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Posted by ブクログ 2011年07月24日
すんごいなこの本。
スゴ本と読んでもいいのかもしれない。なんだろうこれ。
あたしの印象はインキュバス言語が筒井康隆を、家具の話が家畜人ヤプーへのオマージュ?
というもの。
ひとつひとつの内容は面白いし凝っていて、ぐいぐい引き込まれた。
パターンもかなり違うので飽きることもなく。
ただ、残念だった...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年07月05日
夢を見ない理由、死体に似た街、腐敗してゆく自分、地下室で蠢く父、時の王国におわす神、娼婦工場の太った女、演歌と神秘主義の密接な関係、妄想を媒体にする言語人形―現実の皮が剥がれたときに見え隠れする幻覚妄想恐怖戦慄神秘奇蹟を、ヒステリーの治療過程に見立てて並べてみせた、凄絶作品集。『傀儡后』で宇宙的悪夢...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
オリジナリティ:★★★★☆
中毒:★★★★★
読み辛さ:★★★☆☆
短編集で定期的に読み返してしまう一遍「踊るバビロン」は癖になってしまった。
他はそんなに面白くなかった。
「踊るバビロン」は「クーロンズ・ゲート」(の攻略本)を「家畜人ヤプー」テイストでという変態小説。
このネタで長編読みたい。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
以前、この人の作品「傀儡后」を読んだときは何が何だかわからん不条理な結末や世界観についていけずにガッカリしてしまった。
が、不条理と狂気こそが牧野氏の作風だと理解したので、分かった上で読めば楽しめるかもしれないと思って手に取ったのがこれである。
思った通り、普通の感覚を持ったまま読もうとしても...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月12日
序章、終章含めた15のお話からなります。
どれも面白いのですがいくつか抜粋。
○病室にて―感情を揺さぶるすべてのものが排除される、病とされる時代に生きる小説家。自身で小説を書くことを不能者の自慰と語る彼女は、なぜそれでも物語を紡ぐのか。
○いかにして夢を見るか―今までに一度も夢を見たことがない...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
幻想+SF短編集。
実と妄想の狭間、今見ているのが現実なのか見えてさえいれば現実なのか、
それが夢じゃないと何故言い切れるのか、それは誰かの夢じゃないのか。と言った
自己の存在を曖昧とさせるような幻想小説を書かせたらぴか一な牧野さんの幻想SF短編集。
奇抜な設定でありながらぐいぐいとその世界観に...続きを読む
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