【感想・ネタバレ】猿蟹 saru・kaniのレビュー

あらすじ

騙した奴から奪い取れ! コンゲーム小説。

蟹江静子は、老人ホームに入るために貯めた1千万円を、遠藤を首領とする詐欺グループに騙し取られてしまった。それを知った八原みちるは、蟹江に金を取り返そうと提案する。みちるは、以前悪人をターゲットにして金を奪っていた詐欺師だった。
昔の仲間を集めて動き出したみちるが、遠藤に持ちかけるのは投資事業。バイオ発電に金を出させて、遠藤の分も奪おうと言うのだ。そこに、みちるを昔から追う警視庁の染田刑事が身辺を嗅ぎ回ってきた。さらに、謎の女性“河原崎聖子”が登場! 一体勝つのは誰なのか。
ミステリー界の奇才による、書き下ろしコンゲーム小説!

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Posted by ブクログ

鯨さんの持ち味だと思うけれど、会話文でするする進むので油断しているとまんまとやられる。計画がすんなり行き過ぎるように思うのだけれど、すんなりいかないと長くなっちゃいそうで、それはそれで読みやすさが減じてしまうか。

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2021年08月29日

Posted by ブクログ



老人ホームに入居する為に、七十路の老体に鞭打ち、清掃の仕事をし、切り詰めて切り詰めて、爪に火を灯す思いで貯めた一千万円。
しかし、詐欺グループに搾取されてしまう。
蟹江の婆さんを助けるべく、主人公みちるは立ち上がる。老人ホームで働く若きみちる。かつて、伝説の詐欺師と呼ばれた。昔の詐欺仲間を集め、詐欺集団から詐欺して、分捕り返す。
コンゲーム小説。
うーん、鯨氏らしくないというか。スピード感はあるんだけど、本作はやや物足りなかったかな。

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2019年07月15日

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