鯨統一郎のレビュー一覧

  • 哲学探偵

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    王道のミステリー集。
    キャラクターも渋くてとても良い。
    競馬場に現れる謎の男が刑事の話を聞いただけで謎を解いてしまう。
    安楽椅子探偵系だった。
    トリックなども難しすぎず、簡単すぎずのいい塩梅だったので。
    とても読みやすく楽しめた。

    ただ、1編1編話の流れが同じなので(そこが魅力の1つでもあると思うのだが)個人的には最後のほうは若干飽きてしまった。スンマセン・・・

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    2012年07月04日
  • タイムスリップ森鴎外

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    殺されかけた森鴎外が、現代にタイムスリップしてしまう話。

    現代に馴染もうとする森鴎外が、可愛かったです

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    2012年05月26日
  • 湯布院・産土神の殺人 作家六波羅一輝の推理

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    ネタバレ

    シリーズ第5弾

    必ず挿入される正しい日本語も好きです
    最近は編集者の北村みなみさんも勉強してきて
    一方的に指摘だけということはなくなった

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    2012年05月18日
  • ふたりのシンデレラ

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    文中に、古巣の劇団の名前が出てきて、妙にドギマギした。

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    物語の設定が、小劇団なんですね。

    小劇団なんですが、すごいです。

    脚本家、演出家が別々にいて、マネージャーがいて、役者は5人で、美男美女だらけ。

    そして、美女がふたり、主役の座を狙って相手を貶めようとして……。

    うらやましい!

    いやいやいやいや、いやいやいやいや。

    といっても、そこじゃなくてね。

    うらやましい! のはどこかというと。

    もう一人、本業は医者だけど道楽の芝居に有り余る金を出資する男性、つまり劇団のパトロンが出てくるのだけど、これがうらやましい。

    有り余る金を、道楽で芝居につぎ込む?

    つぎ込みなさいつぎ込みなさい、さあ、僕の芝居につぎ込みなさい。

    湯水のごとくに使いまくって、楽しませてあげますから。

    しかも、劇団の方針、作品内容、配役には一切ケチを付けないとか、どんな神様だ。

    神様だ! ネ申だ!

    いいなあ。(本音)

    金さえあればなあ。(ぼやき)

    金くれよ。(脅迫)

    面白い芝居、作りますよ。(約束)

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    本編の謎は、さすが鯨統一郎氏一流の、人を食った解決。

    一人八役。こういうことだったとは!

    お見事としか言いようがありません。

    お楽しみあれ。

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    2012年05月15日
  • 九つの殺人メルヘン

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    トリックよりもメルヘン談義のほうに目が行ってしまうのですが、それはそういうものと思って読めばいいか。解説を読めば最終話が、パターンとしてあのようにオチなければならなかったことは理解できるし、仕方ないとは思うのですが、もう少し捻ったオチにならないものか。ちょっと理由付けがイマイチで推理に納得できなかった(または、トリックに納得できなかった)ため、☆マイナス1。

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    2012年05月04日
  • 湯布院・産土神の殺人 作家六波羅一輝の推理

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    ネタバレ

    20120501
    六波羅シリーズ5冊目。
    民俗学成分が薄れてたけど繋がってるのでよいかと。
    みなみちゃんがかなり頑張ってて笑えるけどちょっと引くかも。
    お約束と思って読めばいいと思ったらさほど気にならなくなったけど。
    私が女だからなのかしら。

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    2012年05月01日
  • なみだ研究所へようこそ!―サイコセラピスト探偵 波田煌子

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    今まで読んだ本の中で「バカミス」という言葉が一番しっくりきました。「その解釈には無理があるんじゃないの」と思うところは多々あれど、ネタだと思えばそこまで気になりません。

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    2012年04月08日
  • タイムスリップ森鴎外

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    ミステリ界の奇才、鯨統一郎氏の人気シリーズ一作目。

    明治の文豪・森鴎外が、何者かに殺されかけて逃げていった先は、なぜか現代日本の渋谷だった。

    というトンデモなところから始まり、渋谷のギャル女子高生に助けられ、現代の知識を貪欲に吸収していく森林太郎(鴎外の本名ね)、通称モリリン。

    果ては時空を越えた殺人事件の謎解きへと発展し……。

    と、まあ、トンデモです。(^^ゞ

    鯨統一郎氏と言えば、歴史上の謎を独自の新解釈で解き明かすミステリを得意としている作家。

    当然、この本もミステリです。

    SF風味の味付けがなされていますが、あんまり関係ないです。

    あの堅物のイメージがある森鴎外が、現代日本にかぶれていく様は、想像するだけで楽しくなりますよ。

    なんというか、教科書の著者近影に、思うさま落書きをしているかのような背徳感。

    そこを楽しむことができたら、こっちのもの。

    なので、あまり大仰に構えずに、楽しみたい方向けのライトミステリです。

    ちなみに僕は、個人的には森鴎外の作品はちょっとイマイチなのですが、森林太郎には、大変お世話になっております。

    森鴎外の文学的功績としては、たとえば『舞姫』とか『ヰタ・セクスアリス』とか、その有名な小説がありますが、それらではなく。

    本名の森林太郎名義で、ゲーテの『ファウスト』を本邦初訳したこと。

    それこそが、僕にとっては一番の功績なのです。

    実際に、大学時代、ドイツ文学を専攻していた僕は、ゲーテの『ファウスト』を中心に論文を執筆していました。

    現代では、『ファウスト』も多数翻訳が出ているので、訳書によっては解釈が違うことが、ままあるわけです。

    そこで、基本となる森林太郎訳の『ファウスト』を手に取り、そこから引用し、論文に役立てていたのです。

    ただし、森林太郎役の『ファウスト』には、多数、翻訳間違いの箇所があります。

    これは、のちの研究者たちのたゆまぬ努力によって一つずつ解明されていったのですが、そうはいっても、森林太郎訳は、他の訳書に比べて、日本語が伸びやかで、歌うような旋律で訳されていて、非常に楽しいのです。

    平明で、美しい日本語、とでも言えば良いでしょうか。

    原典の『ファウスト』は、全編が詩文で作られているので、非常にリズムが大事なのですが、韻を踏んだりリズムを取ったりと言うことを、のちの研究者たちは、「言葉のただしさ」に重きを置くために、若干殺してしまった。

    でも、森林太郎役の『ファウスト』は、多少の解釈違いがあろうと、非常に軽快な訳文になっていて、それそのものが、翻訳物ではなく、一つの作品として成立しているかのようにすら思えたのです。

    とにもかくにも、彼が『ファウスト』含め様々な作品を邦訳してくれたために、のちの文学者たちがとても助かったのは、言うまでもない。

    文豪・森鴎外のすごさは、その「文学」よりも、こういった訳書において、わかりやすく発揮されているような気がする。

    さて。

    この作品ですが、ライトなミステリであり、同時に、渋谷を舞台にした活劇でもあり、そのSF的設定は、僕らがよくやる演劇と、相性がとても良さそうに思えます。

    お芝居でやってみたいものですね。

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    2012年04月07日
  • すべての美人は名探偵である

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    シリーズ物から、2人の美人主人公が主役の鯨ミステリ。
    途中途中にサービスシーンが多々盛り込まれ、おっさん気分で鼻の下を伸ばしてみる。
    歴史解釈は毎度、完成度が違うようだが、今作は中位かと。
    結構なドタバタぶりで、気楽に読める。

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    2012年03月23日
  • タイムスリップ戦国時代

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    全くの偶然なんだが、織田信長あたりの戦国ものを本書を含めて3作品。ほとんど続けて同時並行的に読むことになってしまった。
    といっても本書は全く荒唐無稽、ハチャメチャのタイムスリップ物語第5弾。

    それにしても明智光秀の役回りが三者三様だったのが面白い。


    (2012/2/6)

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    2012年02月17日
  • ニライカナイの語り部 作家六波羅一輝の推理

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    ネタバレ

    六波羅一輝シリーズ2作目。今回の舞台は沖縄。

    もともと期待していた民俗学的薀蓄が前作より多く散りばめられていた点は良かった。しかしながら前作でみなみの暴走が結構鼻についたのが、今回は一輝の恋愛のウブさが妙に鼻についたのは、読み手の好みの問題か。自動筆記は今回ももちろん登場するが、うーん、やっぱり反則技としか思えない、、、。シリーズ続編を読み続けたい、、、とは思えなかったorz

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    2012年02月05日
  • 小樽・カムイの鎮魂歌 作家六波羅一輝の推理

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    シリーズ第3作に続けて読破

    まあ、2時間ドラマそのものって云うのは変わらず

    すぐ忘れそう・・・

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    2011年12月27日
  • タイムスリップ戦国時代

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    ネタバレ

    戦国時代が好きな私ではあるが、北条早雲の章までは許せるものの、あとは既に何でもありでハチャメチャであった。
    シリーズものになっているらしいが、たぶん再び手に取ることはないであろう。

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    2011年12月25日
  • タイムスリップ明治維新

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    読み始めて、再読だったな・・と気づきました。
    が、さらっと読めるし、江戸末期という時代・登場人物も面白かったので一気に読みました。

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    2011年12月14日
  • 浦島太郎の真相~恐ろしい八つの昔話~

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    短編集なので、通勤中等で読み終えました。
    お伽話を切り口にして、事件に結びつけるというパターンなので、推理ものだと思って読むとちょっと物足りない感じがするかも・・・
    私はそうでした(⌒-⌒; )

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    2011年11月24日
  • 浦島太郎の真相~恐ろしい八つの昔話~

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    変なマスターがいるバーで繰り広げられるおじさんたちの
    昔話・・・ちょっと今回は昔過ぎて付いていけなかった(汗)

    心のアリバイをテーマにした謎解き。
    心だけに、ほんとにそれが正解なのかわかんないところが
    前回よりマイナスポイントだったな、私には。

    日本の昔話にもこんな裏があったんだと、ちょっと賢くなりました。

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    2011年11月16日
  • 九つの殺人メルヘン

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    厄年トリオ+お酒に滅法強い桜川さんのシリーズ1作目。3作目からさかのぼって読んだのだが、トリック解明・アリバイ崩しについては最新作になればなるほどこなれている印象。
    という結論で、1作目である本作が一番評価としては低くなるかと思いきや、最後に意外なことが。読み進めても、まさかそんな、と思っていたが、あらあらまあまあ。
    2作目以降でも1作目のラストについては触れていないので、どの作品から読んでも楽しめる。

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    2011年11月11日
  • 九つの殺人メルヘン

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    この本の中で、トリックが名探偵コナンとかぶるのが二話あるんだけど・・・
    偶然なのかなぁ~

    それはさておき、今回の推理前おしゃべりは、ちょっと年代的にわからないことが多くて残念だったなぁ。あと9話がこんなことになる必要性があったのかな~と意外でした。

    けど軽い気持ちでくすっと笑いながら読めるので☆3つです。

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    2011年11月08日
  • ニライカナイの語り部 作家六波羅一輝の推理

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    文章が「若者向け」っぽい感じがする。
    章の切れ方が連載ものっぽい引っぱり方で、
    例えば初出が「中学○年生」みたいな月刊誌に
    連載かな...とも思える。違うみたいだが。

    軽く健康的なお色気シーンがあったり、
    主人公の恋心が中学生みたいだし、
    最期の謎解きはけっこう強引で、
    全体的に赤川次郎テイストか。

    が、随所に鯨氏らしい独特の歴史解釈と
    うんちくがちりばめられており、
    楽しく読める感じではある(^ ^

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    2011年10月12日
  • 九つの殺人メルヘン

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    とても楽しみにしていた鯨作品連作集。

    会話中心のアップテンポなストーリー展開は非常に読みやすく楽しい。アトランティスの感覚そのままだ。いい感じ。

    寓話に絡めた統一的・規則的なストーリー展開や最終話のあっと驚くエンディングなど、緻密・こだわりが感じられるいい作品であることは確か。

    しかし、飽きる。

    すっきりと納得できる結末があまり無いだけに飽きる。ドリルをやってからすぐに解答をみるような味気ない感じ。5分間ミステリーの感じかな。次に期待しよう!

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    2011年09月03日