鯨統一郎のレビュー一覧

  • 努力しないで作家になる方法

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    鯨さん自身と思われる伊留香総一郎が主人公。作家を目指しています。会社勤めをしながら作家を目指す事17年。デビューまでの道のりが綴られています。

    この作品、実話を元にした小説って事なんですが、どこまでが実話でどこまでがフィクションか全く分からないんです。鯨さんだし、まさかほぼ全部フィクションじゃ??と疑う自分もいます^^;
    そしてそう思わされるのも作者の術中に陥ってる気がします。

    自分の才能を信じて努力し続ける(本当に続けるところがすごいし難しい!)姿には感動。まさか鯨さんで泣くとは思わなかったって、よく感想に書かれていますが、ほんとそうです。

    奥様の陽子さんがまたよくできた人で(どこまで

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    2014年04月04日
  • 文章魔界道

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    「文章魔界道」にすむ文章魔王が、まさかあの文豪だとは・・・。
    回文やら、漢字変換など、、言葉遊びがいっぱい。
    脱力系の笑いだけど。
    本格的なミステリを期待する人には、向かないでしょうねえ。

    同じ作者の、『タイムスリップ森鴎外』が読んでみたいのだけれど・・・どんなものなんでしょう?

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    2014年02月03日
  • ニライカナイの語り部 作家六波羅一輝の推理

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    読めないわけじゃないが。面白くはない。日本語の使い方を知識としても知らない編集者ってこんなもの?若いからか?そして何故いちいち登場人物の身長と体重を書くのだろうか。それをやられると一気にラノベ気分になってくる。そしてこの作家、はっきり言って人に頼りすぎでひどい。

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    2014年02月01日
  • 九つの殺人メルヘン

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    20140127
    日本酒バー、トリビアのような薀蓄、グリム童話の新解釈、密室の謎解きとアリバイ崩しで事件の解決、がそれぞれに散りばめられた軽めのミステリ。
    サクサク読めて面白かった。
    冒頭での薀蓄雑談が謎解決の糸口だったりして、なかなかどうして侮れない感じ。

    ヘンゼルとグレーテル
    赤ずきん
    ブレーメンの音楽隊
    シンデレラ
    白雪姫
    長靴をはいた猫
    いばら姫
    狼と七匹の子ヤギ
    小人の靴屋

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    2014年01月27日
  • タンタンの事件ファイル2 横須賀「鈴木さん」殺人事件

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    前作はかなり笑かしていただきましたが、
    こちらの方がやや小粒な印象。
    鯨氏お得意の、テンポよく頓珍漢な会話と
    こじつけと駄洒落の応酬は健在。
    軽く楽しく読めました。

    唯一の難点は、関係者がみんな「鈴木さん」なので
    登場人物の誰がどれやらごっちゃになることか(^ ^;

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    2014年01月03日
  • 月に吠えろ! 萩原朔太郎の事件簿

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    自己愛強めで女性に弱くしかしご都合主義的に勘の冴えた萩原朔太郎ホームズに比較的常識人で苦労人の犀星ワトスンが振り回されつつなんやかやで事件を解決してく話。で、関わった事件にインスピレーションを得て作られたのが朔太郎のこの詩かもしれない、という形で毎話締められる。
    まあこの二人だったらホームズ役は朔太郎だろうなというか朔太郎にワトスンはつとまらないだろう(笑)。

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    2013年12月29日
  • とんち探偵・一休さん 金閣寺に密室

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    面白い。ストーリーは創作とはいえ、史実を元にしてあるので勉強にもなる。こんな教科書だったらもっと楽しく学べたのに。

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    2013年11月11日
  • 九つの殺人メルヘン

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    日本酒が飲みたくなる。
    でもミステリーとしてはなんだか底が浅いような。。。

    厄年トリオの話についていける自分がちょっと悲しかった。

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    2013年09月25日
  • タイムスリップ明治維新

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    面白く時代背景が学べる。最終的にグダグダな終わり方なのは否めないけど、暇つぶしとして読む分には面白い。

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    2013年09月01日
  • タイムスリップ釈迦如来

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    最後の方は無理やり感が強かったけど、テーマは面白いし、史実も勉強になるし面白い。
    もっと大長編とか、ムハンマドバージョンとかも観たいな。

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    2013年07月14日
  • 邪馬台国殺人紀行 歴女学者探偵の事件簿

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    鯨さんの作品を読んでる人にはおなじみの早乙女静香さんと桜川東子さんが出てくる作品。歴史ミステリーとかではなく、ただのミステリー。邪馬台国の比定地が舞台ってだけ。3章は…まぁ、鯨作品を読んでる人向けです。

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    2013年06月01日
  • ニライカナイの語り部 作家六波羅一輝の推理

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    3- 

    極力無駄を省いたシンプルで軽快な描写がこの作者の持ち味だが、本作は少し端折り過ぎな感があり、説明不足なまま都合良く物語が展開されるので、どうにも説得力は弱い。もっとも事件の謎そのものには、いちいち説明を付けているのでそれなりに形にはなっている。しかし、何ぶん序盤の謎の提示し方が断片的すぎるせいか焦点がぼやけてしまい、故にいまいち大した興味を持てず、最後に、真相はこうだ!と言われても、はあそうですか、ぐらいの感想しか抱けない。悪い意味で2時間ドラマ的とも言える(そういやこのシリーズはドラマ化されている)。
    そういう意味ではシリーズ前作より少し落ちるかなあという印象だが、前作を事前に読ん

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    2013年05月24日
  • 邪馬台国殺人紀行 歴女学者探偵の事件簿

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    もはや「伝統芸能」的な域に達した感のある
    鯨市の「地の文の突っ込み」という芸風と、
    他昨で活躍していた「美女探偵」キャラの共演。
    これだけで「ご飯三杯」(^ ^;

    かなり「キャラが勝手に動く」感も強く、
    これまでの作品を未読の方には取っ付きにくいかも。

    が、読み始めてしまえば「初鯨作品」という方も
    楽しく引き込まれるであろうキャラの強さ(^ ^

    厳密に「ミステリ」として評価しようとしてしまうと
    我田引水・牽強付会・ご都合主義と言った
    「本格好き」の方々からはお叱りを受けそうな(?)
    要素も多い...というか、芸風としてそればっかり(^ ^;

    テレビ的な「引っぱり」も多く、大事な筈の「伏

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    2013年05月08日
  • 邪馬台国殺人紀行 歴女学者探偵の事件簿

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    鯨さんの作品、最近いまいちだなー。
    それとも自分の感性が変わったのかなー。
    ちょっと乗り切れず・・・。

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    2013年05月07日
  • 浦島太郎の真相~恐ろしい八つの昔話~

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    著者のぶっ飛んだストーリー構成が冴えすぎて何だかわからないくらい独特な推理連作。
    「邪馬台国はどこですか?」と雰囲気は似ているが、本書のモチーフはタイトルの通り「昔話」や「お伽話」。

    主人公は探偵稼業を営む中年男性なのだか、本書の真の「探偵」役は、彼らが集うバーの常連である、うら若き女性である。いわゆる「安楽椅子探偵もの」の範疇だが…トリッキーな作風(芸風?)を特徴とする作者のこと、そんな表現では事足りないのだ。

    彼女が、主人公の抱える事件を、昔話になぞらえて解き明かしていく(それが本当に真相かどうかはわからない)わけだが…なぜか前半は毎回、アニメやらスポーツやらラジオ番組やらの昭和ウンチ

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    2013年04月29日
  • 富士山大噴火

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    山体の膨張、低周波地震の増加、二酸化硫黄濃度の上昇、動物の異常行動、地下マグマの活性化…。富士山の直近の噴火は宝永四(一七〇七)年。それから三百年近くが経ち、富士山は今、三百年分のエネルギーを蓄えている。

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    2013年04月28日
  • 九つの殺人メルヘン

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    メルヘンとかけあわせたミステリー。童話の奥深い意味合いには『ほほぅ』と思ったりもして惹かれたしスイスイと読めたけれど、特に驚きの謎があるという訳ではなく…他の方のレビューにもある通り、トリビア的な要素はまあまあ面白いのだけど…ゆるいミステリーが好きな方には向いている気がした。

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    2013年04月02日
  • 邪馬台国殺人紀行 歴女学者探偵の事件簿

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    「邪馬台国は何処ですか?」の作者 鯨統一郎さんの最新作。

    「何処ですか?」読書時の衝撃が忘れられずに、今回もその衝撃を味わえないかと、手に取りました。
    結果は、やや残念な感じになってしまいました・・・。
    (まぁ、”殺人”がメインなんで、そんなに歴史は出てこないかなぁ、とはうすうす感じていましたけれども。)

    ですが、面白い点は、邪馬台国に係る地域での殺人事件であるのに、短編が3話あること。
    (世間的には、近畿説と九州説だけですが3編あります。)

    あとは、別のシリーズで謎解きをしている2人のヒロインが共演しているところでしょうか。

    なんとなく邪馬台国について知りたくて、なんとなく軽い気持ち

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    2013年03月30日
  • 邪馬台国殺人紀行 歴女学者探偵の事件簿

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    この作者で、この登場人物で、この表題なので、アクロバティックな展開を期待したのですが、思いのほか、オーソドックスな仕上がりでした。最終話に出されたお話は、そうか……デビュー作につながるか?と思い、ニンマリしました。読後に読んだ解説がとても良い出来だと思います。そうか、こんな具合に、こんな心持ちで読めばいいのか……。
    そうですねえ、この登場人物で、一編がメフィストあたりに3回の連載、というくらいのものが読みたいですね。

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    2013年03月17日
  • 白骨の語り部 作家六波羅一輝の推理

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    内容紹介に名探偵役らしき人物名と、
    シリーズという文字を見つけて読むことにしました。
    しかし、この名探偵さん・・・。
    作家と言いつつデビュー作以後何にも書けないまま3年、
    フリーターもどき、姉と同居する28歳。
    初対面の新人編集者(年下)に弱音を吐き、
    極めつけは推理の要所が無意識下の自動筆記で分かるという、
    なんともいえない頼りなさ。
    最終的には関係者を集めてきちんと説明できるまでになるとは言え、
    あんまり探偵役という感じではなかったです。
    「名探偵、皆を集めてさてと言い・・・」の場面がむしろ唐突な印象に。
    ところでこれドラマ化されてませんか?
    何か映像で見たような気がします。
    という訳で結

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    2017年10月14日