鯨統一郎のレビュー一覧

  • 浦島太郎の真相~恐ろしい八つの昔話~

    Posted by ブクログ

    桜川東子シリーズ、第2弾。

    前回シリーズに引き続き、設定は同じ。
    題材は日本の民話に変更。
    これまた興味深い。
    民話の裏の意味を元に事件を解決。
    読みやすい。

    ヤクドシトリオの裏設定がちょっとよく伝わってこないのが残念。
    前回からそう時間は経っていないはずだけど、出所したの?

    0
    2020年01月27日
  • 九つの殺人メルヘン

    Posted by ブクログ

    桜川東子シリーズ、第1弾。

    いわゆる安楽椅子探偵モノ。
    ヘンゼルとグレーテルなど、有名な九つのメルヘンを参考に、迷宮入りしそうな事件を解き明かす。

    短編集でとても読みやすい。
    キャラも立ってるし、取り上げる題材も興味深い。

    ヤクドシトリオ、同い年…

    0
    2020年01月27日
  • 文豪たちの怪しい宴

    Posted by ブクログ

    2022.11.19 再読
    再読しました。
    以前に読んでいるので、まあ、大体内容を把握したうえで読み返したところです。各編で導かれる結論については、このシリーズですし、それも一応聞いておきましょうか、アハハ、という感じで楽しいのは変わりありません。今回自分で驚いたのは、そこに至るための疑問(謎)の提示でした。なるほど、確かにこの点については古くから論じられているけれど、一定の読み方は提示されるに至っていないかも、ということを確認しました。改めて、名作と言われる作品の奥の深さを、ミサキさんの指摘により首肯したところです。
    軽い本なので、再読、三読はあるのか、と思っていましたが、再読してもとても楽

    0
    2020年01月12日
  • 文豪たちの怪しい宴

    Posted by ブクログ

    初めて鯨さんの作品を読んだのでまだよく作風がわからないのですが、面白かった。軽い読み物なんですが、文芸作品が題材になっていると俄然興味が湧きます。古典(もはや古典でしょう)が苦手でもさわりに触れられる満足感があるんじゃないかなと思う。実際また読もうかなって思えたし、これシリーズになっているといいんだけど。『藪の中』がとりあげられていたのでなぜかたかまりました。

    0
    2020年01月07日
  • タイムメール

    Posted by ブクログ

    設定も面白いし、いくつかいい話もあった。もう少し、全てのエピソードが繋がって最後の結末になれば、よかったなあ。映画とかになりそう。

    0
    2019年05月03日
  • ただいま家事見習い中 ハウスワーク代行・亜美の日記

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公の真面目で明るく、人に対しての優しい眼差しに好感を持った。
    ただ、はなし口調が続くことが多くすぐに読み終えてしまい…。
    この内容だと続編もできそう。期待。
    第3章の料理のかきくけこ、認知症ではと疑われた老人が、少年を暖かく見守り応援する話は面白かった。

    0
    2019年02月22日
  • ただいま家事見習い中 ハウスワーク代行・亜美の日記

    Posted by ブクログ

    私には久々の鯨氏作品(^ ^
    短いセリフを主とした相変わらずの独特な文体で、
    まるで「粗筋を読んでいるかのように」さくさく読める。

    主人公は苦学する二十歳の女子大生。
    バイトで「派遣家事代行」の仕事をすることに。
    行く先々でもオフィスでも起こる様々なトラブルを、
    持ち前の明るさけなげさ正直さで乗り越えていく。

    鯨氏作品の特徴で、本当に必要最低限の情報しかない(^ ^;
    なので、脳内で色々と「演出して」楽しむことができる。
    また色づけしやすいという意味では、氏の作品が
    テレビ化されることが多いのもうなずける(^ ^

    不思議な読後感は、なかなか伝えようが無い(^ ^;
    基本はハッピーエンドで

    0
    2018年11月29日
  • 女子大生つぐみと古事記の謎

    Posted by ブクログ

    なぜ神武天皇は東征をしたのか。
    神武天皇を始め初期の天皇は架空の存在だと言われている。しかし、そこには元になった出来事があると。根幹となる部分はかなりのネタバレになってしまうのでここで書くわけには行きませんが、そんなとんでも説があったとは驚き。調べてみると、実際にそういう都市伝説的なことが言われているんですね。もしそうだったら熱い・・・都市伝説ファンとしてもこの本は楽しく読めます。
    ただ女子大生つぐみを巡る事件は正直「コレ、いる?」という形。ひらめきについても唐突感あります。ハラハラドキドキ感はそこまでいらなかった気がします。

    0
    2018年07月12日
  • 歴女美人探偵アルキメデス

    Posted by ブクログ

    推理はそれほどでもないんだけど、会話が好きなんだよねえ。このシリーズ。静香の、ちょっと抜けてるところがいいなあ。

    0
    2017年11月17日
  • タイムスリップ信長vs三国志

    Posted by ブクログ

    相変わらずの面白さ。ありえない設定だけど、随所にいつものダジャレギャグが入っていて、ファンには嬉しい。三国志の勉強にもなったよ。

    0
    2017年11月04日
  • 江古田ワルツ 喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿

    Posted by ブクログ

    「バカミス」と言うほどでも無いが、
    鯨氏らしいアホらしさ炸裂(^ ^

    どうやら「ナミダキラコシリーズ」の延長線上。
    今回はフカカイな喫茶店のオーナーとなっている。
    そこで働くバイト君目線が一人称。

    鯨氏お得意の「地の文でのツッコミ」満歳(^ ^
    電車で何度も吹き出しそうになった(^ ^;

    短編集で、喫茶店の「常連さん」たちを中心に
    うだうだだらだらしたストーリーが展開。
    最後の最後、こんなにあっけない
    「一冊の本の終わり方」は、衝撃的ですらある(^ ^;
    余韻とか、ゼロ(^ ^; むしろ潔い(^ ^;
    週刊誌連載で、エピソードが一段落して、
    さて、来週から新章が始まるんだな、くらい(^

    0
    2016年09月05日
  • 鬼のすべて

    Posted by ブクログ

    民俗学好きにはたまらない。
    鬼って何って、初めて考えた。
    謎解きもおもしろかった。
    怪しい人物が多すぎて、みんな犯人に見えた。

    0
    2016年07月13日
  • 邪馬台国殺人紀行 歴女学者探偵の事件簿

    Posted by ブクログ

    他の作品に登場する美人キャラ揃い踏みの鯨版『アベンジャーズ』的な連作。その3人の中であの人物が狂言回しを担っているのが、このシリーズの独自性。『Qさま』才女トリオの三浦奈保子さん、松尾依里佳さん、村井美樹さんで実写化希望。

    0
    2016年06月13日
  • ふたりのシンデレラ

    Posted by ブクログ

    離れ小島で行われた劇団の合宿の中で事件は起きた。劇の主役を巡って争っていた女優2人のうち、1人は火傷を負い記憶喪失で発見され、もう1人は遺体になっており、役者が1人姿を消した…

    古典ミステリ「シンデレラの罠」を先に読んでいると感動がもっと大きかったんだろうなあ、と自分の知識不足を感じた。1人8役、という「離れ業」としか表現できないオチ。

    ミステリをかじった人なら、事件の場面で「あーこれは定番のあのパターンだよなあ」までは想像がつくと思うけれどその後に描かれる真相までたどり着ける人はなかなか居なかったのでは。

    0
    2016年05月09日
  • 江古田ワルツ 喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿

    Posted by ブクログ

    面白かったです!日本茶専門の喫茶店を舞台にした安楽椅子探偵もので、探偵役は喫茶店のママです。このママが良い意味でかなりのくせ者。バイトの女の子にしか見えない外見でトンチンカンな発言を繰り返しながら、要所で名推理が炸裂。新しくバイトに入った青年(少年と呼ばれてるけど)、小林くんも一目置き始めるのでした。その小林くん、お店の常連さん、そしてママ(とゲスト枠含めた女性陣)の掛け合いが楽しいお話です。ひとつぶの涙シリーズは他にもあるようなので、読んでみたいと思いました。

    0
    2016年04月05日
  • 大阪城殺人紀行 歴女学者探偵の事件簿

    Posted by ブクログ

    アルキ女デスの女性3人の会話も楽しいし、歴史についてのあれこれを読むのも楽しい。
    歴女のはしくれとして、うん、知ってる!というのが出てくるとなんだか嬉しくなるし。
    織田信長派の私としては、彼以降のお城の話ばかりなのが、少し残念ではあったかな。

    0
    2016年03月14日
  • タイムスリップ森鴎外

    Posted by ブクログ

    そのまんま、森鴎外がタイムトリップして平成の世の中に来てしまうお話し。
    鴎外の順応の早さにはびっくりだけど、色々な文豪の話なんかが出てきて面白かった。
    ただ、ストーリーは途中から強引過ぎて、思い込み激しすぎるだろーとツッコミを入れたくなる。

    0
    2016年02月13日
  • タイムスリップ森鴎外

    Posted by ブクログ

    期待せずにひょいと買って読んだのですが、意外とおもしろかったね!奇天烈やなぁ実に奇天烈だぁって思いながら読んでたらいつの間にか終わってたよ。
    読んでみたい小説がたくさん出てきたので、それを買いにいくよ。タイムマシンでね。

    0
    2015年11月09日
  • 歴史バトラーつばさ 神話ゲーム

    Posted by ブクログ

    鯨さんの安定感がある一冊。ですね。
    ヒミ女の謎が解けていないということは、しばらくシリーズとして続いていくということなのでありましょう。
    新説をウホホと楽しむ作品でありましょう。
    だから、ちょっと待って、ということはもちろんあるのだけれども、スピード感に乗って、そうだよね~、と自分を納得させつつ、迷いをさしはさまないように読んでいくのが面白いのです。
    勢いに乗って次作を読みたい。
    次はいつ出るのでしょうか。

    0
    2015年09月04日
  • タイムスリップ釈迦如来

    購入済み

    映像でみたい作品

    絶対に怒られるが映像でみたい作品
    やはり主人公視点は楽しい
    森鴎外と本作おすすめ

    0
    2015年06月19日