三木雄信のレビュー一覧
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プレゼンの達人と呼ばれ、奇跡とも呼べる企業提携を世界中で実現してきた孫正義であるが、実は、そのプレゼン戦略は非常にシンプルで明確。本書には長年仕えてきた筆者しか書くことができないものであると思います。
孫社長のプレゼンの様子はYoutubeなどで比較的手軽に見ることができますが、何度見てもその名調子に引き込まれてしまいます。本書は長年孫正義社長の側に仕えてきた筆者が明かす孫正義流プレゼンテーションの極意とも呼べるものです。
ここに書かれていることで一番印象に残ったのは『準備』に相当手間をかけている、ということです。同じく、プレゼンテーションの魔術師の異名を取った故・スティーブ・ジョブズ氏 -
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孫正義さんとは決断の人で、築かれた壁を壊していくことに挑戦を続けていくことが生きがいなのだろうなと感じた。
本田さんや井深さん、松下さんなどとは違い、モノを生み出していくことで世の中を変えていくのではなく、仕組みを変えていくことで世の中を変えていく点で、後世どう評価されていくのだろう。
本の中では、プレゼンの下りが興味深かった。スライドは部下たちに自分の想いを伝え、その反応に合わせてやりとりをし、それに合わせたものを作らせる。そして、何よりも感情を動かすことを重視し、相手を行動させるように仕向けることが目的としているそうだ。
また10秒考えてわからないものは考えても無駄など、孫さんの人となりが -
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◆◆印象に残った内容
全体を通して孫正義のポリシー、志が凝縮された一冊。印象に残った3点を防備録としてまとめる。
【1】事業ドメインを定義する
安定的かつ継続的に成長していくプラットフォームであるソフトウェア流通に集中した。ソフトウェア開発をしようという意見もあったが、孫は賛同しなかった。ソフトウェアは当たり外れが大きく、それが経営危機をもたらす可能性があったため。
会社の事業を何にするか、ブレない軸を持つことが企業を強くする方法の一つと考える。
【2】起業する分野を考え抜く
孫は最初から情報通信分野で起業することを決めている訳では無かった(一点決め打ちではない)。幾つかある選択肢の中 -
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今、日本で最も勢いのある会社のひとつ、ソフトバンク。この書はそのソフトバンクの社長孫正義についてどんな人なのか、経営理念や手腕、人間性、ビジョンといった視点からアプローチを試みたものである。
前半はソフトバンクの三百年続く組織づくりについて、後半は孫正義のグループ経営者としての仕事術およびソフトバンクで孫正義に要求されるビジネスパーソンとしての仕事のやり方について。
著者はソフトバンク株式会社元社長室長の三木雄信。孫正義分析の角度も納得できる。
それにしても孫正義、Yahoo! BBにソフトバンクの創業者、アイパッドとiPhoneの仕掛け人…大した日本人がいたもんだよ。 -
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ビジネスライフを充実させる(時間&仕事管理術)
考える力をつける(思考力強化法)
アイデアを生み出す(企画力強化法)
書く・しゃべる力、勉強法を身につける(文章力・話術&勉強術)
会議を仕切る
人の心を動かす
人生の波を乗り切る
直接コピーするにはちょっと使いにくい(本って、厚みがあるのでどうしてもきれいにコピーできない私。。)ですし、「これはここまで細かくなくても」とか、「これは書きたい内容が多いからいきなりA4にはできないかな」とかもありますが、月次・週次の予定表(片方ずつ&両方といろいろで)とセルフマネジメントシートは使い勝手がよさそうです。
とくに、スケジュール管理表をもとに週次定例 -
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6/12:孫正義の側近が書いた、孫氏の仕事の進め方や、ソフトバンク内の仕事の進め方を書いた書籍。
孫氏がこの閉塞感たっぷりの20世紀後半から21世紀にかけてほんの20年くらいで築き上げた「成功」はまさに驚嘆に値します。それを支えたのは孫氏の大きなビジョンとたぐいまれなる行動力、決断力。300年存続する企業を作るためには、という話や、30代で立ち、40代で資金を貯めて、50代で後継者を育成し、60代で引退。という考え方を会社が大きくなる前から考えていたりと、器が大きい。
先に読んだ「天才勝新太郎」と非常に情景が重なる。自分にしか見えないものを周りの人間が共有できずに孤立する、とかそんなになりそう -
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ソフトバンクの孫正義の側近として社長室長などを歴任した方の孫流経営の紹介本。
孫正義関連本では『幻想曲』や『志高く』を読みましたが、これらが伝記物であるのに対して、こちらはいわゆるビジネス書に分類されるものかもしれません。伝記的な視点も面白いですが、経営論的な視点も興味深いです("読み物"としては前2冊の方が面白いのですが)。
世間のイメージとは違う(人を貶さない、信賞必罰とは程遠い、等)評価も多く意外で新鮮です。これらが個人的な評価で別の見方が存在することを理解した上でも、それなりに説得的で納得してしまいます(三木さんはものを伝えるということがとてもうまいのだと思 -
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ソフトバンクの社長室長を務めた筆者が記す資料作成術の本。
以下、学び。
・正しい数字を見ていれば正しい判断ができる。正しい数字がその裏付けとともに適切に記載されている資料が問題解決には必須。→まずは数字が大事。判断は数字ありき。
・次にどうするかの指針がない社内稟議は論外。ただ「こうなりました」という報告はもってのほか。
・曖昧な定義、単位、解釈は許されない。ぼかしてはいけない。
・内容が即座に伝わることが必須条件。勝負は10秒。
①業務処理報告書
・累積グラフは、時に正しい実態を見えなくする。進捗状況や課題分析を行う場合は、群の内数(1週間ごとに切って推移を見る等)に注目し、グラフ化する -
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イラストがわかりやすくて、数字が苦手でも嫌悪感なく読めた。見開き1ページに1つのポイント、程よくカラー刷りで、見やすい。
ただ、さすがに前のページの内容を忘れてしまうほどスキマ時間にノンビリ読んでいたら、チンプンカンプンになってしまった…。
さらに、イラストの「ダメな例」が「当社を言ってますね!?」というものばかりで、途中から「ウケるー、それアルアルじゃん」になってしまい、ダメな部長たちのエピソードばかり思い浮かんで全然頭に入らない。
本の内容に問題があるわけではなくて、私の問題なのだけど…そんなわけで星は少なめ。
えーっと、当社のKPIって何やの…。
たとえKPIを設定したとしても、迷走す