鯨統一郎のレビュー一覧

  • 秩父夜祭・狼の殺意 作家六波羅一輝の推理

    六波羅一輝とみなみの恋模様!!

    秩父のお祭りについても詳細に描かれており、一輝とみなみちゃんの祭の中でのやり取りがとても微笑ましかったです。途中、みなみちゃんが一輝に対して嫉妬するところや一輝の気持ちもみなみに向いている描写もあり、もう、お前らさっさと付き合っちゃえよ!!って気持ちでした。
  • 邪馬台国はどこですか?
    おおおおおおもしろかったあ!!!!
    説としては本当に突飛なのに、しっかり説得されてしまい、読み進めるうちにそうとしか思えなくなってくる。夢中で読んだ!
  • 邪馬台国はどこですか?
    邪馬台国岩手県説、これはかなり痺れた。

    そのほかの章と突飛と言えば突飛だけど、うんうんと納得しまくりで読み応えがあった。

    嘘本当はともかく、歴史に浪漫を感じる最高の一冊だった。
  • 崇徳院を追いかけて
    崇徳院と西行の関係、時代背景、勉強になるなぁ。
    学生時代は、社会の授業は苦手だった。
    年号や地名、その土地の産物など、覚えなければならないことばかりで、苦手だった。
    そのころ、こういった小説に出会っていたら、もっと楽しく歴史を勉強できたかなぁ。
  • 邪馬台国はどこですか?
    別に邪馬台国の話を長々と語る小説ではない。
    歴史にトンデモ仮説をぶつけて、それをあたかも真実の様に論理的証拠を列挙していく、歴史ミステリー小説というのが正しい。
    読み終わる頃には、それぞれのトンデモ仮説の信者になっている。

    「この作品がフィクションであるという保証はどこにもありません。」

    ① ブ...続きを読む
  • 徳川埋蔵金はここにある -歴史はバーで作られる 2-

    発想がいい!

    デビュー作からずっと読んでます。本格ミステリやサスペンスもの等いろいろですが、歴史の謎を解く(?)
    ものが一番好き。結論だけ見るとそんな馬鹿なとしか思えませんが、論理に説得力があり、なんとなく(笑)
    納得してしまいます。この、「なんとなく」の部分がミソなので、ここを楽しむのが良いのです。論理のアクロ...続きを読む
  • 徳川埋蔵金はここにある -歴史はバーで作られる 2-
    「歴史はバーで作られる2」とあるけれど、ずっとずっと以前に『邪馬台国はどこですか』を読んだ。あれから~の2巻目なの?

    歴史を斜め読みし、美味しいお酒と共に舌先(三寸)で味わう。とてもとても楽しい大人の夜なのです。
    しかも今回は安田くんがうっかり気づいてしまったような『殺』の可能性も……

    続編が楽...続きを読む
  • タイムスリップ森鴎外
    何者かに襲われた晩年の森鴎外が、道玄坂の崖から転落するのを契機に21世紀にタイムスリップ。その時ぶつかったヤンキーにボコられているところを、渋谷に生息する女子高生に助けられる。スジの運びからして面白い。そして昭和2年から23年の間に現代でも読み継がれている作家が若くして亡くなっているのは、確かにヘン...続きを読む
  • 新・日本の七不思議
    『邪馬台国はどこですか』、『新・世界の七不思議』に続けて、発売された第三弾『新・日本の七不思議』。
    いつの間に早乙女静香と宮田六郎は、あんなに急接近したのだろうか。
    『新・世界の七不思議』の最後のページを数ページ読み返してみたけど、ジョゼフから京都行のチケットをもらって、二人で旅行でもしたのだろうか...続きを読む
  • 猿蟹 saru・kani
    鯨さんの持ち味だと思うけれど、会話文でするする進むので油断しているとまんまとやられる。計画がすんなり行き過ぎるように思うのだけれど、すんなりいかないと長くなっちゃいそうで、それはそれで読みやすさが減じてしまうか。
  • 邪馬台国はどこですか?
     『邪馬台国の秘密』を読んだ勢いで再読する。惚れ込んだ本で、3冊購入して2冊を友人に進呈した。これまで3度は読み返しているだろうに、巻末短編でイエスの身代りを務めたのは十二使徒の一人ユダではなくトマスだと思い込んでいた。ハテナ? 他の作家の主張なのだろうか。
     確か、後の方の長編で宮田と静香は結婚し...続きを読む
  • 邪馬台国はどこですか?
    面白かった! 歴史の謎にノンフィクションで立ち向かおうとすると、専門家は言うに及ばず、多くの読者を納得させることは困難だろう。しかし、フィクションなら……歴史ミステリーの応募作品だった表題作も含め、そのような解釈や推論もありだろうと思わせる論理展開。歴史学者の静香を狂言回しにして、在野の歴史家・宮田...続きを読む
  • 新・世界の七不思議
    面白かった。
    「アトランティス大陸の不思議」
    アテネのソクラテス。
    「ストーンヘンジの不思議」
    日本に伝わり鳥居となった。
    「ピラミッドの不思議」
    チグリス・ユーフラテス川。
    雨をコントロールする山。
    日本に伝わり盛り塩となった。
    「ノアの方舟の不思議」
    シュメール人が、...続きを読む
  • タイムスリップ明治維新
    明治維新のころの正史を詳しくは知らないのだけれど、それでも十分楽しめる作りで、しかも文章も読みやすくてスルスルと読める。最後までスリリングな展開で飽きさせない。ただ、うららはもうちょっとガードが固くてもよいのじゃないかと思う。
  • 邪馬台国はどこですか?
    この本はジャンルとしては歴史ミステリーというらしい。
    邪馬台国は岩手にあった!とか、明治維新は勝海舟が催眠術で起こした!とか、章題だけ聞くとアホらしく思えるが、読み進めていくうちにホントかもしれないと思えてしまうところが面白かった。
    というより歴史そのものが面白いなあと感じさせてくれる作品だった。
    ...続きを読む
  • ミステリアス学園
    冒頭、主人公が読んだ唯一のミステリが『砂の器』ってところでガッツリ掴まれる(笑)。予備知識なく普通のミステリかと思って読み始めたところ、ミステリ史をおさらいできるし、最後まで凝った構造になっていて、思いがけず嬉しい誤算。
  • タイムスリップ忠臣蔵
    「猿の惑星」の犬バージョンというわけではないのだけれど、なんとなく、「猿の惑星」を思い出してしまった。

    鯨 統一郎さんの小説は、「邪馬台国はどこですか」に続いて、2冊目。今回も、歴史の勉強になった。

    次は、何を読もうか。
  • 女子大生つぐみと古事記の謎
    冒頭まだ人物描写がほぼない段階のつぐみさん大ピンチ。「そこ」までならギリギリセーフなのか。どうにも名字が読みにくい人が多くて困りました。人物表があったら確認できただろうに。とりあえず音を充てずに字の形だけで読み進める。それにしても驚きの展開と、さらに、驚きの結末は楽しめました。
  • 邪馬台国はどこですか?
    面白い。
    二人のやり取りで論理的っぽく
    説明されていくので分かった気がしてくる。
    ミステリーの謎解き重視な印象。

    歴史に興味がわく一冊。

    堅苦しい教科書よりも記憶に残ります。
  • 努力しないで作家になる方法
    "小説とは思わず、ハウツー本かと思って手にした。
    著者の自伝的小説。これは、いい物語に出合ったうれしさと、この表題が何とも言えない感動を醸し出している。
    好きで好きで仕方のないことを毎日毎日続けることで、夢が実現する。本人は好きで好きでやっていることなので、努力じゃないですよね。
    内助の功と、ひたむ...続きを読む