あらすじ
累計100万部突破の人気シリーズが、「マネー」をテーマに新登場。風刺・ユーモアを通して、お金についての知識や教養を深めることができる「本邦初?」の異色の一冊。そもそもお金とは、人間にとっていったい何? 欲望やいやらしさ、それでも憎めないところなど、お金があぶり出すものは、まさに人間の本質か。お金をめぐるニュースも絶えない現代。日本経済の混迷や「働き方」、格差問題、そして消えない将来不安……。ジョークの力で笑い飛ばそう!
【目次】
序章 お金とは何か?
第1章 「働き方」を笑い飛ばそう
第2章 経済をユーモアで
第3章 貧しい人も富める人も
第4章 ギャンブルは是か非か
第5章 お金を巡る罪と罰
第6章 お金を巡る人間模様
最終章 欲と知恵 ――あとがきに代えて
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Posted by ブクログ
タイトル通り、お金にまつわる世界のジョークを集めた一冊。
重厚な小説を読み続けていたので、箸休め的な一冊として手に取りました。
箸休め的な役割はしっかり果たしてくれたのですが、個人的にはどの国のジョークなのかが分かるともっとありがたかったです(内容から推測できるものもありましたが)
近年の物価高騰を受けたものも多く、文化の違いをネタにするというより、どこの国も似たような社会課題に直面しつつあるため、似たようなネタになってくるため、あえて国を書く必要もなかったのかもしれませんが。
Posted by ブクログ
海外のお客様との話のネタにと、時々この手のジョークに関する本を読んでいる。エスニック・ジョークはリスキーだけど、お金にまつわる話は万国共通のようで、エスニック感が出るのはユダヤ人とスコットランド人くらいだろうか。
この本の中では、次の話が一番面白かった。選挙イヤーだからだろうか。
P218
息子の将来
一人の農民が、息子に農場を継がせるかどうかで悩んでいた。
そこで彼は一計を案じた。息子の部屋の机の上に、リンゴと聖書と一ドル紙幣を置いておいたのである。息子がリンゴを取れば農場を継がせ、聖書を取れば牧師にし、一ドル紙幣を取れば実業家にしようと考えたのであった。
しばらく待った後、彼は息子の部屋のドアを開けてみた。
すると息子はリンゴをかじりながら、聖書に腰掛けていた。彼は息子に聞いた。
「おい、一ドル紙幣はどうした?」
息子は答えた。
「知らないよ。」
息子は後に政治家になった。