西炯子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
西炯子の弓道青春グラフィティえー、面白すぎます。共学高校弓道部の不器用で真っ直ぐな男子たちの交流を描いた青春モノ。オトコ目線なのに、ヤオイじゃない(ヤオイ要素もなきにしもあらずだが)少女マンガって昨今貴重な気がする。青春モノとしては珍しく、一話完結に近い形で、毎回違った主題を描く。同性愛と異性愛の狭間で苦しむ話だったり、想いを寄せる女子部員の日記を妄想で毎日綴る男の話だったり、とにかくテイストは様々。ただ共通しているのは、みんなまっすぐで、騙しやすかしがないところ。読後感は爽快そのもの。読んでいても気持ちいい。各話にパンチがきいていながら、ふんわり綺麗にまとめる西炯子のセンスには脱帽。
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Posted by ブクログ
実は西 炯子さんが挿絵をやめてから読んでいないのですが大好きな作品でした〜。
その昔、王道少女マンガのような展開に胸躍らせて読んでいました!
最初は西 炯子さんが好きだったのと富士見二丁目交響楽団シリーズという題名がどうしても面白そうで買った小説でした。
内容は題名通りほのぼのとした雰囲気に本当王道なワクワクする事件がテンポ良く起こる、というかんじ。
市民楽団に席を置くの眼鏡の自分に自信が無いバイオリニストの主人公が、ある日突然やってきた美形で美声の指揮者に迫られ嫌だ嫌だと言いつつどうにかなって(笑)主人公も指揮者も楽団も成長して行くというお話です。王道ですよね。
私の文ではわかりませんが小説