熊谷達也のレビュー一覧

  • バイバイ・フォギーデイ

    Posted by ブクログ

    高校生が憲法改正について話し合う場面にまずは驚きました!
    未来では実際に起こりうることなのかなとかいろいろ考えました。
    今までに読んだことのないジャンルで面白かったです(o^-^o)

    0
    2012年06月22日
  • 七夕しぐれ

    Posted by ブクログ

    いじめと差別。小学生の主人公の目を通してみる、社会の歪みの縮小版。友達を通して、真実は何なのか、正義を貫く様子は痛感に気持ちがいい。振り返れば、きっといい少年時代。

    0
    2012年05月22日
  • 迎え火の山

    Posted by ブクログ

    フィリピン出張のお供に持っていきました。僕にとっては「邂逅の森」以来の熊谷作品。これは全くジャンルが違うのですが、邂逅〜と同じく、ストーリテリングのうまさ、読ませる技術が凝縮された作品でした。さすが直木賞作家。もっと売れてもいいと思うんですが…

    0
    2012年05月07日
  • 漂泊の牙

    Posted by ブクログ

    狼好きは読めというレビューを読んで、本書を手に取ってみました。深い雪山での追跡、日本狼の存在、謎の漂白の民。どれも興味深い内容でした。

    0
    2012年05月06日
  • 相剋の森

    Posted by ブクログ

    「自然と調和して生きる」 壮大なテーマを題材にした力作。伝統的な熊狩りと野生動物の保護という視点で読者に分かりやすい形で論争を提示している。主人公は女性のライター。シンポジウムにて偶然耳にした「山は半分殺してちょうどいい」という言葉。物語が進むにつれ、意識が少しずつ氷解していく。筆者渾身のマタギ三部作の第一段。衝撃の二作目と比べても遜色ない出来。ちなみに「相剋」とは 対立・矛盾する二つのものが互いに相 手に勝とうと争うこと。なるほど納得!

    0
    2012年04月11日
  • 氷結の森

    Posted by ブクログ

    「冬は寒ければ寒いほど良い。冬に全てが凍りつけばそれだけ春や夏が素敵に思える」。九州育ちの私は全く想像がつかない氷点下の世界を物の見事に描く筆致力。大正時代の極寒の地シベリア、サハリンに生きる人々の息吹が胸に染みてくる。 モデルのいない主人公と歴史的事実を無理やり繋げている感じはするが 裏切り、人種差別、戦争、狩、革命、恋愛を通じて当時の生活習慣とともに時代に翻弄されるマタギの矜持の描写が本当にお見事!ミステリ&冒険小説だなこれは。特に真冬の旧間宮海峡を犬ぞりで渡るシーンの描写は圧巻です。作者も実際に渡ったとの事。凄い!

    0
    2012年02月24日
  • 邂逅(かいこう)の森

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    骨太というか重厚というか、読後にいろんなこと考えさせる書物です。

    時代は20世紀初頭、今から100年ほど前の東北地方。自然に翻弄されながらも自然に寄り添って生きるマタギの若者が主人公です。

    失われた日本の風土の中で、因習に囚われ、過酷な運命に抗いながらもマタギであり続けようとした主人公富治の生き様は、現代の男性には稀少となってしまった獣性を感じさせながらも、一本芯の通った男気を見せてくれました。人としてどう生きていくのか?富治は絶えず問いかけながらも、獣を狩るマタギ仕事に己の答えを見出そうとしていたようでした。

    序盤はマタギの狩猟について細かい描写がされており、冬山の寒さに凍えなが

    0
    2012年08月18日
  • 邂逅(かいこう)の森

    Posted by ブクログ

    「マタギ」がテーマのネイチャー系小説を予想していたが、完全に裏切られた。いい意味で。もちろん期待していた「自然との共生」もテーマの一つではあったのだが、それ以上に物語としてとても面白かった!昼ドラ的ドロドロの愛憎劇あり、官能的な濡れ場あり、ホラー映画のごとくグロい熊との対決シーンあり…かなりの長編だがまったく飽きさせず、一章一章が短篇としても読めそうなほど。登場人物もそれぞれ個性的で愛おしい。でも、東北弁がリアルすぎて映画化は難しいかな(^^;;。W受賞も納得の秀作!

    0
    2011年11月26日
  • 邂逅(かいこう)の森

    Posted by ブクログ

    マタギの話。昔の日本の村の生活が書かれていて面白い。主人公を取り巻く女性も強く生きている。ラストは壮絶。

    0
    2011年11月21日
  • 相剋の森

    Posted by ブクログ

    シャトウーンのレビューで知った。マタギ三部作の一作目。作者のマタギと自然保護の両立への思いが伝わってくる。

    0
    2011年11月11日
  • 七夕しぐれ

    Posted by ブクログ

    爽やか。
    子供の頃の、いじめいじめられ、を思い出す。どっちにも子供なりの論理があるんだよね。
    和也の父。遠くから丸。素敵な態度。

    0
    2011年10月24日
  • 相剋の森

    Posted by ブクログ

    環境保全と狩猟という現代的テーマが非常に興味深い。「生物を殺してもびくともしないだけの豊かな自然」。まさにそれだ!

    0
    2011年09月20日
  • 七夕しぐれ

    Posted by ブクログ

    自伝なのかフィクションなのか?大人になって子供を振り返るスタンスで描かれる作風には読者として安心して読める雰囲気がある。悔しさも悲しさも誇らしさも甘酸っぱさも経験し大人になったからこそ振り返れる当時。
    あの頃があったからこそ今の自分に誠実に向き合えるといった作風は凄くいいな~と思う。

    0
    2011年09月08日
  • 相剋の森

    Posted by ブクログ

    邂逅の森に比べると物語としての物足りなさはあるけれど、得られるものは十分にある作品だと思う。
    『自然との共生』と言った言葉は近年よく聞くが、人間が人間の都合で語るのであれば自然を置き去りにした話になってしまう。
    人間が上位にあるのでは無く、自然と対等でなければ共生も共死意味を成さないんだろう。

    0
    2011年08月22日
  • ウエンカムイの爪

    Posted by ブクログ

    熊谷達也のデビュー作です。

    アイヌの人々は善い羆のことを山の神『キムンカムイ』いい、性悪の羆を『ウエンヤップ』という。そして人間を食ってしまった羆のことを、真の悪神『ウエンカムイ』と呼ぶ…

    北海道で撮影旅行中だった動物写真家・吉本は、ある日巨大な羆と遭遇してしてしまう。しかし今まさに襲われそうになったとき、彼はひとりの女性に救われた。その女性はまるで羆を魔法にでもかけたかのように自在に操り、山へと導いた。

     なぜそんなことが出来るのか。彼女は何者なのか。

     一方でそれとは別の羆が、キャンプ旅行中の学生たちを襲い3人を惨殺してしまう。一度人間の味を覚えた熊は警戒心より、人肉への嗜好のほう

    0
    2017年08月15日
  • 氷結の森

    Posted by ブクログ

    マタギ三部作の最終話です。
    今度は時代を遡って、日露戦争後の樺太です。
    その当時は日本の領土になってた南樺太を縦横無尽に駆け巡る冒険小説です。

    主人公はマタギだったのですが、日露戦争従軍後に帰還した後、故郷で事件が起こってしまい、故郷を後にします。
    主人公を敵として付け狙う人間付で…。

    樺太では旅仕事を重ねていき、一つのところには留まりません。
    行く先々で、『ここに留まって根をおろせ』みたいなことを言われるのですが、必要以上に親しい人を作ろうとはしません。
    その中でも親しくなってしまう人がいます。

    食堂のお姉さんと、樺太アイヌの一家です。
    主人公はかなり良いヤツで、昔の正統派ハードボイル

    0
    2011年05月21日
  • まほろばの疾風

    Posted by ブクログ

    桓武天皇の時代
    東北地方に住む蝦夷の制圧が行われた
    蝦夷の族長として闘ったのが英雄アテルイ
    そのときの征夷大将軍が坂上田村麻呂

    蝦夷のお話は
    いたたまれなくなる話が多いが
    アテルイが「英雄」のまま了している
    よかったよかった

    --追伸--
    「火怨(高橋克彦著)」の方が良い。

    0
    2011年10月17日
  • 荒蝦夷

    Posted by ブクログ

    「まほろばの疾風(熊谷達也著)」と時代はかぶる
    熊谷達也としては「アザマロ(呰麻呂)はアテルイ(阿弖流為)の父」という設定のようだ
    こちらはアザマロが主人公

    同じ作者だが
    登場人物像が違っていたり
    アザマロの死に様が違っていたり
    する
    筆者の中で蝦夷像が変わったらしい

    他の作者の本も読まなきゃ偏るな・・・
    と思う

    内容は面白い
    アザマロがカッコよく描かれている

    --追伸--
    「火怨(高橋克彦著)」の方が良い。

    0
    2011年10月17日
  • 箕作り弥平商伝記

    Posted by ブクログ

    新しい趣向をいろいろと思いつく人だなあ、熊谷さんは。

    これは新しかった。
    すこし講談調なのかなんなのか、ユーモアをまじえた語り口に熊谷さんの工夫が感じられたが、新しいのは、サンカが登場すること。
    これまで、マタギや蝦夷を描いてきた熊谷さんだから、「お、今度はサンカか!」と期待するも・・・。
    漂泊の民を主人公に描いたわけではない。

    主人公は、秋田の箕作り屋さん。
    東北では、箕直しをやって糊口をしのぐサンカ像、というのはないのだそうだ。
    むしろ、技術のある職人さんとして一目置かれている。
    そんな箕作り職人が関東にやってきて・・・。

    こういうテーマをユーモアのある語り口でテンポ良く小説に仕立て

    0
    2010年09月27日
  • ウエンカムイの爪

    Posted by ブクログ

    熊にもいい熊、悪い熊がいるらしい。
    アイヌの言葉で、いい熊は「キムンカムイ(山の神)」悪い熊は「ウエンカムイ(悪神)」。
    たとえいい熊だとしても、山の中でばったり出会ったら、怖いはず。熊は熊。
    それもでかいヒグマならなおさら。
    都会で生活しているとそんなシチュエーションは想像しにくいけれど、この「ウエンカムイの爪」を読むと、熊の息遣いを耳元に感じるような気がします。

    駆け出しのフォトグラファー吉本は、北大の熊の研究チームのフィールド調査を取材する。
    自然と対峙する世界へ踏み出した吉本と、金色に輝く毛並みの巨大な熊「カムイ」との出会い。
    日本最大の野生動物であるヒグマを取り巻く自

    0
    2010年08月27日