鯨統一郎のレビュー一覧

  • ただいま家事見習い中 ハウスワーク代行・亜美の日記

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    久しぶりの鯨統一郎。日常の、ナゾ系。ちょっとミステリーが弱かったかな。最初の先輩の小ネタが一番面白かった。

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    2018年09月10日
  • 北京原人の日

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    ある日、唐突に銀座四丁目交差点の空から軍服を着た老人が落ちて来る。北京原人の化石をポケットに忍ばせて。
    鯨氏らしい史実を巧みに絡ませた歴史ミステリ。
    昭和16年の開戦前夜、忽然と姿を消した北京原人の化石、下山事件、太平洋戦争、真珠湾攻撃、そして、第二次世界大戦の真の目的。
    どれもこれも、完全に否定しきれない要素が、もしやとも思わせながらも、いやいやまさかとも。
    読者を飽きさせぬ、筆力はさすが。

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    2018年07月22日
  • 幸せのコイン

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    「自分のポケットの小銭は、他人のポケットの大金にまさる。」-セルバンテス-
    よくある何気ないお話。ではあるが、ふと思いを馳せるという行為は悪くない。
    一つのコインを通して数々の人間のドラマが垣間見える。
    ある親子が仲違いし、父が他界。手元に残った遺産が一枚の500円玉。それある時、自動販売機を通じて、ある小学生へ。友達の金を盗んだ嫌疑をかけられ、そのコインは、またある自殺を図る男の元へ、そして、また...やがて、あの時のコインが...
    ふと、手元の小銭を見てみる。もしかしたら、その小銭は貴方が子供の頃に拾った500円玉かもしれない。
    移ろいゆく時の中で、あの時と貴方は何が変わって何が変わらずいるのでしょう。
    ふと、なんとなしに耽る。花鳥風月、時に何に救われるか分かりませんね。

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    2018年05月20日
  • タイムスリップ明治維新

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    ネタバレ

    ストーリー面白かったです。
    今風の乙女ゲームを思わせる展開でした。
    主人公の女高生の濡れ場は抵抗がありますが。

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    2018年02月20日
  • タイムスリップ信長vs三国志

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    ネタバレ

    タイムスリップシリーズ、女子高生のうららが、歴史の中へタイムスリップして大冒険。
    結構、楽しく読めて好きだったのですが、三国志時代に馴染みがないためか、漢の名前が覚えにくいためか、今作は今ひとつ入り込めませんでした。

    三国志の時代に信長が行って戦う、っていうのは面白い設定だったと思うのですが‥‥やはり、漢の時代をよく知らないのがネックでした。

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    2017年12月06日
  • タイムスリップ水戸黄門

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    鯨氏のタイムスリップシリーズ。
    今回は21世紀に現れた水戸光圀。
    政官財の癒着による、不要な公共事業をバッサバッサと斬ってゆく。

    黄門様のように、政治屋を斬ってくれたのなら、さぞ気持ち良いだろうな。

    痛快。

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    2017年09月28日
  • 九つの殺人メルヘン

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     表紙のイラストが『・・・殺人メルヘン』という題名の不気味さを醸し出している。それぞれの事件を9つの童話に当てはめて、上手に謎解きしてみせる。一話ごとにお酒についての講釈も嫌味じゃないし、バーカウンターで語られる雰囲気がとても楽しげで好ましい

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    2017年09月19日
  • 富士山大噴火

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    災害サスペンスってのは、その通りだけども江戸以来噴火していない信仰の対象にもなった霊峰富士の噴火を題材にした一冊。
    東日本大地震を経験した後に読むと、予想だにしないまさかの事態というのは、正に事実は小説よりも奇なり。
    えてして、人間の慣れとは悍ましいものですね。
    喉元過ぎれば熱さは何とやら。
    自然の力は、人の想像力を超越してゆくね。

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    2017年08月07日
  • 鬼のすべて

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    この物語は被害者を鬼に見立てた連続殺人事件を追うミステリーである。
    同時に、「鬼」にまつわるさまざまな解釈、謂れ、考察が語られている民俗本のような一面もある。
    知っているようで、誰も知らない「鬼」という存在。
    ときに忌み嫌われ、畏怖され、まるで悪の象徴のように思われている存在。
    物語は「鬼」の謎に迫りながら、ひとつの結論を提示している。
    「鬼」とはいったい何だったのか?
    ハルアキが導きだした答えは、あまりにも怖ろしいものだった。
    怖いものはたくさんある。
    けれど、この世で一番怖ろしいのは「人」だと思う。
    誰でも、何かきっかけさえあれば奥底に眠っている狂気が目覚めるのでは?と。
    ミステリーを楽しみながら、民俗学の分野である「鬼」に触れることもできる。
    1冊で二度おいしい・・・そんな物語だった。

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    2017年03月13日
  • 江古田ロック 喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿2

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    緑茶専門店、第二弾!
    昔、江古田に住んでいたことがあったので非常に気になる作品である。
    懐かしいなあ~江古田。
    相変わらずゆるいミステリであり、乗りツッコミな文章が特長だが、読んでいてとても肩の力が抜ける。
    次回も期待したい。

    第一話 『監獄ロック』
    妻の浮気を疑っていた税理士は…
    良い話。
    「ロックな人」の定義は何?

    第二話 『ロックンロール・ウィドウ』
    コンビニ違いかーーーーー!
    どうしてこのタイトルなんでしょう?
    私も山口百恵は好きですが。

    第三話 『野良猫ロック』
    それは、ちょっと八百屋お七な行動なのではないか…
    でもあるよね、「また、あの場所に行けば会えるかも」

    第四話 『ふられ気分でRock’n Roll』

    第五話 『お化けのロック』
    なるほど、な。
    一番ミステリっぽい謎解きでした。


    ところでね。
    12頁で、「やや小柄だけど、顔だけはイケメンといっていい…」と言っていた主人公、
    148頁で、「僕は冴えない見かけで」
    …
    どうなの!?
    どっちなの!?

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    2017年03月06日
  • 江古田ロック 喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿2

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    なかなかバイト君とバイトさんの仲が進展しないのがイライラするけど、やうやく少し。
    ほのぼの系の日常の謎なのだけど、ミステリ色は薄い。

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    2016年12月27日
  • タイムスリップ紫式部

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    この著者に、タイムスリップ何々という作品群があることは知っていたけれど、それぞれ独立性が高いのかなあ、と思って、この本を読んでみた。
    一条朝のころは、割と好きだからだ。

    何とか大筋の話にはついていけるけど、やはりシリーズ前作を読まないと分からない部分もある。
    一番不可解なのは、七海の存在。
    主人公香葉子や、うらら同様に現代からタイムスリップしてきた、しかも友達なのに、平安時代では彼女だけ別行動。
    薔薇という陰陽師は出てくるけど、ほかの時代でうらら達が遭っている薔薇之介って誰?とか。
    シリーズの前作には出てくるんだろうけど、シリーズの第一作がどれかわからなくて...。

    光源氏はほとんどの女性と、強引に性的な関係を持っているのはなぜか、という問題意識は面白かった。
    最初に高校の古典の授業で源氏香の実習をしていて、何という不自然な設定なんだ!と思っていたら、ちゃんと伏線になっていたのね。

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    2016年10月09日
  • 九つの殺人メルヘン

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    桜川さんが謎のまま。
    ラストが毎回一緒だけど、ねずみの件がよく解らないのだけど。。。
    でも読みやすかった。

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    2016年08月07日
  • 江古田ワルツ 喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿

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    鯨統一郎さんが、歴史ミステリをたくさん書かれているという事は知っていましたが、まだ読んだことはありませんでした。
    “まだ”ということは、そのうち読みたいリストに入っているという事で…
    なのに、その歴史ミステリを差し置いて、どうしてこの本を読んだのかというと…

    江古田に住んだことがあるからです!
    懐かしかったからです!
    大学が3つあるのは、本の中にも書いてありますが、その学生たちはおおいに「見かけによる」感じで、見ただけでどこの学生か分かってしまうんですよ(例外もありますが)
    そして、駅前の商店街も相変わらず賑わっているんですねえ~

    さて、内容は、お茶らけミステリ(あ、ダジャレ?)
    そして、最後にほんのり人情…という感じです。
    登場人物が入れ替わり立ち替わり、いちいちていねいに年齢と外見を紹介してくれるので、内容(謎解き)に大きく関わってくるのかと思って、一生懸命メモをとりましたが、そうでもありませんでした。

    それにしても、若い男性登場人物はやけに「イケメン」が多いですね。
    おっさんはハゲでデブですね。
    主人公・小林少年は、イケメンがきらいで、美人にすぐにヨロメク、そして、心の中でさんざん“ママ”の言動に突っ込みを入れながらも、いいように使われている…
    頑張れ小林少年。

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    2016年08月06日
  • 冷たい太陽

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    トリッキーな誘拐ミステリ。
    アイディアはよく、確かに終盤の謎解きは結構衝撃的。
    ただ、あまりにそれに頼り過ぎていで、ストーリーに深みがない。パズラーとして綺麗に伏線を設けながらも、人間ドラマとしてもう少し感情移入出きるものを読みたい。
    3-

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    2016年07月11日
  • 「神田川」見立て殺人 間暮警部の事件簿

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    間暮警部の事件簿シリーズ第1作で、たぶんノベルス版で読んでるはずだけど、今回は文庫版で。物語の中で登場人物が言及できない地の文にまで小ネタが満載。泉麻人による解説で、掲載誌のカラーに合わせた題材だったことを知った。

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    2016年06月13日
  • マグレと都市伝説 間暮警部の事件簿2

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    鯨作品によく出てくる表現で「あ」というのがあって、事件の真相や都市伝説の解釈として正解かどうかは細かく証拠を積み重ねないと確かには言えないけど、方向性や発想としてそれは思いつかなかった、という新鮮な驚きのような感覚が味わえる。

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    2016年03月02日
  • ミステリアス学園

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    うーん……そっちにいっちゃうか
    短編連作で、大学サークルのミス研が仲間を登場人物にしてミステリーを書いていくんだけど、毎回誰かが死んで人が減っていくにも関わらず、次回の話ではその人は架空の人物にされている……というのがずっと続く
    そして誰もいなくなった。の変形バージョンかな
    でも、オチがそっちかー……と思ってしまった

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    2016年02月14日
  • みなとみらいで捕まえて

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    ギャグだった
    短編の連作で、一応ミステリーではるけど、基本ギャグテイスト
    登場人物の名前からしておかしい。

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    2016年02月13日
  • ミステリアス学園

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    非常にトリッキーな構成は作者の面目躍如。メタミステリでありながら超有名な作品を想起させる。「本格ってなに?」という質問へのガイドブックではあるが、ミステリ部分の筋が初心者に読ませるにはトリッキーに過ぎるだろう。本格ファンが読んで楽しみ、本格・ミステリについて人に説明するための種本には適。7.0

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    2015年12月19日