西炯子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレた、小鳥遊くゥーーーん!!と全力で叫びたくなるくらい小鳥遊くんに終始やられていた。いや、もう最強な男すぎる。少女漫画かよ。少女漫画でした。
生きていく上で、小さな頃はコップ満杯にあった自信が、少しの揺らぎや誰かに飲み干されることで少しずつ減っていくという……のは誰にでもある経験で、コップに自信を継ぎ足す気力も無くなってしまった薫の気持ちが痛いほど分かって苦しかった。思えば1巻からずっとこの共感故の苦しさがあった。今巻では小鳥遊くんがようやくそれを拾い上げて、少しずつだけどまたそれを潤していって、そんな丁寧な愛情ひとつひとつにわたしまで涙が出そうになるほど救われた。あ〜も〜、お幸せに!泣
そんな薫の幸せに反して、後半で薫の友人たちの人生が音を立てて瓦解し始めているのがマジで苦しくて、なんだコイツら幸福質量保存の法則でも証明しとんのか?という気持ちになった。も〜とにかくよっさん。よっさんと白浜さんのシーン、常に息が詰まって堪らなかった。展開設定ひとつひとつがあまりにも昼ドラすぎてもはや笑いすら覚える。全く笑えませんが。小鳥遊くんの手料理を食べて少しずつ頬が緩む薫のシーンと、倒れた白浜さんの横で泣きながらご飯を口にするよっさんの対比が本当に苦しい。食べることは生きること。
仕事一筋だったり、バツイチだったり、既婚者だったり、不倫中だったりするけど、薫とその友人達に共通して言えるのは「人生で最も恋愛をしてはいけないタイミングで、最も恋愛をしてはいけない人と、人生で最も大きな恋愛をしてしまった」ということで、だからこその「初恋の世界」なのだろうなあと。1巻読んでた頃は「初恋?主人公40歳で?」という感じだったけど、ここにきてそのタイトルのエグ味が段々正体を現してきていて恐ろしい。それぞれに見えている「世界」はあまりに残酷で、恋なんて言葉とは程遠い地獄なのかもしれないけれど、それでもやっぱり人は人を愛さずにはいられないのだろうなあ。早く続きを読ませてください……。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ待ちに待った新刊!(待ちに待った新刊の割にはようやく読んだという感じで……。)
とにかく!親子の "愛" と男女の "愛" を多面的に描く手法が素晴らしすぎる。家庭と職場、それぞれに抱えるたーたんの葛藤を軸に、鈴、そして友人の上田さんが抱える思春期特有のモヤモヤ、妹尾さんと片岡さんの恋愛模様がこれでもかというほど、読んでいて密にリアルに迫ってきた。「鈴の父親の出所」というタイムリミットもとてもよい舞台装置として働いていて、ヒューマンドラマなはずなのになぜかサスペンスのような疾走感もあった。
ひとりひとりが抱える問題はあまりにも複雑で、絡み合った糸がどこかを切らないと解けないみたいに、誰かの幸せを祈ることが誰かの不幸せに繋がっていたりして、そういう難しさをずーっと読みながら考えていた。(「初恋の世界」を読んでるときも全く同じ気持ちになった。)個人的には、無口でクールに見えるけど人一倍気にしいで恋愛下手な妹尾さんがあまりにもザ・西炯子女子!という感じでどうしても応援したくなるんだけど、どうなんだろうなあ。サンダルの1件で鈴ちゃんも少しだけ?心を開いているようなので、このまま……とは行かないんだろうなあ。次巻は中学生ふたりの瑞々しい逃避行が見られそうなので期待大。鈴ちゃんの言葉は純粋すぎるが故に、こんな萎びたOLには研ぎ澄まされたナイフみたいに刺さります。 -
やっぱり面白い!
もともと西先生のファンです。40歳女性のリアルなところと、ちょっとありえない展開が面白い!一気に読んじゃいました。先が気になる〜
-
購入済み
結局読んじゃう☆
なんだかんだと、グイグイ読んでしまい、イッキ読みで明け方まで読んでました。
自分の人生の中にはない時間の流れ方や考え方がとても新鮮ですが、本当の人生はこんな丁寧には過ごせないのだろうなと思うのでありました。 -
購入済み
良かったです
ずっと気になってて悩んでいましたが購入しました。
結果、読んでみてスッキリして良かったです。
ご両親の話も面白かったし、同時進行していた娘さんの話も面白かった。
好きな一冊になりました。 -
匿名
どうでもいいけど、もっと優秀な弁護士に助言求めた方が良かったよね。
理恵さんの結婚前に提示した条件は、どう考えても常識はずれ。同意の上でも通用しないレベル。ずっと浮気を容認させるとか、あり得ない。ベテランの弁護士なら軽く離婚にもっていけるだろ。
でもまぁ、妊娠をきっかけに円満離婚なら結果オーライか。
真木さん、スタートから変態すぎて色々間違ってたけど、まともに接してくれると全然イケてるのね。なぜ最初からそうしなかった?
つまりこうだ!初恋の人に再会→ひとまず旧友としてランチなどをする仲になる→同時進行で妻の不貞行為を興信所などで内偵し証拠固め→書面のない口約束など無かったていで離婚請求→完全別居で婚姻関係を無理にでも終わらせておく→こじれそうなら、不倫相手に掛け合いに行くと脅してみたり→なんやかんやで離婚(場合によっちゃ慰謝料なども取っちゃう?)→あらためてそろそろ親しくなってるヨリさんにプロポーズ。
って、自分の性格の悪さにウンザリ(笑) まあ、これじゃ漫画にはならんわな。ありえないストーリーだから面白いってことかな。 -
匿名
悲しげで切なくて、でも全部失って仕事に励むヨリさんは、やはりいい女になったと思う。
美しく変貌した時よりも、服も地味だし化粧もそこそこだけど、柔らかくなった。
仕事では一歩も引かない芯の強さがあって、人の悩みに静かに寄り添う優しさもある。
決して無理しない、愛したまま、忘れないまま、ひたむきに前進する。
自然体の魅力かな?これこそ持ち味の美しさだと思った。
怪しげな作家に誘われるままに東京に行くのかな。真木に会わずにすむけど。
本当にそれでいいの?幸せになってほしい。
真木の妻は予想以上に最低な女だったね。ヨリに似てるのは見てくれだけ。
プライドだけお高い嫌な女。なぜ結婚したんだろう?一生の不覚だな。
あれじゃ一生努力しても好きにはなれない。どうする?真木先生。 -
匿名
若い時は愛が無条件に結婚に繋がるけど、こじらせた大人は愛と結婚は別物なんだね。
不倫は道徳的に良くない。しかもそこに愛があれば自分を傷つけるばかり。
苦しくて結婚に逃げたい。でも逃げた先に愛はない。何が正解なのか迷うよ。
迷ったことが罪なのか?それでも決断しようとしたんだよ。悶え苦しみながら。
どちらも逃したのは迷ったことへのバチが当たったとでも言うの?
愛していたのに先の見えない相手を泣きながら切り離したんだよ。
別れた後まで目で追うのはみっともないことなの?
ただ、一つ言えることは、真木は罪な近づき方をした。
ヨリの年齢を考えたら、やはり離婚してから愛を捧げるべきだった。
稼ぎも安定していて借金返済間近、しかも相手に不貞があるんだから、案外簡単にカタがついたはず。自分も不貞したら話がこじれるだろーが。しかも相手を深く傷つけた。
理屈っぽいのに頭が悪い。でも、最後は責任とれ。
-
匿名
ヨリさん、静かな老後を送りたいんじゃないんだ。結婚したいんだね。
火をつけたのは真木先生なんだけどね。でも妻帯者。切ない。
真木嫁の不倫相手、早く離婚してくんないかなー。そこ一点にしか希望はない。
マザコン新聞屋は悪くないけど、ヨリさんは恋していないよね。
爽やかでいい人なだけに悩むところ。
真面目なヨリさんが、あんなに簡単に関係もっちゃうところが泣けちゃう。
弱ってるんだろうね。よく泣くようになったし。
真木先生の愛は分かるけど、大人は愛する人をあんなに苦しめない。
むしろ身を引く。いや、そもそも手を出さない。
本当に欲しければ、ちゃんと離婚してから近づく。結局子供過ぎだよ、真木は。