【感想・ネタバレ】タイムスリップ紫式部のレビュー

あらすじ

古典の授業中、教師に鞭で打たれた本間香葉子は、そのショックで平安時代にタイムスリップ。『源氏物語』の作者・紫式部の身体に宿ってしまう。さらに、折りも折り、時の最高権力者・藤原道長が殺害される事件が発生。紫式部こと香葉子は、ライバル・清少納言とともに下手人探しを依頼される。果たして真相は?(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

女子高生が紫式部の身体にタイムスリップし、藤原道長殺害の真相を探るという突拍子もない設定だけど、『源氏物語』のストーリーがサラッと学べる。
シリーズを読まずに本書だけをいきなり読むと許容できないかもしれない。

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2025年06月24日

Posted by ブクログ

この著者に、タイムスリップ何々という作品群があることは知っていたけれど、それぞれ独立性が高いのかなあ、と思って、この本を読んでみた。
一条朝のころは、割と好きだからだ。

何とか大筋の話にはついていけるけど、やはりシリーズ前作を読まないと分からない部分もある。
一番不可解なのは、七海の存在。
主人公香葉子や、うらら同様に現代からタイムスリップしてきた、しかも友達なのに、平安時代では彼女だけ別行動。
薔薇という陰陽師は出てくるけど、ほかの時代でうらら達が遭っている薔薇之介って誰?とか。
シリーズの前作には出てくるんだろうけど、シリーズの第一作がどれかわからなくて...。

光源氏はほとんどの女性と、強引に性的な関係を持っているのはなぜか、という問題意識は面白かった。
最初に高校の古典の授業で源氏香の実習をしていて、何という不自然な設定なんだ!と思っていたら、ちゃんと伏線になっていたのね。

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2016年10月09日

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