鯨統一郎のレビュー一覧

  • ミステリアス学園

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    ミステリアス学園ミステリー研究会のメンバが巻き込まれる殺人事件を綴った短編連作。どんどん先に進むごとに前の話の真実が明らかになっていって…という形式は折原一の天井裏の散歩者を思い出した。あれちっとも面白くなかったけど。そしてこの本もストーリーだけで言ったら全然面白くないけど。
    面白かったのはミステリについてのうんちく部分。いろんな作家の名前が出てきたけど半分くらいしかわからなかった。読んでみたいなーという気になりました。

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    2012年06月11日
  • 京都・陰陽師の殺人 作家六波羅一輝の推理

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    ネタバレ

    遠野の事件もようやく「本」にできました
    作家、六波羅一輝先生の名推理に、事件の
    依頼が来ることも?

    今回は京都の陰陽師の話です
    警視庁のヘンな刑事が沸けわからんけど
    面白かったですよ!

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    2012年05月16日
  • タイムスリップ森鴎外

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    タイムスリップネタを用いた鯨統一郎独特のペースのタイムスリップシリーズ第一弾!!

    この本が面白いと思える人は鯨作品と相性が良いはず。

    どんどん鯨ワールドにのめりこんで行こう。

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    2012年04月30日
  • なみだ研究所へようこそ!―サイコセラピスト探偵 波田煌子

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    波田煌子シリーズの第一弾。
    サイコセラピストと探偵というトンデモな設定が良いです。
    残念ながら実際のメンタルクリニックはこんな感じではありませんが、憎めないキャラクターがこの無鉄砲な設定を容認させているんだと思います。
    波田先生のトンデモな推理も可愛くて面白くてちょっとほんわかする推理小説(?)です。

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    2012年02月08日
  • 九つの殺人メルヘン

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    グリム童話を解き明かしつつ、推理する女子大生の話。
    グリム童話の解釈も面白く、それを推理に絡めた所が良かった。
    最後の落ちはちょっと意外だった。

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    2012年02月05日
  • とんち探偵・一休さん 金閣寺に密室

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    20120201
    面白かったー
    ひそかむろって響きがなんとなく好き。
    一休のとんち部分が解決されるのでそれも面白いです。
    もっとユーモアっぽい話かと思ったら、本気だったので、
    すごく読み応えがありました。
    あまり歴史物を読まないのですが、
    史実に沿って物語になっているのはロマンがありますね。

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    2012年02月01日
  • タイムスリップ明治維新

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    人切り半次郎を「半ちゃん」と呼び坂本龍馬を「坂本ちゃん」と呼び、やる気のない龍馬に司馬遼の「竜馬が行く」を読ませて発奮させる。こんなに適応力のある女子高生がいるだろうか!?ケン・グリムウッドが読んだら卒倒する時間SFの怪作である。ちょっとだけ森鴎外が出ているのが楽しい。

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    2011年12月20日
  • 浦島太郎の真相~恐ろしい八つの昔話~

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    「本当は恐ろしいグリム童話」の類似企画かと思ったら、
    ちょっと違うけど、まあ、そんなものだった。

    カバー裏で、著者が語っているとおり、

    昔のテレビ番組の話
    おとぎ話の考察
    推理小説

    なパートが、お互い無関係に出てきます。

    「浦島太郎」の原初からの変遷。

    自分も、桃太郎の年老いた母親のことは、気になっていた。
    息子が海で行方不明になって、福祉も充実していなかった時代に、
    どれほど心細い想いで息子の帰りを待っていたのだろうか?
    と。

    「桃太郎」と「オズの魔法使い」の類似性。

    カチカチ山のウサギは、通常のウサギのイメージとはかけ離れているという指摘。

    などなど、おとぎ話に関する薀蓄と

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    2011年12月14日
  • なみだ研究所へようこそ!―サイコセラピスト探偵 波田煌子

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    鯨先生の色々な言葉が最後にすべてつながる世界です
    素人の先生を批判する若きマツモトキヨシ
    であるが、問題の本質を解きほぐし、解決するのは
    やはりナミダキラリ先生なんですよね~

    絶対面白い!

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    2011年09月17日
  • 浦島太郎の真相~恐ろしい八つの昔話~

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     やっぱり様式美が忘れられなくて読んでしまった。いつもながらに面白いなぁ。
     40ページのうちの大部分を昭和時代のアニメや映画やテレビの思い出話で埋め、さらに(今回は)日本酒と肴のうんちく。さらに20ページを使って昔話の秘密に迫って、事件そのものはラスト5ページで決める。

     いやぁ、いいなぁ。切れ味が良い。思い出部分は懐かしいし(今回は自身の神田川小説をバカミスと称する味もあった)、うんちくは勉強になるし、昔話の秘密は本当にな~るほどと思わせる説得力と明快さを併せ持つ。

     事件の解決そのものは、限られた条件のもとで精いっぱいの展開を見せる。いやぁ、何度も書くけれど面白い。

     さらに今回は

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    2011年09月03日
  • ミステリアス学園

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    ミステリーについて深く知りたい人に分かりやすく物語調で教えてくれる一冊です。

    次に何を読もうか迷ったらこの本を読み返そうと思います。

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    2011年08月19日
  • マグレと都市伝説 間暮警部の事件簿2

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    80年代の歌謡曲による見立て殺人
    そして・・・都市伝説風味

    相変わらず、自分ルールでコメディ
    推理小説を書いています

    年代が・・・ど真ん中!

    懐かしい

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    2011年07月28日
  • 京都・陰陽師の殺人 作家六波羅一輝の推理

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    鯨作品の中ではシリアスなトーン。トリックは多少無理あるが、事件そのものは面白い。このシリーズの他の作品も読みたい。

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    2011年06月24日
  • 浦島太郎の真相~恐ろしい八つの昔話~

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    『九つの殺人メルヘン』の日本の民話版。
    今シリーズの方が、最初の駄弁→民話→事件→謎解きの流れが見事で、さらに最初のテレビの話題までもが事件とリンクしていたという驚きがある。

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    2015年02月18日
  • 富士山大噴火

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    いちおうSFに分類してみたけど、今読むと妙にリアルで、あるときSFじゃなくふつうの社会小説になったらどうしようという感じ。
    例によって噴火や地震にまつわる蘊蓄も全開。少し笑える要素もほしいところだけど、題材が題材だからむずかしいか。
    政府がしっかりしていて、首相が行動力あって、それが一番リアリティの薄いところかもしれない(^_^;;

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    2011年05月24日
  • 北京原人の日

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    北京原人の骨が紛失したというのは史実なんですね。それも知らなかったけれど、下山事件など戦後のいろんな事件とからんでスケールの大きな、でも少しあり得なさそうな事件が展開していく。まさしく鯨ワールド。文章もテンポがよくて、先へ先へといざなわれるので、たちまち読み終えてしまいました。

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    2011年05月22日
  • タイムスリップ森鴎外

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    ネタバレ

    この人の本、前にも読んだ気がするんだけど、思い出せません。

    ストーリーが面白いです。
    森鴎外がタイムスリップして現代の渋谷に来ちゃうところから始まって。
    助けてもらったのが、現役女子高生。
    ギャルなんですよ。
    モリリンって名前にされちゃう。
    でも、大正11年に生きてた人が、現代に来ちゃうとこうなっちゃいます?っていうのが、読んでてほんと、面白かった。

    歴史が違ってきてしまうのをどう描くのか?と思ってたら、ありがちな展開だったので、そこはなーんだって気はしましたけど、それが気にならなくなるくらい、面白かったです。
    歴史というか、森鴎外の勉強にもなったし。
    ジオシティーズとか出てきちゃうのが、

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    2011年02月16日
  • マグレと都市伝説 間暮警部の事件簿2

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    久々に「鯨節」で笑かしていただきました(^ ^

    今回は口裂け女だの耳から出る糸だのという
    「都市伝説」にまつわる事件が続く。

    探偵事務所に勤める主人公の独白で進み、
    いつもながらにアヤシさ百万点の
    マグレ警部と矢田貝秘書(?)が
    話をメチャクチャにしつつ強引に「解決」、
    というお決まりのパターン。

    さらに今回は昭和の歌謡曲メドレーが絡み、
    小泉今日子やら中森明菜、近藤マッチなど
    懐かしのヒット曲がずらずら出て来る。

    さらに今回は主人公の「兄」が登場。
    この兄なる人物が、昭和の歌謡曲の研究家という
    あまりにもご都合主義な人物設定(^ ^;

    この兄が、マグレ警部の「ヒントとも思えない歌声

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    2011年01月19日
  • 九つの殺人メルヘン

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    探偵役の桜川東子、私は好きです。謎解きは的確で納得できる。「厄年トリオ」の会話のテンポも良く、楽しい作品です。

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    2010年10月17日
  • ミステリアス学園

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    ミステリー初心者から、どっぷり浸かった方まで、楽しく学べるミステリー教本。

    としても楽しめる連作メタミステリー。

    と捉えて良いのか?ミステリアスなカタルシス。


    気になった方は袋とじを破らず、レジに直行だ!(注:本作に袋とじはありません。念のため。。。)

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    2010年08月24日