鯨統一郎のレビュー一覧

  • 邪馬台国殺人紀行 歴女学者探偵の事件簿

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    鯨さんの作品を読んでる人にはおなじみの早乙女静香さんと桜川東子さんが出てくる作品。歴史ミステリーとかではなく、ただのミステリー。邪馬台国の比定地が舞台ってだけ。3章は…まぁ、鯨作品を読んでる人向けです。

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    2013年06月01日
  • ニライカナイの語り部 作家六波羅一輝の推理

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    3- 

    極力無駄を省いたシンプルで軽快な描写がこの作者の持ち味だが、本作は少し端折り過ぎな感があり、説明不足なまま都合良く物語が展開されるので、どうにも説得力は弱い。もっとも事件の謎そのものには、いちいち説明を付けているのでそれなりに形にはなっている。しかし、何ぶん序盤の謎の提示し方が断片的すぎるせいか焦点がぼやけてしまい、故にいまいち大した興味を持てず、最後に、真相はこうだ!と言われても、はあそうですか、ぐらいの感想しか抱けない。悪い意味で2時間ドラマ的とも言える(そういやこのシリーズはドラマ化されている)。
    そういう意味ではシリーズ前作より少し落ちるかなあという印象だが、前作を事前に読んでいれば、民俗学蘊蓄や日本語誤用のやりとり、ライターズハイ現象などが、2作目にして既にお馴染みの描写になっていることにニヤリとさせられるだろう。そういったパターンで書いていくのもこの作者お得意のやり方だとわかれば、ニヤリも二重となって更に楽しい。まあシリーズものなりの楽しみ方ができるのは歓迎すべきことなのだが、ただ、それだけでは寂しいし飽きるし物足りない。

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    2013年05月24日
  • 邪馬台国殺人紀行 歴女学者探偵の事件簿

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    もはや「伝統芸能」的な域に達した感のある
    鯨市の「地の文の突っ込み」という芸風と、
    他昨で活躍していた「美女探偵」キャラの共演。
    これだけで「ご飯三杯」(^ ^;

    かなり「キャラが勝手に動く」感も強く、
    これまでの作品を未読の方には取っ付きにくいかも。

    が、読み始めてしまえば「初鯨作品」という方も
    楽しく引き込まれるであろうキャラの強さ(^ ^

    厳密に「ミステリ」として評価しようとしてしまうと
    我田引水・牽強付会・ご都合主義と言った
    「本格好き」の方々からはお叱りを受けそうな(?)
    要素も多い...というか、芸風としてそればっかり(^ ^;

    テレビ的な「引っぱり」も多く、大事な筈の「伏線」も
    張るだけ張って消化不良のままだったりすることも(^ ^;

    でも純粋な娯楽作品として見れば、
    肩が凝らずに気楽に楽しめる作品かと(^ ^
    惜しむらくは東子嬢がもっと活躍して欲しいような...

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    2013年05月08日
  • 邪馬台国殺人紀行 歴女学者探偵の事件簿

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    鯨さんの作品、最近いまいちだなー。
    それとも自分の感性が変わったのかなー。
    ちょっと乗り切れず・・・。

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    2013年05月07日
  • 浦島太郎の真相~恐ろしい八つの昔話~

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    著者のぶっ飛んだストーリー構成が冴えすぎて何だかわからないくらい独特な推理連作。
    「邪馬台国はどこですか?」と雰囲気は似ているが、本書のモチーフはタイトルの通り「昔話」や「お伽話」。

    主人公は探偵稼業を営む中年男性なのだか、本書の真の「探偵」役は、彼らが集うバーの常連である、うら若き女性である。いわゆる「安楽椅子探偵もの」の範疇だが…トリッキーな作風(芸風?)を特徴とする作者のこと、そんな表現では事足りないのだ。

    彼女が、主人公の抱える事件を、昔話になぞらえて解き明かしていく(それが本当に真相かどうかはわからない)わけだが…なぜか前半は毎回、アニメやらスポーツやらラジオ番組やらの昭和ウンチクが長々と…(笑)。

    かなり無理やりな展開ではあるが、これもお約束と思えばそれなりに…肝心の推理部分はほんの少しだし、なのにうっかり読んでしまう。
    いずれにしろ、著者にしか書けない作品であることは間違いないだろうなあ。

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    2013年04月29日
  • 富士山大噴火

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    山体の膨張、低周波地震の増加、二酸化硫黄濃度の上昇、動物の異常行動、地下マグマの活性化…。富士山の直近の噴火は宝永四(一七〇七)年。それから三百年近くが経ち、富士山は今、三百年分のエネルギーを蓄えている。

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    2013年04月28日
  • 九つの殺人メルヘン

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    メルヘンとかけあわせたミステリー。童話の奥深い意味合いには『ほほぅ』と思ったりもして惹かれたしスイスイと読めたけれど、特に驚きの謎があるという訳ではなく…他の方のレビューにもある通り、トリビア的な要素はまあまあ面白いのだけど…ゆるいミステリーが好きな方には向いている気がした。

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    2013年04月02日
  • 邪馬台国殺人紀行 歴女学者探偵の事件簿

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    「邪馬台国は何処ですか?」の作者 鯨統一郎さんの最新作。

    「何処ですか?」読書時の衝撃が忘れられずに、今回もその衝撃を味わえないかと、手に取りました。
    結果は、やや残念な感じになってしまいました・・・。
    (まぁ、”殺人”がメインなんで、そんなに歴史は出てこないかなぁ、とはうすうす感じていましたけれども。)

    ですが、面白い点は、邪馬台国に係る地域での殺人事件であるのに、短編が3話あること。
    (世間的には、近畿説と九州説だけですが3編あります。)

    あとは、別のシリーズで謎解きをしている2人のヒロインが共演しているところでしょうか。

    なんとなく邪馬台国について知りたくて、なんとなく軽い気持ちで読んでみたい、という人にはお薦めです。

    ※早乙女さんは大分マルくなった様な気がします。

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    2013年03月30日
  • 邪馬台国殺人紀行 歴女学者探偵の事件簿

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    この作者で、この登場人物で、この表題なので、アクロバティックな展開を期待したのですが、思いのほか、オーソドックスな仕上がりでした。最終話に出されたお話は、そうか……デビュー作につながるか?と思い、ニンマリしました。読後に読んだ解説がとても良い出来だと思います。そうか、こんな具合に、こんな心持ちで読めばいいのか……。
    そうですねえ、この登場人物で、一編がメフィストあたりに3回の連載、というくらいのものが読みたいですね。

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    2013年03月17日
  • 白骨の語り部 作家六波羅一輝の推理

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    内容紹介に名探偵役らしき人物名と、
    シリーズという文字を見つけて読むことにしました。
    しかし、この名探偵さん・・・。
    作家と言いつつデビュー作以後何にも書けないまま3年、
    フリーターもどき、姉と同居する28歳。
    初対面の新人編集者(年下)に弱音を吐き、
    極めつけは推理の要所が無意識下の自動筆記で分かるという、
    なんともいえない頼りなさ。
    最終的には関係者を集めてきちんと説明できるまでになるとは言え、
    あんまり探偵役という感じではなかったです。
    「名探偵、皆を集めてさてと言い・・・」の場面がむしろ唐突な印象に。
    ところでこれドラマ化されてませんか?
    何か映像で見たような気がします。
    という訳で結末が予想できてしまったので評価がちょっと低めですが、
    民俗学的な話は大好きなので、
    次作に期待したいと思います。

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    2017年10月14日
  • 今宵、バーで謎解きを

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    ※(笑)←多用注意(笑)。
    何かもう遊びの度が過ぎてきたんじゃありませんか鯨先生(笑)。
    というわけで、今作も相変わらずです。「ライトな読み応えにも関わらず内実は骨太な謎解きうんたらかんたら」なんて言いません。言えません(笑)。「ライトな読み応え・ライトな謎」これぞ鯨ミステリの真骨頂ですよ(笑)。

    今回のテーマは「ギリシャ神話」。各章に付された神々をモチーフに、お馬鹿度高めなワトソントリオと美人大学生ホームズが軽妙に掛け合います。
    そして相変わらず、本筋に関係ない細部への薀蓄まぶしも健在ですね(笑)。今回は、「ワイン・チーズ・昔流行った食べ物やら遊びやら」が副菜です。同じトーンでよう引っ張るな〜(笑)。

    解説で「バーで読みたい作品」って書かれてたけど、バーで〜?(笑)読みたいか本当に〜?(笑)
    家のソファでダラダラしながら、ビールとツマミで軽くやりながら、が正解でしょう( ^ω^ )


    ◎ゼウスの末裔たち…資産家の若き妻が何者かに刺殺された。被害者は何故、家の中で靴を履いた姿で発見されたのか?

    ◎アリアドネの糸…自宅で焼死体となって発見された被害者の夫には、堅固なアリバイがあった。

    ◎トロイアの贈り物…何者かに殺害された男の死体から検出されたのは、数年前に死んだ女の指紋だった。

    ◎ヘラクレスの棺…体育館で教師が死体となって発見された。死体の傍にはダイイングメッセージが残されていたが…。

    ◎メデューサの呪い…新興宗教の幹部が教団の資金を盗んで失踪した。彼は一体どうやって姿を消したのか?

    ◎スピンクスの問い…愛人の住むマンションから男が飛び降りて死亡した。彼を殺したのは妻か、それとも愛人か?

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    2013年03月01日
  • 九つの殺人メルヘン

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    かなり前に読んだので、ほとんど内容を覚えていない。
    最近、シリーズ2作目を読んだが、こんなんだったっけ、と思って読んだ。
    現在、現物は手元に置いてない。たぶん引っ越しの際に売ったと思われる。

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    2013年02月07日
  • 湯布院・産土神の殺人 作家六波羅一輝の推理

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    読みやすかった2日で読めました。改行が多くてセリフも多くて、表現も簡単で。
    ライトノベルみたいだった。
    ありきたりな復讐もので暇つぶしにちょうどよかったかな

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    2013年01月09日
  • タイムスリップ釈迦如来

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    今回はブッダのいる世界へタイムスリップ。

    ブッダがおちゃらけている…!!
    本当、どこからアイディアが湧いてくるのだろー。

    しかし、少々この設定に飽きがきてしまったので、このシリーズを読むのは少しお休み。

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    2012年12月26日
  • ミステリアス学園

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    読み進むうちにミステリーとは何ぞやから始まりミステリー作家や作品についての知識を得られます。作品に引き込む力があります。だから余計にエンディングが惜しい感があります。

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    2012年12月18日
  • 月に吠えろ! 萩原朔太郎の事件簿

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    萩原朔太郎の詩を元に話を膨らませた探偵小説みたいなもの。
    朔太郎の精神的節操の無さといったら。
    萩原さんに何の感情もないのでがっかりもしなかったし、特別面白いという事もなかった。

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    2012年12月09日
  • 山内一豊の妻の推理帖

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    鯨氏お得意の「歴史上の人物が探偵役になる」
    ミステリのひとつ。

    一応「ミステリ」にカテゴライズしてみましたが、
    歴史物であり、パロディ成分もあり、
    ジャンル分けが難しい(^ ^;

    タイトルにある通り、山内一豊とその妻が主人公。
    一豊の出世に合わせて起きる様々な事件を、
    妻の千枝が「安楽椅子探偵」となって解決する。

    ...というより、事件の解決をきっかけに、
    その褒美として一豊が出世していくという図式。

    登場人物は、信長、秀吉、家康などをはじめ
    歴史上の実在の人物がぞろぞろ。
    要所要所に出てくるトピックも史実が多いので、
    歴史の勉強にもなる...と思う(^ ^;

    何せ作者はあの奇書「邪馬台国はどこですか」
    でデビューした鯨 統一郎氏である(^ ^;
    しれっとした顔でとんでもない引っかけを
    盛り込んでいるかも知れません(^ ^;

    足軽からスタートした一豊が、徐々に出世し
    ついには一国一城の主になるまでを、
    時間軸を追って七つの作品でたどる連作集。

    これまた鯨氏お得意の「パターンの美学」で
    色々な事件が起こるのを「おなじみの展開」で解決。
    テレビの水戸黄門のように、慣れるとハマる(^ ^

    一つ一つの作品が短いためか、人物描写が
    やや「分かりやす過ぎる」きらいはあるが、
    描かれている全ての出来事が伏線になっている
    アイディアと構成の緻密さはお見事(^ ^

    エンタテインメントとして
    気軽に楽しめる作品です(^ ^

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    2012年11月21日
  • 浦島太郎の真相~恐ろしい八つの昔話~

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    前半の薀蓄とメインの謎解きが、ほとんど関係ないところがすごい。
    自分より10歳上の人だと、薀蓄がはまるんだろうな。

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    2012年11月14日
  • 九つの殺人メルヘン

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    事件は日本酒バーで解決される!ってな感じ?
    登場人物はたった4人。
    バーのマスターと、店の常連である刑事の工藤と犯罪心理学者の山内。
    そして毎週金曜日の夜にやってくる桜川東子(はるこ)。
    メルヘンを専攻しているお嬢様女子大生である。

    日本酒バーで、薀蓄というよりはプチ雑学で盛り上がり
    そこから解決できていない事件の話へとスライドしていって
    その話を聞いている東子が事件を推理する。
    グリム童話の新解釈とプチ雑学が披露され、事件の登場人物や
    関係者の行動を当てはめて犯人をあぶり出す。
    毎回同じようなシチュエーションで話が始まり終わるのだが
    9つ目のお話では、それまでの話が手がかりになる。
    これは予想外でした。
    プチ雑学が本当に楽しくて日本酒が飲みたくなります。

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    2012年11月06日
  • 山内一豊の妻の推理帖

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    ちょっと疲れ気味で、軽い読み物として選択。
    7話からなる短編。一豊と千枝との結婚の顛末から、その出世とその局面で起こる事件を千枝が解決するという話。
    閨の夫婦の間で、解決の啓示に至ると云うパターンは要らないような気もする。青少年の読者を敬遠させるんじゃないかな。
    馬揃えの逸話の前に泥棒が千枝の嫁入り道具の手鏡の裏表を外している。あれ、どうなっちゃうのかな、というチョッとしたヒネリがある。
    あっさりと読み終えた。

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    2012年10月14日