今野敏のレビュー一覧
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まんぞく!
ミステリってこのくらいのボリュームの短編集が読みやすいかもしれない。気分でない時は他の本に行って戻ってきても、弊害ないし。
そしてどのお話も、どこか考えさせられる軸が入っている、気がした。
個人的には、砂糖壺は空っぽ、喫茶マヨイガ、太陽と月が星になる、あたりが好きかな。
ミステリと女の子同士の恋って、相性いいわよね…!
喫茶…は、ショートストーリーだけど、言いたいことは声を大にして言っていいんだということが、すっと伝わってきた。
そしてそして、語り手が姉妹で入れ替わりながら時間が進んでいく太陽…は、悲しい結末だけど、憎しみが必ずしも憎しみにはならない(?)ところに救われる。 -
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任侠シリーズ第4弾。
今度は銭湯。
これまでも様々な職種で活躍?されてきましたが、銭湯はちょっと時代を考えても難しいのでは?と思ってしまいました。
考え方が日村さんと同じなのかも。
私も余裕とかないんでしょうね。
仕事として考えてもそうじゃなくても、親分さんの言葉は相変わらず刺さる。
道楽のように聞こえる言葉にも、しっかりとした思いがある。
わかっていたけど、改めてかっこいい人。
いつも振り回される日村さんは気苦労が絶えないと思いますか、見ている分には楽しい。
組のメンバーも個性的で、その良さがとても活かされていて、今回もおもしろかった。
もっともっといろんなパターンが見てみたいです。 -
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単発の短編集。主人公は茶道の師匠でありながら、実は武道の達人でもある(が、作中を通して名前は明かされておらず、語り視点の「私」として登場す)。
かなり古い作品で、「国電」などという懐かしい語句が登場するところに時代を感じさせます。近年の今野作品の王道である警察ものではないが、短編ゆえの小気味よいテンポで次から次へと面倒ごとを解決してゆく展開がよい、また脇を固めるベンソン神父やシノさん、菫子といったキャラとの組み合わせもまた絶妙。しかも今野作品では珍しく主人公の「私」とヒロインである董子の仲が進展するというラストの展開は読後感スッキリの読み応えでした。 -
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やった安積班長編だ!
分かりやすくて読みやすいのに深みがある
この相反することをサラッとやってるのが今野作品の魅力なんだよなぁと改めて思いました
今作は安積班の面々はちょっと出番控えめ
そのかわり我らがヘッド速水が全編に渡って大活躍です
いわゆる「今どきの若いの」をどうやって導いていくか?ってお話しだったと思う
そして速水のアプローチは特段構えず普通に接するということ
安積のアプローチは手本を示すってことだったように思う
そしてどちらも自分に自信がないと出来ないことだなぁと思いました
自分自身が当たり前のことを当たり前にやれる人間であることを放棄している「今どきの大人」が多すぎる気がするな -
購入済み
期待したとおりでした
語り手が犯人と疑われるストーリーは意外性がありました。ただ警察OBと知りながら問い詰める捜査側の態度がかたくなで少し違和感を感じました。
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任侠シリーズ第3弾!
人の心は、入れ物から始まる。前の学園の時もそうやったけど、玄関綺麗にして、蛍光灯替えて…
やっぱり綺麗な方がええもんな。
今回は、病院再建!
ここの病院は、医者、看護師、事務と皆んな基本、仕事に真摯に向かってる。
確かに傾いてはいたけど、基本スペックは高い。バックが、ヤクザの外部業者を除いて。
期間は、2週間で何とかしたから、そうなんでしょ!やっぱり。
こんな人情味溢れるヤクザさんなら、ええけど、やっぱりフィクションなんで、現状にはおらんのやろな。
終わりは、分かっているんやけど、やはりホロッとする。
ええ感じの話でした。
普段読んでる本の間に挟むと尚、効果的になる(^_