西炯子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全巻読破しました。
つぐみ羨ましすぎ。
顔、スタイル、頭がいい。
それに料理やそれ以外も色々できて、恋愛だけが下手て。
ちょっと女として嫉妬しちゃうなぁ。
海江田、こんな51歳いたら惚れますねー。
キュンキュンするわ。
抱き締めてほしいー‼
現実的にない設定な2人だけど、
話の内容は現実的というか、シリアスなのもある。
特に2巻で母親に置いてきぼりにされた子供を2人で少し面倒をみた話。
海江田が子供に対する態度、言動は冷たい事もあるけど現実的だよなぁ。
田舎のゆったりした雰囲気が良い感じです。
2人の恋愛もスピーディながら、ほのぼのとしていて読んでいて微笑ましい。
とても好きな本になりました。 -
Posted by ブクログ
別れて別々の生活をしながらも、お互いを思っているの章。一途な二人が大変好ましい。真木先生が結婚したのはお父さんの借金のせいなんだろうけど、たまたま相手がヨリに似ていたというのは出来すぎかな。二度と会う事はないと思って結婚したら、途端に会っちゃったりするのよね。人生色々。
天野が酔いつぶれて真木と二人でホテルに泊まるシーンは面白かった。
「…理由はわからないが
“どうしようもなくその人でなければ”ということがある
“その人の形”に空いた穴が心の中にある
そのために苦しんでも
その苦しみを“喜び”だとさえ感じてしまう
人にはそういうことがある」 -
Posted by ブクログ
疑似恋愛と孤独が具現化した様な嶽野。本人は息してちゃんと生きてるんだけど、周囲の人間に「手の届かない皆を喜ばせる楽しい人」と言うか、みんなの○○さんになっちゃって、1対1の関係性に踏み出して貰えない人気者の孤独を持ってるキャラだなー、って。独立独歩の人ですよねぇ…器用貧乏とも言うかもしれませんが。孤独じゃないだろう、と誤解されがちと言いますか。独に慣れてる人だなー。人がいないから寂しいではなくて、もうそう言うの、だいぶ前にないものだ、って知ってる人なんだなぁ、って。おタケさんの話ってこの「ここにおいで」「水が氷になるとき」「もうひとつの海」「Teenage」の4作だけだったろうか…記憶が曖昧になってるのが悔しいが、この4作ではおタケさんの孤独を生んだ根源は描かれてないんだよねぇ…
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Posted by ブクログ
当時、今で言う所のBL的なものを摂取しようと思うと、元祖のJUNEか、プチフラワーに掲載される作家さんを張っているしかない、と言う状況だった。プチフラワーと言う雑誌は、それだけ当たりが来る確率の高い雑誌だった。少女漫画のジャンルのくくりに独自性があって、好きな人間にはタマランものがあった。西炯子さんのコミックスは出る度に買った。今回再読して、何より記憶に残っていたのは、1話1話と言うよりは、読んだ当時、舐めるように見た「止め絵」だった。おタケさんの丸ピアスの描き方とか、もう、本当に穴が開くほど見つめた。
今読むと、現在自分が読んでいるBL作家さんの絵の方が抜群に上手い、上手いが、当時、一見線が安定しない危ういものも含めて、西炯子さんの作品の繊細な所がぎゅっと詰まっていて、何度も何度も読み返した。いつしか、そう言う繊細なものを求めるより、もっと即物的なものを求める様になっていって、JUNE的なものから一旦心が離れた時に、さほど惜しいとも思わずに古本屋に売ってしまったものを、今買い直したくなったのは、回顧趣味ではなくて、色々読んで原点に戻ったと言う事だろうか。
「犬とあなたと春風と」乱暴者の一徹と、一徹の腰ぎんちゃくな千春との関係性はくされ縁の友人どまりでしかないが、惰性で始まったものが継続して行く様がタマランかった。
「ここへおいで」おタケさんの長い髪にノブの指が絡まっているコマを何度見つめ直した事か…
「水が氷になるとき」最後の、きみはやさしい人間だね、って言われた時のおタケさんの凍りつく様な表情にぞくっとした。本人は息してちゃんと生きてるんだけど、周囲の人間に「手の届かない皆を喜ばせる楽しい人」と言うか、みんなの○○さんになっちゃって、1対1の関係性に踏み出して貰えない人気者の孤独を持ってるキャラだなー、って。思えば、眼鏡キャラが今ほどもてはやされてなかったと思う中、長髪で眼鏡かけて美形なんかよ!!って驚きを感じた、当時。見てすぐに分かる美形しか解しない稚拙な脳みそしかなくて(筋金入りのメンクイでした・笑) -
Posted by ブクログ
どこにでもある地獄。 そして天国。
という4巻の帯がつきささる。秀逸。
主人公の過去の鬱屈した初恋の記憶も、現在の不倫の結末もどこにでもきっとある話。しかし、そんな現実にすら夢を見たい女子のためのこれはファンタジー。
男のひとと切れた瞬間からなんとなく服が雑になって、化粧も適当になって、なんとなく仕事に身を入れてみたり、若い妹を遠目で眺めてみる40前未婚女子、愛に恋にと生きてはいけないヨリ姉さん。しかしヨリさんはあくまで美しい。主人公が愛される不倫相手は変態だが最低限誠実でやっぱりキレイ。
そんなファンタジー。
はらはらと主人公がひとりきり流す涙に、あっ、こういう地獄ってあるよね、と心えぐられつつ、いやしかし、なんだかんだで真木さんと幸せになるんじゃないかなって、夢見られる読者の自分。
心えぐる感じと少女マンガのきれいさのオブラートが、よい。好きです。