牧野修のレビュー一覧

  • だからドロシー帰っておいで

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    ネタバレ

    ホラー。
     オズの魔法使いをモチーフにしていても、仏教を主体にしちゃったので、どこが??ってところもあります。が、オズらしいです。

     簪(かんざし)町に住む、平凡な主婦伸江。
     ボケた義理の母の世話をしている彼女は、ある日義母から「小津(おず)さんから」といわれてハイヒールを貰う。
     それを履いた彼女は妄想の世界に入り、殺戮を繰り返す。
     ライオンという名前のついている老いた浮浪者。首吊り自殺をしようとしていたら、伸江に手助けされて殺された青年教師の手首(妄想世界ではクビツリという名で、アンデッドとして登場)、精神病院にいたらしいブリキ人形と呼ばれる体の動きの角張った老人。妄想の仔犬(餅みた

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    2011年05月24日
  • 郭公の盤

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    半村良の伝記物、山田正紀の神三部作と幻代史、星野之宣「ヤマタイカ」「宗像教授」、諸星大二郎「妖怪ハンター」好きは絶対に読むように!

    現在の日本SF界の鬼才にして奇才、異才が組んでいるんだから間違いない。神代まで遡る謎、魅力的な登場人物、仕掛けの素晴らしさ、巧みな擬音……文句なしのエンターテインメントです。

    ただね……田中啓文……ですから……。

    あとがきも最高です。

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    2010年11月21日
  • 月光とアムネジア

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    初めて読んだ牧野作品です。衝撃的すぎて何度も読み返しました。
    レーテなど、設定がすごくすきです。
    記憶や、精神的なものを取り扱っているお話しがすきなせいもあるのでしょうが、この本は当時本当に人生で一番好きな本とすら思っていました。

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    2012年10月26日
  • 傀儡后

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    3ヶ月くらいかけてゆっくり読んだ記憶があります。
    個人的に麗腐病の症状がかなり好きです。
    世界観がもう素敵すぎです。SFに惚れた瞬間でした。

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    2010年10月13日
  • 楽園の知恵

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    夢を見ない理由、死体に似た街、腐敗してゆく自分、地下室で蠢く父、時の王国におわす神、娼婦工場の太った女、演歌と神秘主義の密接な関係、妄想を媒体にする言語人形―現実の皮が剥がれたときに見え隠れする幻覚妄想恐怖戦慄神秘奇蹟を、ヒステリーの治療過程に見立てて並べてみせた、凄絶作品集。『傀儡后』で宇宙的悪夢を描いて日本SF大賞を受賞した牧野修が虚空の果てに見いだした、甘美なる知恵。

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    2010年07月05日
  • ホラーセレクション 平成都市伝説

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    「都市伝説」テーマのホラーアンソロジー。「都市伝説」そのものがもともとホラーなんだから、このテーマは面白くないはずがない!
    ユーモアの効いた梶尾真治「わが愛しの口裂け女」、異形テイストがとことん溢れる井上雅彦「飢えている刀鋩」などなどどれをとっても逸品ぞろいかなあ、という気がするけれど、個人的に気に入ったのは北原尚彦「怪人撥条足男」。「ばね足男」についてはあまり知らなかったのだけれど、このラストでやられたなあ、という思いがいっぱい。

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    2010年02月02日
  • 三人のゴーストハンター 国枝特殊警備ファイル

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    「かまいたち2」のおかげで一気に脚光を浴びた感のあるこの一冊。もっと早く読んでても良かったな。期待以上に、面白かった。
    三人とも違う作風なんだけど、すごーくバランスがいいと思う。笑いまくって、どっぷり浸って、納得する、と。最後に我孫子さんが来てると、なんか妙に落ち着くなあ。ちなみに「マルチエンディング」な最終章も、我孫子さんのが一番お気に入り。

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    2010年02月02日
  • だからドロシー帰っておいで

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    なんだか無性にタイトルが気に入ってしまった一冊。妄想電波系ダークファンタジー。ひたすら不気味で気持ちの悪い「オズの魔法使い」。だけど不思議に楽しい話だったりするのが妙。ていうかそう思ってるの私だけだったりして(笑)。
    異世界と現実とがだんだん交差していって、妄想が現実に溢れ出す様はホラーだといえなくもないけれど。あえて「ダークファンタジー」という形容をしたい作品。

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    2010年01月26日
  • スイート・リトル・ベイビー

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    牧野修は、「MOUSE」のころから大好きな作家である。
    そしてこの作品も期待を裏切らない、すごい面白さを秘めてる。

    社会風刺と言えばそうである。
    われわれが抱え続けている永遠の命題の一つに答えを出そうと試み、それをホラーで回答したのだ。
    この手腕はなかなかまねできまい。

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    2009年12月17日
  • ネクロダイバー 潜死能力者

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    これ、人の死に潜るって設定がすごーく面白くってシリーズ化しないかなあ、なんて思ってたんだけど。その気配もなく残念ですわー(しょぼーん)

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    2009年11月29日
  • 楽園の知恵

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    オリジナリティ:★★★★☆
    中毒:★★★★★
    読み辛さ:★★★☆☆

    短編集で定期的に読み返してしまう一遍「踊るバビロン」は癖になってしまった。
    他はそんなに面白くなかった。
    「踊るバビロン」は「クーロンズ・ゲート」(の攻略本)を「家畜人ヤプー」テイストでという変態小説。
    このネタで長編読みたい。
    ついていくよ、とりあえず。

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    2009年10月04日
  • MOUSE マウス

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    電波で混沌を極める牧野節全開な小説でありながらも、完璧なまでに秩序立った調和を持つ作品。
    描かれるのは通常とはかけ離れた世界・人物・心理状態でありながらも、一度入り込んでしまえば全く違和感を感じさせなくなる。これは物語世界独自の秩序が緻密に作り込まれており、その完成度がきわめて高いが故だろう。

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    2009年10月04日
  • 楽園の知恵

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    以前、この人の作品「傀儡后」を読んだときは何が何だかわからん不条理な結末や世界観についていけずにガッカリしてしまった。
    が、不条理と狂気こそが牧野氏の作風だと理解したので、分かった上で読めば楽しめるかもしれないと思って手に取ったのがこれである。

    思った通り、普通の感覚を持ったまま読もうとしても理解できないし楽しめない本である。場合によっては精神にダメージを受けて名状しがたい気分になるかもしれない。だが逆に言えば普通の感覚を捨て、己の精神をこの世界に同調させて読めば、これほど病み付きになる本は無い。楽しもうと思ったら自ら正気度を下げるつもりで読むこと。
    読み進めていくうちに陰鬱な狂気が癖

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    2009年10月04日
  • 王の眠る丘

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    もう少し緊迫感に通じる疑惑の余地がほしい。ひとりひとりのキャラが薄い。が、ラストは面白い。あっと言わされた。タイトルの意味・・・そういうことか!って。

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    2009年10月07日
  • だからドロシー帰っておいで

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    『王の眠る丘』のようなファンタジー世界が良いです。主人公の内なる妄想世界と、現実とのリンクが面白かったので、終盤の展開はちょっと腑に落ちない感じがしました。でも、読み始めたら止まらなくなるほど面白いです。

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    2009年10月04日
  • 呪禁捜査官 訓練生ギア

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    スプラッタな描写もあるが、立派な学園青春モノ。それぞれに欠点を持ちながらも、長所で補い合いながら戦う主人公たちが格好いい。

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    2009年10月04日
  • 王の眠る丘

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    登場人物が個性的で良い。おばはんなのにめっぽう強い鉄輪が特に好き。ラジオドラマ化されたこともあるみたいですね。聞いてみたかったな……。

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    2009年10月04日
  • 王の眠る丘

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    「灰かぶり市」「戌児」「タケ」といった、地名人名名前の付け方が面白い。関西弁をしゃべったり、物語を構成してゆく要素に手を抜いていない感じがする。無関係に見えたレースに参加する各人が、それぞれの目的に向かって微妙に絡み合ってくる展開も見事。『王の眠る丘』の意味もちゃんとあり、ラストでいきなり明らかになる。

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    2009年10月04日
  • 王の眠る丘

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    牧野修で初めて読んだ本。この斬新さを期待して他の作品も漁りましたが、今のところはこれが一番。他にあげるとしたら『MOUSE』かな。

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    2009年10月04日
  • ファントム・ケーブル

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    『ヨブ式』などの短編小説を長編小説として最構成。
    読みおえた晩は、悪夢を見る事になるかもしれません。

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    2009年10月04日