牧野修のレビュー一覧

  • 大正二十九年の乙女たち

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    まさに「少女たちの友情と冒険の熱い物語(本人談)」でした。牧野さん初読で、ジャンル違いを選ぶのが凶と出たか吉と出たかというと、吉でした。怪奇物要素も含んでますけど、とにかく女の子がいい。千種と陽子がとてもいい……

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    2011年05月10日
  • 王の眠る丘

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    独特のネーミングで雰囲気作りは○。
    キャラも立っていたが、終盤が退屈。
    最後は戦闘シーンで盛り上げる!という作品は、もう必要ないなあ。
    子どもでもあるまいし。
    どんでんもなんとなく予想していた通りの上、その理屈や因果は語られることがなく、不完全燃焼。
    よいアイディアだけに残念だった。

    次に牧野修の作品を手に取るのは、よほどの話題作が仕上がった時だろう。
    それまではさようなら。

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    2011年02月18日
  • 死んだ女は歩かない

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    あとがきで著者は「ゾンビだらけの運動会」と書いている。また「強い女ばかりが出てくる小説」とも書いている。その通りだった。

    ゾンビだからホラー?戦うからバイオレンス?ジャンルは何だろう。描写はわたしにはちょっとキツめだった。内臓がどうたらとか、腕がもげたりとかいろいろ。そのあたりはナナメ読みに近かったかも。

    話はわりと面白かった。舞台設定も面白い。登場人物はどれも好きにはなれなかったけど、仲間うちでの会話もおもしろかった。

    話は続きそうな感じ?

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    2010年11月20日
  • 王の眠る丘

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    いわゆるロードムービー(ムービーではないが)である。

    少年は旅に出、旅の進行と共に成長するという。

    本作は、ジャパネスクなファンタジーと結びつけたところに
    目を引くが、最期のとこはやや、オチ読めて残念

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    2010年10月30日
  • 月光とアムネジア

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    不思議系SFホラーとでもいいましょうか。
    とにかく不思議な雰囲気が漂っています。
    基本牧野作品は若干難解な傾向に
    あるのですべてを汲み取ろうとしないように。

    レーテの中に月光夜を
    探しに行くところの描写も
    非常に興味深くあります。
    特に一人の男は特異体質ゆえ
    すごいですよ。

    ただそんな彼も…

    メインは実はその後の世界、
    レーテ脱出後なんですよね。
    そう、ある出来事の
    再来になるのですから。

    基本グロテスクですので
    ご注意あれ。

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    2010年10月26日
  • 三人のゴーストハンター 国枝特殊警備ファイル

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    3人のゴーストハンターは、それぞれの能力にあった事件へ
    社長に任命されて出向く。
    その3人のキャラクターを3人の著者が分けて担当して書いている。キャラクターの個性をはっきりとさせているから、他の著者が別担当のキャラを登場させて書いても、違和感ない。

    ただ、結末は3つ用意されている。
    読者の好みにあう結末をYES・NOテストでタイプを決めてくれるのが面白い。とはいえ、全部読むだろうけどね皆。
    結末は我孫子さんのが一番、キャラクターたちを把握してたように思えるし、それまでの話を伏線にしてたので良かった。

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    2010年06月27日
  • ホラーセレクション 平成都市伝説

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    死の床で父が語った母との思い出【わが愛しの口裂け女】、「マンションに出現する落武者」の意外な正体【飢えている刀鋩】、「ばね足ジャック」に親友を殺された女性記者は怪人を追うが……【怪人發条足男】、いじめられっ子の幾人は図書室で、読んではいけないという噂の本を見つける【みるなの本】他、「都市伝説」をテーマとした書下ろし9編を収録したアンソロジー。

    このシリーズ?の中では収録作品が短め。中にはテーマとの関連づけがちょっと強引じゃないかと思えるものもあったが、それはそれで。友成純一の【悪魔の教室】はおなじみ「学校の怪談」がモチーフだが、いかにもこの作家らしい、しつこくも乾いたスプラッタ描写がいい味を

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    2010年04月14日
  • 蠅の女

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    オカルト好きが集まるサイト。そのオフ会で廃墟巡りをしていた城島らは、女たちが地中から光り輝く男を掘り起こす現場を目撃した。それは救世主復活を掲げるカルト教団の秘密儀式であり、それを見てしまった彼らは一人ずつ姿を消していく。サイトの代表である蒲生が提案した作戦は「目には目を、歯には歯を」だった。
    オカルト調、それも朝松健の「魔障」のように得体の知れない忌むべき存在に追い込まれていくような感じかと思っていたら、これが小気味のいい(粘液度もたっぷりだが)B級アクションホラー風味。タイトルの『蝿の女』がいい味出してます。

    もしかしたらこの作品、元々は異形コレクション向けのアイデアだったんじゃないかな

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    2010年04月13日
  • MOUSE マウス

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    判断に困る…。

    牧野修らしいぶっ飛んだ面白さもあるんだけど、あたしがそーゆーテンションじゃなかったらしい。

    うまく集中出来ず、面白さ半減したカンジ。
    あー勿体ない。

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    2009年12月24日
  • だからドロシー帰っておいで

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    これは珍しくふんわりした雰囲気が好きね。会社の色白デブ女があのモチみたのに見えてモチの方が可愛いわ。と気づいてしまいました。
    ギャグっぽくしてるのが良かったなぁ。

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    2009年10月04日
  • 屍の王

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    これは良かったな。背筋がゾクってくるのはホラーでもあんまり無いからのう。
    このときはハードカバーで読んだので手が疲れたけど最後まで一気に読んだ思い出がある。
    ああ。10年前。文庫で買うよ。

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    2009年10月04日
  • ネクロダイバー 潜死能力者

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    人はみな蟲を持っている。
    人が死ぬと蟲はその人の物語を記す。それが蟲文。
    その蟲文を唯一読むことのできる存在。それがネクロダイバー。

    ネクロダイバーとなった物部聖は人びとの死に潜り、負の感情を浄化していく。
    しかしそれを邪魔する死神が現れ……。


    主人公の物部聖は表紙と違って能天気な感じ。表紙の彼をイメージして読むと最初面食らう。
    もともとネット連載のせいか1行ごとに改行がしてあって、そのせいかページ数の割には内容が薄いな、と感じる部分もあった。最後の話で改行の数ががくっと減るのでこれが加筆分かな。最後の話が一番面白かった。

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    2009年10月04日
  • 三人のゴーストハンター 国枝特殊警備ファイル

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    三名の合作
    一人づつのEDパターンがあり、それによって読後に違った印象を受ける
    若干グロテスクな表現が有り

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    2009年10月04日
  • 月光とアムネジア

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    傀儡后とかに比べると少し物足りない感はありますが作者独特の哲学的で妖艶な世界観はよく表れてると思います。

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    2009年10月04日
  • スイート・リトル・ベイビー

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    結局なにを一番伝えたかったのかがいまいちよく分からないのが残念。ホラーとしては「天使」の存在は弱い気がするし、社会問題として虐待の悲惨さを訴えるわけでもなさそうだし……。

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    2009年10月04日
  • 傀儡后

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    終わりかたがちょっとなぁ。クセのある登場人物も沢山出てきて良かったのだけど。でも、あとがきは面白かった。ミンッ!(笑)

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    2009年10月04日
  • スイート・リトル・ベイビー

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    ボランティアで児童虐待の電話相談をしている秋生。彼女自身、かつて育児ノイローゼになりかけていたところを保健婦に救われたという過去があった。人はなぜ、幼い子供を虐待しなくてはならないのか―そんな疑問を抱く秋生のもとにかかってきた一本の電話。それをきっかけに、彼女は恐ろしい出来事へと巻き込まれていく―。

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    2011年07月16日
  • スイート・リトル・ベイビー

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    ボランティアで児童虐待の電話相談をしている秋生。彼女自身、かつて
    育児ノイローゼになりかけていたところを保健婦に救われたという過去
    があった。人はなぜ、幼い子供を虐待しなくてはならないのか―そんな
    疑問を抱く秋生のもとにかかってきた一本の電話。それをきっかけに、
    彼女は恐ろしい出来事へと巻き込まれていく―

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    2009年10月04日
  • リアルヘヴンへようこそ

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    好みもあるのかもしれないが、凡庸なホラーで終っている作品だと思った。グロや狂気で畳み掛けるタイプのホラー。なぜ街がおかしくなったのかの設定はきちんとあるのだけれど、どことなくいい加減というかおざなりというか…… 分量の割にはパッとせず、インパクトも薄い。

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    2009年10月04日
  • 月光とアムネジア

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    ギミックとしてはなかなかのもの。ただ、サスペンスの部分が削がれてしまっているのが残念か。ギミックを生かせるストーリー・分量ではないのかもしれない。

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    2009年10月04日