牧野修のレビュー一覧
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牧野修氏の四作目の長編小説。1999年作品。
シングルマザーのフリーライターが、宇宙人コンタクティーの取材を始めてから、何者かから集団的に嫌がらせを受ける恐怖を描いた長編小説。
謎の集団が、天啓を受けて殺人犯になった男と、彼を信奉する人達なんですが、この殺人犯、モチーフは、あの人ですよね。殺人犯だけど、その後何冊も著書があって、トークイベントにも出演していたあの人。
タイトルの、アロマ、芳香、は、その男の天啓に関わるもので、あまり恐怖の本筋ではないですかね。
それよりも、殺人者を信奉する人達の怖さを描いたサイコ・スリラーですね。それに超常現象と、SFで香りを加えたという感じ。
チャネラ -
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1975年。米国領ニホンの大学院生ヒッシャーは、ジョン・ディーという老人が読めない言語で書いた一冊の本をきっかけに、現在英語を公用語としているニホンにもかつて独自の言語が存在したことを知る。国土回復運動に参加するワクートに誘われ、ニホン語研究を始めようとしたヒッシャーだったが、「警視庁公安課神学対策室」を名乗る黒づくめの男たちに追われ……。言葉を奪おうとする〈神〉との闘いを描いた言語SF。
面白くなりそうな雰囲気を漂わせながら、そのまま尻つぼみで終わってしまった。リーダビリティが高い文体で、地球人の現実逃避によって生まれた妄想の月が人から言葉を奪おうとするという設定は面白かった。
小説が言 -
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Posted by ブクログ
2017年、29冊目は久々の長編ホラー。単独作、初読みの、牧野修。
あらすじ:「小説を書かないか」かつてエッセイストであった、草薙良輔。現在は風俗ライターで生計を立てている。草薙は娘の死を境に、書けなくなっていた。そんな時、偶然に出会った、かつての編集者、泉は草薙に小説の執筆をすすめる。やがて、草薙は『屍の王』と題した、偽の自伝にとりかかるのであった。
このレビューを見て、「読んでみよう」と思う方もほぼいないと思うので、以下、『ネタバレ』要素を含みます。あえて『ネタバレ』指定はしませんが……。
着想
★★★★☆
有名な日本神話をベースにしている。その点は、個人的にも好き。
表現・描写
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Posted by ブクログ
初ラノベ(多分)。頂きものを拝読。
2人の人物が入れ替わるというパターンの話は時折見かける。
古くは「とりかへばや物語」だろうか。平安期の物語で、男っぽい女の子と女っぽい男の子が入れ替わって互いのふりをしたことにまつわる騒動の顛末である。
これにSF要素が加わると、互いの心が「本当に」入れ替わってしまう。少年と少女が入れ替わる筋立てで、「転校生」として映画化もされた山中恒の「おれがあいつであいつがおれで」あたりがよく知られた作品だろうか。
さて、本作では性別の壁どころか、種の壁を乗り越えて、柴犬とご主人が入れ替わってしまう。
ご主人はイケメンかつ頭脳明晰な大学生で俺様キャラ。柴犬はのほほん