牧野修のレビュー一覧

  • グイン・サーガ外伝24 リアード武侠傳奇・伝

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    ネタバレ

    グインサーガの外伝。栗本さんが亡くなってから出てきた別の作者のグイン物語。ただし、本物のグインはやはり出ない。 ただ劇団員がグインになりきったり、するところがまあ、いじらしい。でも結構読ませてくれたのでまあ、良かった方かな。
    これらの作者で良いので、早く本編を復活させて欲しいなあ・・・
    努力に対して、4つ。

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    2013年02月03日
  • 大正二十九年の乙女たち

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    読んだのが結構前なので…。
    芸術を文だけで表現しようとすると難しそうだな、と。
    全体的にしっかりまとまってたと思うので星4つで。
    5でも良かった気がするんですが当時何か引っかかってた記憶もあったり…。

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    2012年10月16日
  • 楽園の知恵

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    序章、終章含めた15のお話からなります。
    どれも面白いのですがいくつか抜粋。


    ○病室にて―感情を揺さぶるすべてのものが排除される、病とされる時代に生きる小説家。自身で小説を書くことを不能者の自慰と語る彼女は、なぜそれでも物語を紡ぐのか。

    ○いかにして夢を見るか―今までに一度も夢を見たことがない『私』が夢に想いを馳せ、夢を考える様子を描く。不可思議な世界感に入り込むための手助けか、ユーモラスな会話が魅力的。

    ○インキュバス言語―解説にはこう紹介されてます。『牧野節B面大爆発』。
    日常会話をなんでもかんでも下ネタにもっていこうとするヤロウがどの世代にもおりますが、この物語には勝てないでしょう。 下ネタ変換は電車だけにとどまらず、海山風プレート成層圏を突破して月惑星衛星太陽系銀河ブラックホールホワイトホール・・・と続き最後は何故か聖書の天地創造の場面をエロで再現します。 とりあえず卑猥言語全開。面白すぎる笑


    ○中華風の死体―世界とは何か。神とは何か。この物語では娼婦である少女が見る夢が一つの世界をつくり、その世界の住民が見るそれぞれの夢が、またそれぞれの世界を作り出してゆく。 夢の住民が崇める「世界の創造主」が幼い娼婦だという事実、そして自分たちの本当の存在意義を知ることとなる。

    あんまりグロがないのが残念!

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    2012年08月12日
  • リアルヘヴンへようこそ

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    救いようのないようなグロテスクな物語を、『カラさん』『絶叫マシン』『黒のオリーブ』『箪笥ズボン』『レトルト・マン』5人のコミカルなキャラクターが彩る。
    とはいえ本作のグロさはなかなかのもので、よくもまぁこんなにも人の悪意を凝縮できたもんだなぁ、と。笑

    メールを受け取ったことにより住民たちがいつのまにか狂気に侵されていく感じなんかは、人の醜い部分をまざまざ見せつけられてる感じもあったりしてげんなりしますが(それが好きなのですが笑)、後半には、化け物と化した人間、死んだ猫を操る実の父と戦うホームレス『カラさん』、マンションに巣食う禿親父の怪物などなど、これは一体なんのジャンルなんだと思えるぶっとんだ話でございます。



    主人公が街で見かけた”壊れた人々”を観察してネットにあげる『浮浪通信』、ホームレス4人とのヘンテコな会話、メールを受け取った人々に起こる超常現象(祟るパンプスや踊る死んだネコetc)など、ただただ怖いお話ではなく、いろんなジャンルを取り込んだお話ですのでとても読みやすいです。途中から出てくる物知りハカセが語る、超常現象の捉え方がとても面白く、そこも読みどころ。

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    2012年08月12日
  • 晩年計画がはじまりました

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    ネタバレ

    「晩年計画始まりました」という謎のメールを受け取ってから次々に起こる周りの不可解な死。恨みを抱いて晩年を迎えたものが、自分の命と引き換えに晩年計画協会に頼めば相手に死を与えてくれるという都市伝説が囁かれるようになり、という話。最近の牧野さんにしては寧ろ珍しくハッピーエンドではない終わりだが、相変わらず後味は悪くない。謎の現象を解きほぐしていく様が楽しかったです。

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    2011年11月18日
  • 大正二十九年の乙女たち

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    芸術や女性の立場がまだまだ低かった時代のお話ですが、登場する女の子たちはどの子もみんな生き生きとして、明るく可愛らしいです。お気に入りは陽子さん。彼女はだれよりも強いと思う。

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    2011年07月27日
  • 大正二十九年の乙女たち

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    「女子」になりきれない乙女たちの心情が、事細かに描かれている。ただ、猟奇事件の方が……ややバッタもんくさいのが残念。

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    2011年06月17日
  • 郭公の盤

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    面白かったよー。「傀儡后」の気持ち悪さと共通するものがあって、多分それが牧野さんの担当した部分なんだろうな。この話は気持ち悪いだけで終わらなくて良かった(笑)あとがきで伝奇小説の定義がしてあって、なるほどと納得。トンデモ系のネタ満載で好きな人にお勧め!

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    2011年01月15日
  • 月光とアムネジア

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    ブーゲンビリア!記憶を三時間ごとにリセットするフィールド、レーテ。そこに入った殺人者、月光夜を追いかける主人公たちのチーム、の話し。
    文庫本一冊の話しだなんて言わないでもっと膨らませてくれれば…とか思わないでもない感じだった

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    2010年12月14日
  • 月光とアムネジア

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    「時間」と「記憶」を使ったSF。一人称で語られる文章が物語を引き立てるうえで重要な鍵となっている。オチもしっかりとしていて、かつ余韻もなかなかのもの。ネタバレになるので詳細は割愛。

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    2010年11月29日
  • 病の世紀

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    冒頭から一気に加速するバイオホラーの快作。主役のイメージは岸田 森と断言しておく(名前も同じだし)。登場する黴やら寄生虫やら病原菌がディテール含め矢鱈とリアル。それだけでもグロくて怖い物語なのに、さらに電波までトッピングされる大盤振る舞い。
    後半ミステリ要素が加わり意外な展開を見せるが、個人的には前半のパワーで突っ切って欲しかった。兎に角、おそろしくリーダビリティの高い徹夜必至本(実際、私は徹夜した)。オススメ。

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    2010年11月04日
  • 病の世紀

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    感染する死の恐怖。この病からは誰も逃れられない。
    人体を発火させる黴、口腔に寄生し人を死に至らしめる蠕虫、性交渉で感染し人を殺人鬼に変えるウィルス。人々を恐怖に陥れる病を通し現代社会の抱える矛盾を暴き出す、細菌テロをも予見していた牧野ホラー最高傑作!

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    2011年07月16日
  • 屍の王

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    愛娘を惨殺され失意の日々を送るエッセイストの草薙。彼は夜の街でかつての担当編集者であった泉と再会する。以前書いていたライトエッセイではなく小説を書くことを勧める泉。娘の供養になればと自伝を模して書き始めた小説を「屍の王」と命名する。取り憑かれたように書き進める草薙の元には、まだ自分しか知らない内容について批評し示唆する謎の電話がかかる。さらにかつて同名の作品が存在し、著者は妻と娘を惨殺して自ら命を絶っていたことが判明する。―誰かが、いや何かがこの作品を自分に書かせようとしている。そして執筆を続けるうちに、草薙はこの世から自分が生きた痕跡が少しずつ消え始めていることを知る。泉のセッティングで“故郷”へと取材に向った彼は、恐ろしい真実を知る……。

    作中の章タイトルからも伺えるが、この作品も記紀神話の「イザナギ・イザナミ」の話がストーリーに絡んでいる。亡き妻イザナミを追って冥界へ降ったイザナギは結局現界へと戻るが、同様に冥界へと踏み込んだ草薙を待っていたのは……。
    この作品を完成させることで、この作家は何を為し―何を犯してしまったのか。
    ちなみに「付記(あとがきに代えて)」と銘打たれた一文まで気を抜いてはいけない。(了)の文字がこの小説のエンドマークではないのだ。

    ……なんちゃって。

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    2010年04月13日
  • ホラーセレクション 平成都市伝説

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    実は(?)本日引越しでした。世の中、やっぱり何でもその道のプロに任せるのが一番!今日は運送屋さんからガス屋さん、はたまたインテリアデザイナーの方まで「引越し」というテーマでお話ができなかなか楽しい一時を過ごせました。クタクタですけどね・・・。なので今日は引越しに関連付けて「都市」をテーマにした一冊を。
    みなさん都市伝説ってご存知ですか?平たく言えば「うわさ」ですが、特に妙に真実味のある奇妙な噂を総称して「都市伝説」と名付けている気がします。良く知られている例として"口さけ女"や"学校の7不思議"なんかがあります。発端はアメリカらしく、まさにそのまま「Urban Legend」。アメリカ発の有名なお話は次の様なものが・・・

    ある日、両親がパーティーに出かけ、幼い姉妹二人で一夜を過ごさなければならなかった。姉妹は2段ベッドに寝ており姉が上、妹が下である。両親から「戸締りをしっかりとしなさい」と言われていた姉はその通りに守り、家の窓、ドアすべてに鍵をかけ自分達の部屋へ戻る。妹を寝かそうと思いきや、両親がいないことにはしゃいだ妹はおもちゃを床一面に広げ寝ようとしない。何度も言い聞かせ、ようやく妹をベットに寝かす事ができた。床一面のおもちゃを片づけ、自分も二段ベットの上に上がる。しばらくすると突然姉が「家政婦さんが来た!迎えに行こう!」と言って妹を起こし、外に出ようとする。妹は外に出るなとあれだけ言われたので「嫌だ」と駄々をこねるが、姉は強引に妹を連れて家の外へ飛び出す。そして隣の家まで走り始めた。
    隣の家に着き、姉が話したことそれは・・・
    「2段ベットと床の間にナイフを持った男が潜んでたんです。妹のおもちゃを片している時、気が付いたんです」。

    と、僕が昔仕入れた話はこんなようでした。・・・

    ようやく本編、この「都市伝説」をテーマとした9話からなる短編集。口裂け女の話を怪奇的ではなく、ラブロマン的に新たに創作した"わが愛しの口裂け女"。落武者に関する怪談をこれまた別の視点の怖さで描いた"飢えている刀鋩"。学校の怪談の定番を上手く料理した"見るなの本"。死後の不思議な感覚をライトに描いた"名残"、などなど。一瞬「これ都市伝説か?!」と思ってしまうものもありますが、そこは大目に。個人的には、若干苦笑してしまいましたが、ラストシーンが見事な"わが愛しの口裂け女"がお勧め!

    KEY WORD>>平成都市伝説
    9人の作家が都市伝説をテーマに物語を作成したオムニバス作品。夜のバス停で助けた女性はなぜか大きなマスクをしていた。助けた後も、会う事を重ねていた二人であったが、その女性には不思議な癖があった。その癖を知った主人公は・・・。口裂け女の物語の恐怖を脇に置いて書かれた作品"わが愛しの口裂け女"より。

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    2010年02月11日
  • ファントム・ケーブル

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    ホラー短編集。これでもかというほどに牧野さんの世界観が出ている気がする。とにかく気味が悪くて、気持ち悪くて、それでも妙な美しさがある、そこが魅力的。
    好きな作品は「死せるイサクを糧として」。他の作品に比べると、非常に日常に近い気がする。その分「嫌な感じ」が引き立っていて、怖さも感じられるんじゃないかな。

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    2010年01月26日
  • 月光とアムネジア

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    すべてがリセットされてしまう、正気の意味のない、記憶に価値のない区域で起こる、不整合の挿話。

    彼女はきっと幸せなのだ。不幸を知らず、不幸をおいて生きていくのだから。
    そして彼女につきそう男も。

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    2009年10月07日
  • 傀儡后

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    どこが「ゴシック」なのかと尋ねられると困るけれど、やはり読んでみれば「ゴシックであった」としかいいようのないSF。
    「触れる」「触れられる」ということのもつ意味を少し考えます。つきつめれば「触覚」による受胎の物語といえるのかも。

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    2009年10月07日
  • だからドロシー帰っておいで

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    平凡な主婦が、ある日赤い靴をはいて不思議な世界で冒険する。筋はオズの魔法使いだけど、ホラー文庫というからにはそんなファンタジーな内容ではない。主人公の視点の世界と、現実でおきている事実を同時進行で読んでいると読んでいるこっちまで不思議な気分になってくる

    ☆一個ないのは、終わり方が個人的にはいまいちだったから

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    2009年10月04日
  • 楽園の知恵

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    幻想+SF短編集。

    実と妄想の狭間、今見ているのが現実なのか見えてさえいれば現実なのか、
    それが夢じゃないと何故言い切れるのか、それは誰かの夢じゃないのか。と言った
    自己の存在を曖昧とさせるような幻想小説を書かせたらぴか一な牧野さんの幻想SF短編集。

    奇抜な設定でありながらぐいぐいとその世界観に引き込む文章力が相変わらずとても秀逸。

    第一章と四章の話しがかなり好きです。
    この構成はわざとでしょうか、
    以下、特に気に入った、面白かった作品の感想。

    「いかにして夢をみるか」
    夢を見ることがないぶら下がった女が、なぜ自分は夢を見ないのだろう、と隣のぶら下がった男に訊く。
    生きている誰もが夢を見るというのなら、自分はもう死んでるのではないだろうか。

    ◎この手の話しを読みなれている人ならピンと来るオチです。
    それでもその表現の仕方がすばらしい。

    「憑依奇譚」
    牧野さんにしてはかなり異色。
    ある意味びっくり。
    つまりかなり一般向けなのか読みやい構成な話しでした。
    自殺しようとしていた女が、どうせ死ぬならその体を頂戴と謎の存在に体を憑依される。
    その後自殺しようとしていた女と憑依者との会話で物語が展開。
    ここら辺会話がコミカルで軽妙。
    なかなか後味も良い終わり方。

    「付記・ロマンス法について」
    ある意味感動。
    牧野さんの作家活動に対する姿勢が感じられる。

    ホラー作家である主人公はあるときロマンス法とやらの成立のせいで
    ホラーなんてものは世の中に何の役にも立たない。
    もっとまとも小説を書けと説得させられて、恋愛小説を書かさせることになる。

    何の役にも立たないかも知れない、それでも現実にはありえない、見ることが出来ない、
    感じる事が出来ない、だからこそそんな物語が書きたい。
    それが現実逃避というならそうだろう、そんなふうに思ってもらえるような作品が書きたいのだ。


    まさにその通り!

    現実にありえないからこそそんな物語が読みたいのじゃないです!

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    2009年10月04日
  • 傀儡后

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    キャラが、本当にキャラがいい。これを読んでからというもの、ナイロンをなんともいえない目線から見るようになりました。

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    2009年10月04日