あらすじ
「考える前に数えろ! 議論する前に数えろ!」ソフトバンク元社長室長の著者が、孫正義社長のもとで身につけたのは「問題を数値化して高速で解決する技術」。現実に起こっている事象を数値で把握し、それを分析して問題のありかと根本的な原因を探り、解決策を考えて実行したら、その結果をまた数値で把握・分析する。このサイクルをスピーディに回しながら、超高速で問題を解決していくのが、孫社長流の「数値化仕事術」。統計知識ゼロでも、Excelが苦手でも、新人&若手でもすぐ使えて、どんな仕事でも生産性が爆発的にアップする。しかも「数字は苦手で……」という人ほど効果大! 6万部突破ベストセラー、増補改訂でさらにパワーアップ。新書化にあたってツールを一新するとともに、成果につながらないムダな数値化を繰り返す“数値化メタボ”を防ぐための「新書版特別章」を追加。数字に使われるな、数字を使いこなせ! ※本書は、2017年8月にPHP研究所より刊行された『孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術』を改題し、一部加筆・修正のうえ、新書化したものです。
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Posted by ブクログ
数値化は未来を作ること
数える前に、まずは分ける
→ジャンル、プロセス等に因数分解する
→プロセスに分け、数値化する、改善点を探す、それぞれで目標を設定する
→迷う暇があれびまず手を動かす
ホワイトカラーの生産性が低いのは、グループやプロセスを数値化していないから
→最初から明確なルールを定めなくて良い
→有識者を複数人集めてやるのがコツ
問題のポイントが見えてきたら、より細かく数値化して見てみる
→業者ごとではなく、人ごとにしてみる
ビジネスで使うのはほぼ掛け算、因数分解
数値化したらPDCAを高速で回す
現代ビジネスにとって最も重要な5つの数字
→顧客数、顧客単価、顧客残存期間(LTV)、顧客獲得コスト、顧客維持コスト
数値化メタボになるな
→無駄な要因を数値化することに時間をかけすぎる、本末転倒
データ分析7つ道具
・プロセス分析
→始点と終点を定義し、そこまでの間を文字化
→重要因子を定義し、KPI(コントロール可能なもの)を置き即PDCA!
・回帰分析(孫さんが最重視)
→単回帰分析:変数が2つのみ
→重回帰分析:変数が3つ以上
→複数の変数の関連性を検証する
→y=ax+bで予測値を出せる(R〜が0.5以上であれば、確度が高い)
→アイスの売り上げと気温の上下、等
・ABテスト : Google optimize
Posted by ブクログ
数値化することで仕事がまわる。数値化の目的、メリット、実践のポイント、手法がまとめられている。ソフトバンクでの3次元経営モデルの紹介も参考になる
Posted by ブクログ
元ソフトバンク社長室長だった筆者が、ソフトバンク時代の経験に基づき、数値化することの本質や心構え、簡単な分析ツールの紹介や様々なメソッドを実例を示しながらポイントを簡潔に噛み砕いて伝授してくれる。ソフトバンクが未知の事業を切り拓き、道なき道を突き進んで来た軌跡の裏で、修正主義を大前提とし、そのチャレンジを支えてきたものが何だったのかを垣間見ることができる。
Posted by ブクログ
数値化して終わりではなく、それを基に今後どうするのか、どうなるのかを説明できることが大事だと改めて感じた。データはデータでしかなく、そこに自分の考えや意味付けをする事が大事。
Posted by ブクログ
数値の大切さはわかってはいるけど、データをどのように活用すればいいのかがわからなかったり、分析しているつもりになってしまったりする人におすすめできる内容。わかりやすく、実践的。ただ、やたらと「孫社長は…」とするのが非常に鬱陶しく感じ、著者も孫社長の下では有能だったのだろうけど、何だかなぁ…と思ってしまう。不要と感じる章もあり、数値化することや分析方法にもっと特化した内容だったらなお良かった。
Posted by ブクログ
数値化はビジネスを成功するために必要な要素、大前提。問題を数値化することによって現状を把握して、未来のためにするべき行動が見えてくる。数値化にはテクニックやノウハウがある。真の数値を見出すことが重要。ソフトバンクさんは収益を上げる法則に則り、かつ数字で分析して改善を繰り返している。組織には数値化思考が必要。ということがまとめられています。
良いと思った点3つ
①数値化の大事さを再認識できた。
②ソフトバンクさんの文化を知ることができた。
③適切な数値化が必要だなと認識した。