牧野修のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレホラー。
オズの魔法使いをモチーフにしていても、仏教を主体にしちゃったので、どこが??ってところもあります。が、オズらしいです。
簪(かんざし)町に住む、平凡な主婦伸江。
ボケた義理の母の世話をしている彼女は、ある日義母から「小津(おず)さんから」といわれてハイヒールを貰う。
それを履いた彼女は妄想の世界に入り、殺戮を繰り返す。
ライオンという名前のついている老いた浮浪者。首吊り自殺をしようとしていたら、伸江に手助けされて殺された青年教師の手首(妄想世界ではクビツリという名で、アンデッドとして登場)、精神病院にいたらしいブリキ人形と呼ばれる体の動きの角張った老人。妄想の仔犬(餅みた -
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Posted by ブクログ
以前、この人の作品「傀儡后」を読んだときは何が何だかわからん不条理な結末や世界観についていけずにガッカリしてしまった。
が、不条理と狂気こそが牧野氏の作風だと理解したので、分かった上で読めば楽しめるかもしれないと思って手に取ったのがこれである。
思った通り、普通の感覚を持ったまま読もうとしても理解できないし楽しめない本である。場合によっては精神にダメージを受けて名状しがたい気分になるかもしれない。だが逆に言えば普通の感覚を捨て、己の精神をこの世界に同調させて読めば、これほど病み付きになる本は無い。楽しもうと思ったら自ら正気度を下げるつもりで読むこと。
読み進めていくうちに陰鬱な狂気が癖 -
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