今野敏のレビュー一覧

  • ST 警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル
    謎解きは青山さん中心だけれど、音の世界に棲む翠さんの活躍が地味〜に効いていて素敵でした。
    菊川さんのクラシックファンは意表を突いたが、クラシックファンでない人も魅了されるというソリストさんの演奏、そして、オーケストラの演奏というのを久々思い出せて、クラシックコンサートに行きたくなりました。
    大好きな...続きを読む
  • ST 警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル
    僧侶でもある薬学専門の山吹さん。存在感があまり前に出てきたことがなかったので楽しく読めた。
    薬学^^があまり前面に出てこなかったのはちょっと物足りなかったけれど、禅の修行についても触れてあって、派手さはないけど、とても興味深く読めた。
    それにしても、他人に自分の思いをしっかり伝えることって本当に難し...続きを読む
  • ST 警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル
    法医学者の赤城さんが、過去と、そして医療ミスと対峙する。
    キャップの百合根さん、たたき上げの菊川さん、嘘発見器コンビ他STのメンバたちもそれぞれいい味出していていい感じ。
    強面イメージの赤城さんを「赤城ちゃん♪」と呼ぶ看護婦たちのパワーと愛嬌もなかなか面白かった。
  • ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ
    赤城と百合根だけのはずが、最終的にどうやってモスクワにメンバが集合するのか、
    ちょっぴりわくわくしながら、読み進めた。
    菊川さんの活躍はないが、ちょっとかわいい感じ。
    相変わらず、メンバの個性に、リーダーとしてまとめるキャップの苦悩が垣間見れて、
    やっぱり面白い。
  • ST 化合 エピソード0 警視庁科学特捜班
    STシリーズでは味あるベテラン刑事で登場する菊川さんが活躍するのが面白い。
    滝下さんも味があって素敵だし、刑事たちを束ねる課長たち3人、そして、上司の三枝さん、ラストで潔く非を認めた検事さんもそれぞれ一癖ふた癖味わいがあって、とても面白かった。
  • ST 警視庁科学特捜班 青の調査ファイル
    ST文書担当のプロファイリング専門の青山さん。
    いつも「早く帰ろう!」を連発する青山さんの活躍は(結構周囲も振り回されていて)面白かった。
    相変わらず、STのメンバたちはお互い干渉せず、でも信頼しあい影響されながら活躍するのは面白い。
  • ST 警視庁科学特捜班 為朝伝説殺人ファイル
    色シリーズと違って、だれが活躍するのかな?とワクワクしながら読んだ。
    随分青山さんの存在感が大きかった気もするが、1人1人というより、ST5人がセットで活躍するこのシリーズも好きになれそう。
  • ST 警視庁科学特捜班 桃太郎伝説殺人ファイル
    プロファイリングの青山さんの真摯な姿がとっても素敵♪
    今回は菊川さんの活躍はなかったけれど、百合根さんの心理描写も面白く、同じくキャリアの関本さんも興味深く描かれていて、面白く読めた。
  • ST 警視庁科学特捜班 黒の調査ファイル
    黒崎さんの勉強家な側面が描かれていて、ますますファンになった。
    静かな強さも素敵です。
    組対の鼻をあかした強行犯係の勝呂さんもちょっと行かしているかも!
  • ST 警視庁科学特捜班 沖ノ島伝説殺人ファイル
    宗像神社にまつわる伝説によってすすまない捜査が赤城の解剖と翠と黒崎の嘘発見ペアと青山の心理学に山吹の神道への理解がから突破口を開けていくのが面白い。
  • ビート―警視庁強行犯係・樋口顕―
    これぞ私の中の大好きな今野さんといったお話。朱夏と一緒に店頭購入。
    以降ネタバレ注意。

    樋口さんがなかなか出てこないなぁと思いつつ、銀行の不正や人が人を利用する嫌な話から始まって、ちょっとしんどくなるかもと最初は思ってしまった。
    で、樋口さん登場~で、こんなにわくわくするのはとうとう竜崎さんに続き...続きを読む
  • 転迷―隠蔽捜査4―(新潮文庫)
    このシリーズは今野さんの作品の中でも特に秀でて面白い。
    東大出のエリート警察官が、息子の違法薬物使用で降格し、出世の道を絶たれたが、持ち前の『私利私欲ではなく国家の為に働くのが警察の役目』ぶれない太い一本の芯が周りの同僚や関係者の心を動かしていく。まだシリーズ途中だが、作者は主人公の竜崎をただの大...続きを読む
  • マル暴甘糟
    面白かったです。
    話しも読みやすく、楽しく読めました。ドラマになってもいいかもと思いました。
    アキラが中々憎めない。悪いやつなんだけどね笑
  • 孤拳伝(五) 新装版
    最終巻。剛が武道家としてどのような道を進むのか……よりも、個人的には緋田と蜂須賀のやりとりが、この孤拳伝シリーズの骨子ではないかと思いました。

    現代という平和な世の中における武道の存在意義。「孤拳伝」の中で、いつの頃からか問われ始めたその課題。

    剛はその出生からか、殺伐とした修羅道をかいくぐる手...続きを読む
  • 初陣―隠蔽捜査3.5―(新潮文庫)

    一気読みしちゃう〜

    面白いとは知っていたけど、手を出さなかった今野敏氏。疲れてしまって、本が読みたくなったので、つい一冊買ったら面白い、止まらない!
    竜崎さんがとても魅力的で、シリーズ一気読みです。
  • 孤拳伝(四) 新装版
    今回も三巻と同様、蜂須賀の「覚醒」ぶりにシビれまくり。以前はまさに修羅や鬼のような男だったのに、今や菩薩のような印象すら受けます。

    対する剛は過去の蜂須賀そのもので、二人が相対する場面では、気づけば人間としても武道家としても成長した蜂須賀の方に肩入れして読んでいました。

    その理由はおそらく、天才...続きを読む
  • 二重標的 東京ベイエリア分署
    本シリーズは長くて手をつけられずにいたが、2018春に「潮流」がドラマ化されると知って読み始めた。
    カーチェイス・銃撃戦・毒殺事件・刺殺事件と、序盤から事件が盛り沢山。
    分署故の苦労や、本庁↔︎所轄の立場、階級を重視する警察組織についての描写が面白い。
    須田のキャラがお気に入り。一方、相楽の傲慢でせ...続きを読む
  • マル暴甘糟
    こんなマル暴刑事で大丈夫〜❗️と思わせておいて、おっとどっこい事件解決しちゃたよ。郡原虎蔵(如何にもな名前)とのコンビネーションもバッチリ❓次の『マル暴総監』も楽しみ(^。^)
  • 朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕―
    評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    あの日、妻が消えた。何の手がかりも残さずに。樋口警部補は眠れぬ夜を過ごした。そして、信頼する荻窪署の氏家に助けを求めたのだった。あの日、恵子は見知らぬ男に誘拐され、部屋に監禁された。だが夫は優秀な刑事だ。きっと捜し出してくれるはずだ―。その誠実さで数々の...続きを読む
  • 孤拳伝(三) 新装版
    二巻では剛以外にも蜂須賀、冥道といった武道家が登場し、そして全員が武道に「力」のみを求めている姿が描かれていました。この三巻では、彼らが武道に「力」だけでない何かを見出す様が描かれているように感じました。

    特に蜂須賀の変貌ぶりが目覚ましく、主人公である剛の話よりも興味深く感じました。仕合に勝利した...続きを読む