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Posted by ブクログ
この物語は被害者を鬼に見立てた連続殺人事件を追うミステリーである。
同時に、「鬼」にまつわるさまざまな解釈、謂れ、考察が語られている民俗本のような一面もある。
知っているようで、誰も知らない「鬼」という存在。
ときに忌み嫌われ、畏怖され、まるで悪の象徴のように思われている存在。
物語は「鬼」の謎に迫りながら、ひとつの結論を提示している。
「鬼」とはいったい何だったのか?
ハルアキが導きだした答えは、あまりにも怖ろしいものだった。
怖いものはたくさんある。
けれど、この世で一番怖ろしいのは「人」だと思う。
誰でも、何かきっかけさえあれば奥底に眠っている狂気が目覚めるのでは?と。
ミステリーを楽しみながら、民俗学の分野である「鬼」に触れることもできる。
1冊で二度おいしい・・・そんな物語だった。
Posted by ブクログ
2008/4/13 アシーネダイエー甲南店にて購入
2011/1/3~1/4
警視庁捜査一課の刑事・渡辺みさとは待ち合わせていた友人の若江世衣子の死体を発見する。世衣子の死体は首を切られ鬼に見立てられていた。その後、鬼を名乗る犯人からの犯行声明が届く。みさとは警察内の友人や「日本から鬼を消す」といって警察をやめたハルアキ(この名前も隠された意味があったのね)らとともに鬼を追い詰めていく。果たして鬼の正体は?
最後には鯨氏らしい歴史解釈(鬼の正体の推理)も含めて、気軽に読めるミステリ。ただ、警察が一般人に話を聞いてる途中、普通にタバコを吸うシーンがあるが、ちょっと違和感。本当の警察もタバコを平気で吸うのか?
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小説・文芸
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