鯨統一郎のレビュー一覧

  • 金閣寺は燃えているか? 文豪たちの怪しい宴

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     <邪馬台国はどこですか?>シリーズのスピンオフという位置付けの作品らしいけれども、私にとっては初の鯨統一郎作品。川端康成『雪国』、田山花袋『蒲団』、梶井基次郎『檸檬』、三島由紀夫『金閣寺』の四作品について、バー<スリーバレー>を舞台にバーテンダーのミサキと大学教授の曽根原、謎の男の宮田がトンデモ珍解釈を繰り広げる。題材は面白いけれど、小説じゃなくてエッセイでもよかったのでは、とも思う。けれど、ミサキへの曽根原のよこしまな気持ちとかをギャグで書くことも作者の目的だったのかしら、とも思ったり。

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    2024年10月08日
  • ニライカナイの語り部 作家六波羅一輝の推理

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     すでに絶版。古書で購入。
    「歴史的な観光地で起きる民俗学的な彩りに満ちた事件を、恋愛模様にある若い2人によって解決に至るライトタッチのうんちくミステリー」(解説より)。

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    2025年12月07日
  • 九つの殺人メルヘン

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    小気味よく読み進められる短編集。

    短編集は苦手なんだけど、これは面白かった。
    童話の暗喩をヒントに今起きている事件を解決する、しかも現場を駆けずり回るのではなく、バーのカウンターの与太話的に進んでいく。

    少々無理があるなという章もあったけど、それでも文章の読みやすさで一気読みした。

    鯨作品は三冊目だけど、どれも好きだったな。

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    2023年10月28日
  • 歴史はバーで作られる

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    語り部となる主人公が結構上から目線でものを言っているのが気になった。自分が腰巾着のキャラが好きじゃないだけかもしれないが。

    著者の邪馬台国~にも似たような構成だが、あちらはそんな嫌みに聞こえなかったのになんでだろう。

    そもそも昔の出来事なんだからタイムマシンでもできない限り、ホントのところは分からないよなあと思う。

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    2023年07月14日
  • 文豪たちの怪しい宴

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    ネタバレ

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    子どもの頃に読んだ桜川東子シリーズが面白すぎて期待をしすぎてしまった感が否めない。
    面白いことは面白かったけど桜川東子シリーズを読んでしまうと個人的に星5までは付け難い。

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    2023年07月02日
  • タンタンの事件ファイル 横浜「佐藤さん」殺人事件

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    セリフ多めな感じなのでスイスイ読める☆横浜を舞台に、なぜか佐藤さんばかりが殺される連続殺人事件が発生し、脅迫状を受け取った女性が解決を求めてたんぽぽ探偵社、略してタンタンを訪れる…ってお話。
    平成時代なのでちょっと古いけど、押しかけ女房ならぬ押しかけ事務員のマリンが可愛い♡所長との漫才トークも良し☆
    犯人は意外と早くわかっちゃって、なぁんだつまんないかも…と思ったら騙されました!そっちかぁい!でしたf^_^;
    ちょっと足踏み状態長いけど嫌いじゃない。
    続編も楽しみ☆

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    2023年07月01日
  • ただいま家事見習い中 ハウスワーク代行・亜美の日記

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    大きな事件も起きず、軽めな印象。
    1時間半程度で読み終わった。

    亜美の前向きで正直なところは見習いたい。

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    2023年02月28日
  • タイムメール

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    人生をやり直すために過去の自分にメールが送れるという短いお話が集まった作品。各話とても短くて、深みとかあんまりないんだけど悪くはないかなという出来。最終話で、各話でのやり直しが功を奏するのだが、よくわからんかった。

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    2023年02月15日
  • タイムスリップ森鴎外

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    「えーっ⁈あの歴史上の文豪がこんなことを⁈」
    斬新な解釈、奇想天外。ケレン味溢るるトンデモ小説。しかしなかなかどうして楽しめた。
    森鴎外がタイムスリップする。そのアイデア一本勝ち。
    初めて知った作家さん。これを機に他のも読んでみよう。

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    2023年01月03日
  • 笑う忠臣蔵~女子大生桜川東子の推理~

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     同工異曲の話が6話つづく。
     第4作らしいが、以前のは読んだだろうか。1作ぐらい読んだ気がする。
     安楽椅子探偵ものには、目の前で真犯人が指摘されるカタルシスが無い。
     ヤクドシトリオによる昭和芸能史にも乗れず、マスターのボケにも僕のツッコミにも乗れなかった。桜川東子を始め、感情移入できるキャラクターも出てこなかった。
     歌舞伎について多少知識が得られたので☆三つ。

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    2022年11月23日
  • 金閣寺は燃えているか? 文豪たちの怪しい宴

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    川端康成「雪国」
    田山花袋「布団」
    梶井基次郎「檸檬」
    三島由紀夫「金閣寺」
    どれも知っているけど、深く見解を持ってこなくて、自分て浅いなーって思い知らされる一冊。
    ここまで議論できると楽しかったり悔しかったり新発見があったり…
    急に大学時代の先生が出てきたのは驚き。
    著者は色んなこと考えてるんだなー
    いつも思っても見なかったこと言い出す宮田が面白い。頭は柔らかい方が得。

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    2022年10月26日
  • 金閣寺は燃えているか? 文豪たちの怪しい宴

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    ネタバレ

    『文豪たちの怪しい宴』の続編。前作と同じスタイルで、宮田の切り口は面白いが、やはり曽根原の心の声が鬱陶しい。

    今回のテーマは四つ。
    川端康成『雪国』は怪談。
    田山花袋『蒲団』はラノベのはしり。
    梶井基次郎『檸檬』は文壇デビューへの確信。
    三島由紀夫『金閣寺』はクーデターの予告書で、自決は『金閣寺』を完成させるためのパフォーマンスだった。

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    2022年08月19日
  • 文豪たちの怪しい宴

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    ネタバレ

    『邪馬台国はどこですか?』シリーズと同じバー「スリーバレー」を舞台に、有名な文学作品に新たな解釈が加えられる。

    『こころ』は百合小説、『走れメロス』はセリヌンティウスが見た夢、『銀河鉄道の夜』は健司と父親の物語、『藪の中』は犯人が特定できる。

    バーテンダーは松永に代わり、『歴史はバーで作られる』のミサキに交代。

    急角度から切り込んでくる宮田の新説は面白い。しかし、相手の文学者で語り手でもある曽根原は居丈高で、端々にミサキを意識した心情をつぶやくのは余計。
    (地の文が中立のものと曽根原のものとが入れ替わりながら物語が進む)

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    2022年08月18日
  • 金閣寺は燃えているか? 文豪たちの怪しい宴

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    今回も楽しく読めました。「なるほど、そういう解釈か」と思わせるものばかりで、文芸評論を楽しく分かりやすく読んでいるような気に今回もなりました。ただし曽根原先生はやはり好きになりません。

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    2022年05月26日
  • 文豪たちの怪しい宴

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    首を傾げる部分はあったが(特にメロスと銀河鉄道の夜)面白かった
    歴史ものと違って文学は読んだことがあるとどうしても一家言持ってしまうところがあるので「そうかな〜…」と思いやすいかも
    漱石のこころは百合小説である説が1番好き

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    2022年05月10日
  • 文豪たちの怪しい宴

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    久しぶりに鯨先生の本を読みました。読みやすく面白いので最後まで一気読みでした。一話目の落ちはこれが正解なのではと思わせるもので満足でした。

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    2022年05月08日
  • オペラ座の美女~女子大生桜川東子の推理~

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    バー・ミステリシリーズも終わりが近いとのこと。
    読み残している本書に気付き、本屋に注文。

    バーの店主と常連2人のヤクドシトリオのしょうもない会話が中心だし、本書はオペラにこじつけてに5つの未解決事件の解明だから、間違っても本格ミステリーのはずがない。
    マスターの出鱈目ぶりはあまり気にならなかった。慣れたのか??
    撲殺、毒殺、刺殺、悩殺、絞殺と殺し方(?)が違うんのも、鯨さんの自分シバリかな。
    昭和歌謡の話題が多かったけど、もっとオジサンギャグやショウも無さが欲しいかな。
    ピンカートンの犯行説は面白かった。説得力あると思う。

    オペラなんだからワーグナーモノも欲しかったかな。

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    2022年03月20日
  • 金閣寺は燃えているか? 文豪たちの怪しい宴

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    文豪たちの怪しい宴
    邪馬台国のスリーリバー、歴史はバーでつくられるのミサキが話題にゆかりの酒とツマミを用意して、文学談義をエンジョイするというストーリー。鯨本の突拍子なさが楽しいところだが、そんなに突拍子なくもないのが、ちょっと寂しいところだが、短くてちょっと昼飯時にながら読みするのに良い感じだった。
    自分の考えと、同じ路線か違う路線かとかはともかく、一つの文学の楽しみ方だと思う。
    時代は変わるよどこまでも〜〜。
    川端康成〜雪国にかける橋
    田山花袋〜欲望という名の蒲団
    梶井基次郎〜時計仕掛けのレモン
    三島由紀夫〜金閣寺は燃えているか?
     田山花袋の『蒲団』をラノベの先駆としているのが面白かった。さらに各有名文学作品をラノベ風タイトルでクイズにするところとか、そのままゲームに出来そう。あと、
    p70
    ”「上方で使われていた掛け布団が関東に普及したのは江戸も後期になってからだ。『蒲団』で描かれた明治時代の後期にも関東では掻巻が残っていたんだろうね。」”
    私の故郷(関西)では掻巻というのはない。実際文献などでは知っていたが、実際使われているものだという認識はなかった。新潟に越してきて、普通に寝具コーナーで今も売られているのを教えてもらい、それは是非とも使わねば!と、嬉々として購入した。以来、愛用している。今では掻巻ファンとなり、色々なマテリアルの掻巻を3種類使い分けている。本書では明治の後期にも関東では残っているなどというセリフが見られるが、令和の現在でも、関東にちゃんと残っているのを声を大にして言いたい。
    というわけで、レビュー的には金閣寺に関係ないことばっかり書きました(笑)。

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    2022年03月18日
  • 文豪たちの怪しい宴

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    ネタバレ

    「こころ」はクライムノベル。
    では犯人は?その動機は?なぜ一人だけ名前があるのか?
    収録作の中ではこれが一番面白かった。
    「銀河鉄道の夜」は前々から現実で衝撃の事実を知った主人公があっけなく気持ちを切り替えて家路を急ぐのが不思議に思っていたのでそこを突っ込んでほしかった。

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    2022年02月19日
  • ただいま家事見習い中 ハウスワーク代行・亜美の日記

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    軽いタッチの作品でした。
    いろんな事件が起きるけど
    はらはらドキドキって感じではなく
    安心して読み進めることができる作品でした。

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    2022年02月14日