鯨統一郎のレビュー一覧

  • タイムスリップ紫式部

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    この著者に、タイムスリップ何々という作品群があることは知っていたけれど、それぞれ独立性が高いのかなあ、と思って、この本を読んでみた。
    一条朝のころは、割と好きだからだ。

    何とか大筋の話にはついていけるけど、やはりシリーズ前作を読まないと分からない部分もある。
    一番不可解なのは、七海の存在。
    主人公香葉子や、うらら同様に現代からタイムスリップしてきた、しかも友達なのに、平安時代では彼女だけ別行動。
    薔薇という陰陽師は出てくるけど、ほかの時代でうらら達が遭っている薔薇之介って誰?とか。
    シリーズの前作には出てくるんだろうけど、シリーズの第一作がどれかわからなくて...。

    光源氏はほとんどの女性

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    2016年10月09日
  • 九つの殺人メルヘン

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    桜川さんが謎のまま。
    ラストが毎回一緒だけど、ねずみの件がよく解らないのだけど。。。
    でも読みやすかった。

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    2016年08月07日
  • 江古田ワルツ 喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿

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    鯨統一郎さんが、歴史ミステリをたくさん書かれているという事は知っていましたが、まだ読んだことはありませんでした。
    “まだ”ということは、そのうち読みたいリストに入っているという事で…
    なのに、その歴史ミステリを差し置いて、どうしてこの本を読んだのかというと…

    江古田に住んだことがあるからです!
    懐かしかったからです!
    大学が3つあるのは、本の中にも書いてありますが、その学生たちはおおいに「見かけによる」感じで、見ただけでどこの学生か分かってしまうんですよ(例外もありますが)
    そして、駅前の商店街も相変わらず賑わっているんですねえ~

    さて、内容は、お茶らけミステリ(あ、ダジャレ?)
    そして、

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    2016年08月06日
  • 冷たい太陽

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    トリッキーな誘拐ミステリ。
    アイディアはよく、確かに終盤の謎解きは結構衝撃的。
    ただ、あまりにそれに頼り過ぎていで、ストーリーに深みがない。パズラーとして綺麗に伏線を設けながらも、人間ドラマとしてもう少し感情移入出きるものを読みたい。
    3-

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    2016年07月11日
  • 「神田川」見立て殺人 間暮警部の事件簿

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    間暮警部の事件簿シリーズ第1作で、たぶんノベルス版で読んでるはずだけど、今回は文庫版で。物語の中で登場人物が言及できない地の文にまで小ネタが満載。泉麻人による解説で、掲載誌のカラーに合わせた題材だったことを知った。

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    2016年06月13日
  • マグレと都市伝説 間暮警部の事件簿2

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    鯨作品によく出てくる表現で「あ」というのがあって、事件の真相や都市伝説の解釈として正解かどうかは細かく証拠を積み重ねないと確かには言えないけど、方向性や発想としてそれは思いつかなかった、という新鮮な驚きのような感覚が味わえる。

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    2016年03月02日
  • ミステリアス学園

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    うーん……そっちにいっちゃうか
    短編連作で、大学サークルのミス研が仲間を登場人物にしてミステリーを書いていくんだけど、毎回誰かが死んで人が減っていくにも関わらず、次回の話ではその人は架空の人物にされている……というのがずっと続く
    そして誰もいなくなった。の変形バージョンかな
    でも、オチがそっちかー……と思ってしまった

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    2016年02月14日
  • みなとみらいで捕まえて

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    ギャグだった
    短編の連作で、一応ミステリーではるけど、基本ギャグテイスト
    登場人物の名前からしておかしい。

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    2016年02月13日
  • ミステリアス学園

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    非常にトリッキーな構成は作者の面目躍如。メタミステリでありながら超有名な作品を想起させる。「本格ってなに?」という質問へのガイドブックではあるが、ミステリ部分の筋が初心者に読ませるにはトリッキーに過ぎるだろう。本格ファンが読んで楽しみ、本格・ミステリについて人に説明するための種本には適。7.0

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    2015年12月19日
  • タンタンの事件ファイル3 馬車道「斉藤さん」殺人事件

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    ネタバレ

    知識先生もとうとう職員にwww
    仕切ってるのはマリンちゃんですよね^^^^
    力関係ではマリン>知識>翔太ですよね^^^^

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    2015年10月12日
  • ミステリアス学園

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    ネタバレ

     バカミスの大家、鯨統一郎による連作短篇集。第1章では本格ミステリの定義が語られ、それ以降も「トリック」「嵐の山荘」「密室講義」「アリバイ講義」「ダイイング・メッセージ講義」「意外な犯人」など、短篇ごとにミステリの要素をテーマにした物語が展開されていく。各章は独立した短篇ながら、登場人物にはつながりがあり、前の章で殺された人物がフィクションとして扱われるなど、独特なストーリー展開が特徴だ。ミステリアス学園のミステリ研究会のメンバーが、一人ずつ減っていくという「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせるプロットが進む中、途中でその仕掛けすら意表をついて変化する。
     個々の短篇の完成度は高いとは言えな

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    2015年10月11日
  • 笑う忠臣蔵~女子大生桜川東子の推理~

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    主人公による歌舞伎の演目の新解釈が、面白かったです。
    知らなかったトリビアもあったりして、まだまだ知らない事が沢山ある歌舞伎って、やっぱり凄いな、と。

    マスターのいらない話に思うことは、他の登場人物のリアクション同様だったのには、読みながら笑っちゃいました。

    歌舞伎入門の書として、オススメしたい一冊です。

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    2015年10月03日
  • とんち探偵・一休さん 謎解き道中

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    建物消失などの大がかりな物理トリックと、事件の捉え方を変えて真相を浮かび上がらせる心理トリックの側面もあり、全体はユーモア・ミステリで読みやすい。解説で柄刀一も言っていたが、文章への高い意識がうかがえて、ウィンクの描写がすごい。

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    2015年08月20日
  • 幸せのコイン

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    文章のテンポがあまり良くなくて、特に会話の部分、なんだか流れるような感じがしない。
    オムニバスで最後に一つに繋がるのはいいんだけど、一つ一つの短編がイマイチ。
    よくもなく悪くもなく…。鯨さんということで期待しすぎました。

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    2015年07月09日
  • 狂おしい夜

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    暴漢に襲われ、記憶を失った女性に
    次々と「恋人」や「夫」と名乗る男が現れる。
    さらに、主人公を婚外子として認知した大金持ちの、
    遺産相続も絡んできな臭い話が展開していく...

    という粗筋だが、何というか...赤川次郎ばりに
    次から次へと「これでもか」と事件が起きる
    「怒濤の展開」(^ ^;

    これを鯨氏独特の文体で書かれると、
    何とも不思議な魅力のある作品に仕上がる。

    鯨氏の書く本は、誤解を恐れずに言うと
    「粗筋を読んでる」っぽい印象を受ける。

    登場人物のセリフがとてもあっさりしていて、
    心象の補足や、時にツッコミを地の文で入れる、
    という文体がそういう印象を与えるのだろうか。

    セリフ

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    2015年06月18日
  • 努力しないで作家になる方法

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    タイトルで判断すると失敗します。著者の私小説と言えば言い過ぎかもしれませんが、一番適当な表現だと思います。デビューまでの紆余曲折が描かれています。テンポよく、共感しやすい内容です。奥様がステキです。たくさんの本が出てきますので、読書を刺激します。

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    2015年05月06日
  • 月に吠えろ! 萩原朔太郎の事件簿

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    萩原朔太郎が探偵役、室生犀星が助手役で出てくる軽く読める短編ミステリ。
    有名な詩人や小説家が出てくる。
    七話の彼はやっぱりかの有名な名探偵の彼かな…??

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    2015年05月05日
  • タイムスリップ明治維新

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    おかげさまで明治維新がよく分かるようになりました。嘘です。やっぱり『竜馬がゆく』を読まなきゃいかんぜよ。

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    2015年04月26日
  • 浦島太郎の真相~恐ろしい八つの昔話~

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    ネタバレ

    各章の半分以上を占める昭和の小ネタ。対象世代が極めて限定的なので、膝を打って楽しめる人は少ないだろう。その小ネタもまた「昔話」である、というオチ。気軽に読めるが、昔話の新解釈も含めて、どうしてもデビュー作を超えてはこない。6.0

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    2015年04月23日
  • なみだ研究所へようこそ!―サイコセラピスト探偵 波田煌子

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    どこまで本当の精神分析の適用された推理なのだろうか…
    とそんなことよりもこの前に読んだフロイトの後が偶然この本を読んだ事に驚き‼︎

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    2015年04月04日