旅行)、そこで発生するニライカナイランドに関連する連続殺人事件を解決するまでが描かれています。
沖縄に関する言葉のこと、伝承のこと、ニライカナイのこと、キジムナーのことなどといった蘊蓄については、かなりの深みがあって、読み応えはあるんですが、肝心の推理の部分がちょっとあっさりし過ぎていた印象がありましたね・・・
とくに真犯人を突き詰める当たりは、ロジックの積み重ねではなく六波羅一輝の第六感に頼り切っているので、(きっちり調べた)蘊蓄の部分とのギャップが大きく感じてしまい、物足りなかったですね。
もっとも、鯨統一郎さんの作風としては、どこか突き抜けた主人公が出てくるのが「常」ですから、物足りなく感じつつも「これぞ鯨統一郎!」と思うところも多くあるので、全体としては高評価の作品です。