早坂隆のレビュー一覧
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チャウシェスクによる独裁政権時代
誰もが貧しい暮らしを強いられる中
「国力とは人口なり」
と唄われ
中絶や避妊が非合法とされた。
時代に生まれた子ども達
は「チャウシェスクの子」と呼ばれ多くは貧しさから親に手放され孤児院へ行くことを余儀なくされたり
ストリートチルドレンとしての生きていくことになった。
彼らが生活する劣悪な環境ではあどけなさが残る子どもであっても
生きるために犯罪に手を染め、シンナーに手を出してしまう悲しい現実がありました。
この本は彼らの生活をうまく切り出しさらにルーマニアの社会情勢を重ね合わせ生々しく現実を描いたルポルタージュだと思 -
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日本人が、世界からどのように見られているかのジョークを集めた続編。今作は、前作のような日本人のステレオタイプに対するジョークではなく、どちらかというと時事ネタ(しかもかなり新しい)が多数。なので、笑いの度合いも前作に比べて弱め、というか、軽めのように感じます。
例えて(?)言えば、前作は思わず笑ってしまいそうなネタが多数あったので、電車の中で読むのは少々気が惹けたのですが、今作は口元に笑みを浮かべる程度のものですので、読書の場所を選ばないかもしれません。
今作を読んで思ったことは、ジョークのネタ云々より、著者の考えや思考といったものが、非常にニュートラルである、ということ。やはり、世界中を旅 -
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『続・世界の日本人ジョーク集』(早坂隆、2009年、中公新書ラクレ)
本書は前作『世界の日本人ジョーク集』(2006年)の続編です。2006年から2009年にかけて、金融危機や日本の相次ぐ首相交代などが起こりましたが、本書はそれらを踏まえた内容となっています。前作と同じく本書でも、それぞれのトピック(後述)に関する日本に関するジョークと早坂氏の分析・解説とで構成されています。日本は世界からどのように思われているのかということを、日本の技術力、日本的経営、グローバライゼーション、世界史、スポーツ・食、日本人の国民性の観点から解説しています。
特に欧米の外国人と会話をするときは、ジョークなどの -
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世界の日本人ジョーク集 ・ 世界反米ジョーク集 と読んでおもしろかったので,読みました。この本ももちろんおもしろかったです。
おもしろいだけではなく,紛争地について勉強にもなります。
紛争地でもこのようなジョークで笑っているのですね。
声を出して笑ったもののなかからいくつかピックアップします。 もっとほかにも笑えるのがたくさんありますよ。
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イラク
[誘拐事件]
ある時、サダム・フセイン大統領が何者かによって誘拐され -
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読書のスイッチが一気に色々読みたくなったところですが、心にグッとくる系が続いたので息抜きがてら手に取った一冊。
過去にも同じ著者の本で世界のジョーク集を読みましたが、今回は日本人をテーマにしたものばかりが集められています。
過去に見たことがあるものも多かったですが、AIをネタにしたものなど時代を感じさせるものもあり興味深かったです。思わず吹き出しちゃうものもちらほら。
年代別のジョーク集とかがあると、よりその変遷が感じられて面白いかもしれません。
、、、とここまで書いて、前回(7ヶ月前)読んだジョーク集の感想を読み返したところ、「重厚な小説を読み続けていたので、箸休め的な一冊として手に取りま -
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海外のお客様との話のネタにと、時々この手のジョークに関する本を読んでいる。エスニック・ジョークはリスキーだけど、お金にまつわる話は万国共通のようで、エスニック感が出るのはユダヤ人とスコットランド人くらいだろうか。
この本の中では、次の話が一番面白かった。選挙イヤーだからだろうか。
P218
息子の将来
一人の農民が、息子に農場を継がせるかどうかで悩んでいた。
そこで彼は一計を案じた。息子の部屋の机の上に、リンゴと聖書と一ドル紙幣を置いておいたのである。息子がリンゴを取れば農場を継がせ、聖書を取れば牧師にし、一ドル紙幣を取れば実業家にしようと考えたのであった。
しばらく待った後、彼は息子の部 -
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9.11以降のアメリカという存在の解説と、それに付随するジョーク集
9.11により誕生したブッシュ政権の強固なアメリカの愛国主義
世界各国からの評価やアメリカ国内での不満や軋轢など
総じて、アメリカの傲慢さがよくわかる
個人的な印象として、アメリカは何かに付けて武力によって国を維持しているように思われる
武器を持っているという事もそうだし、外需内需においても経済的にかなり依存しているのではなかろうか?
なので、「強さ」をアピールする事が国の発展や維持に繋がるので、どうしても傲慢に見えるのかもしれない
ジョークに関しては、ネットで有名なものもいくつかあって新鮮味がない
まぁ、昔書かれた本で