あらすじ
悠季は富士見交響楽団(通称フジミ)のコンサートマスター。楽団(オーケストラ)はまだ素人レベルだけれど、彼はリーダー的存在だ。そこにある日、芸大出で留学帰りの二枚目指揮者・圭が就任してきた。ところが初対面時から人を見下ろすようなデカい態度。そんな圭にムラムラと敵意を覚える悠季であったが…。楽団を舞台に悠季&圭コンビが織り成す激しく切ない恋愛模様2編。
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秋月こおの代表作。
主人公二人の恋愛の行方と音楽家としての成長が二本柱の大長編シリーズ。
BLって、ファンタジーですよね。基本的に。
だからこそ、しっかりとした設定や文章力が必要だと思うのですが、
この作品はとにかく、地に足が付いてる感が凄いと思います。
いやいやいや!それはまあ、いやいやいやいや!と言いたくなる部分と、
隣町のどこかで実際に存在しているかのような脇キャラクター達。
ファンタジー部分を支える、書かれていないけれど表現されている設定がもの凄くしっかりしていると思います。
だから、あんなだったりこんなだったりするトンデモ展開も、それはそれでアリかも、なんて受け入れられたりするのかも。
登場人物達が、人生をしっかり歩んでいるのも凄い。
結局シリーズ全巻読んでます。
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フジミはぜひ読んでいただきたい作品!
実写映画化されましたが、あれは別の作品だと思って欲しい。笑
クラシック音楽を題材とした作品はタクミくんシリーズが有名ですが
こちらはすごく大人な作品です。
若手音楽家同士が切磋琢磨しながら、音楽家として人間として成長してゆく話。
クラシックに馴染みのない方でも、秋月先生の無駄のない繊細で美しい
文章のお陰で、するする吸収するように読むことができるので
逆に詳しくなってしまいます。しかもバイオリンを習いたくなる!
受も攻も一筋縄ではいかない癖のある、いかにも音楽家。
メイン二人以外にも個性的で魅力的なキャラが沢山登場し
二人の人生に絡んでゆきますが、その度に“人って支え合って
助け合って生きているんだな”と改めて気づかせてくれます。
この巻の見どころはメイン二人の強姦シーン!と
言いたいところですが、あえて八坂の強姦シーン推しで!!
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西炯子つながりでもう1件。
この「富士見二丁目交響楽団」シリーズは、90年代を代表するボーイズラブ小説の1つである。ある地方オケの天才美形指揮者(♂)と凡庸なコンマス(♂)が恋に落ち、お互いいろいろ葛藤しながら、音楽家として成長していくという物語。この作品は現在も続いており、第7部まで進んでいるようであるが、私が読んだのは第4部の途中まで。巻数でいうと25巻くらいまで読んだと思う。西炯子は長年この作品の表紙と挿絵を担当していたが、2001年に後藤星にチェンジしてしまった。(絵師が変わったから読むのをやめた、というわけではないのだが)
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〇年ぶりに引っ張り出して読んだ。
初めて読んだいわゆるBL小説の文庫本というのがコレだったんだけど
その時も衝撃的というか、
この手の作品を読んだのが大昔のJUNEがJUNだった頃以来だったものだから
今はこういう風なことを書く人がいるんだということに驚いて
かつ、展開が面白すぎ、で
嵌りに嵌ってしまったわけで。
(そんなわけで『出戻り腐女子』なのだ)
久しぶりに読んでもやっぱ可笑しい。なんか笑える。
冷静に読むと、変だよそれ、が多いんだけどね。
毛布は今も衝(笑)撃的O(≧▽≦)O
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実は西 炯子さんが挿絵をやめてから読んでいないのですが大好きな作品でした〜。
その昔、王道少女マンガのような展開に胸躍らせて読んでいました!
最初は西 炯子さんが好きだったのと富士見二丁目交響楽団シリーズという題名がどうしても面白そうで買った小説でした。
内容は題名通りほのぼのとした雰囲気に本当王道なワクワクする事件がテンポ良く起こる、というかんじ。
市民楽団に席を置くの眼鏡の自分に自信が無いバイオリニストの主人公が、ある日突然やってきた美形で美声の指揮者に迫られ嫌だ嫌だと言いつつどうにかなって(笑)主人公も指揮者も楽団も成長して行くというお話です。王道ですよね。
私の文ではわかりませんが小説の空気みたいのが心地よくて凄く好きでした。
後、この小説のおかげで音楽の感想文やテストの点数は良かったです/笑。
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人生変わっちゃった(笑)
ただのBLとは言わせない。
まだまだ続いてますねぇ、大河ドラマですね(笑)ここまできたら、最後までついていきますよ。
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はい、最近読んでるシリーズってこれです(死)
凄いです、読み進めば進むほど愛しくって辛くって叫びたくなってきます!
で、出逢い編なこの巻。
初っ端からハードです……
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書かれたのが1992年ということもあって、時代を感じる作品で、時折、そういえばこんな文体が流行っていたなあと微笑ましい気持ちになりました。
まさかのワーグナー使用方法にちょっとびっくりしましたが、周りにクラシック音楽を常に流している人(あの時間も)が多いため、そこまで違和感は感じず。
どうしてもクラシック音楽家の立場から見てしまうので、そもそも芸大に入っておきながら「学ぶことがない」とか「先生はCD」(CDだとやっぱり音がミキシングされているため生音には敵わない)とか言ってしまう彼に首を傾げたくなりますが、イタキスの入江くんも折れかけたシャーペンで5分間だけで解いた試験で全国1位とかになっていたので、そんなものかと納得した次第です。
コントラバスの彼が本気で気持ち悪くて、読みながら吐き気を覚えました。あんな目に遭ってもリハーサルに出る彼は偉いですね……。
とりあえず続きを読まないと、二人の関係については何も言えませんが、好感度の高いスタートでした。
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友人に勧められて購入してはまった。はめられた。
面白い本はないかなぁと友人に本屋で話をしたら、
富士見二丁目交響楽団ってのがいいと言われて、
どんなジャンルなのか、どんな話なのかも考えずに
手にとって購入。
(今考えると友人の態度がちょっとおかしかった…)
電車の中で何も考えずに読んでいて、、、
吹き出しそうになりました…
個人的には若干読みたくない箇所もあるけど、
まあ、でも面白いです。
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【あらすじ】
悠季は富士見交響楽団(通称フジミ)のコンサートマスター。楽団はまだ素人レベルだけれど、彼はリーダー的存在だ。そこにある日、芸大出で留学帰りの二枚目指揮者・圭が就任してきた。ところが初対面時から人を見下ろすようなデカい態度。そんな圭にムラムラと敵意を覚える悠季であったが…。楽団を舞台に悠季&圭コンビが織り成す激しく切ない恋愛模様2編。人気シリーズ、待望の文庫化。
【感想】
My BL原点その4。評価は総合です。
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借本。
「炎の蜃気楼」がダメだったので、こちらにチャレンジ。
挿絵がお気に入りの方だったので、つい。
あまり好きではない著者だったのですが、この本で急上昇。
一応19巻迄は、読んでみるとします。
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腐女子なら名前は必ず知っている超有名シリーズ。
若きヴァイオリニスト・悠季と、天才指揮者・桐ノ院圭の
織りなす美しくも愉快なオーケストラ物語が楽しめます。
秋月先生のライフワークと言っても過言ではないかも。
あのタンホイザー強姦狂想曲は必見です(笑)
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これは、私の若気の至り
負の遺産的本の内の一冊
この本を読めとはいいません
人に薦めたことは、たった一度だけです
でも、世間一般では余り受けていない作家さんや世間からは黙殺されているような作家さんの中にも、文章表現豊な方々はたくさんいるという事を、私は知りました
この秋月こおは今でこそもう読んではいませんが、未だに気にいっている作家の一人ではあります。
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こちらもBLでは超有名どころの作品です。大音量のワーグナーが鳴り響く室内で強●されちゃう主人公。
あの●姦シーンをこす衝撃は私の長いBL読者暦といえどありません(笑)とはいえこの作品の魅力は、最初は反発しながらも心を開き成長していく主人公と見事なオケシーンの描写。
もともと音楽は好きなほうなんですが、この作品でクリーブランド管弦楽団とか覚えちゃいました。クラシック好きな人にも大変魅力あるこのシリーズ。最近はちょっと間延び感があるので手にとってないのですが、一部はほんとに名作でオススメです。
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富士見二丁目交響楽団シリーズ記念すべき1作目。
悠季がコンサートマスターをする富士見交響楽団に、桐ノ院圭がやってきた!!
楽団を舞台に描かれる物語。
なんかいろいろ凄いです!
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とっとと二人がくっついてしまったので、そこから先はいかに音楽家として成長していくかという話に。それがまた素敵。クラシックを聞き出すようになったきっかけ。作者の罠にまんまとはまりました。
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名作とのレビューを目にして、しみじみ良い話系なのかなと思って読んだら、ハチャメチャなギャグ的展開に唖然としたよ!でもサクサク読めて笑えて元気が出たので続きも読むかもしれません。
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秋月こう初読み。
攻め:桐ノ院圭
受け:守村悠季
素人レベルの市民オケに新指揮者として赴任してきた桐ノ院とコンマスの悠季の話…。
往年の名作を20年経とうという今読み始めましたf^_^;
早い段階で性交渉があり(強姦)それでもその1度(6回だしたらしい)で身体は喜んだというから悠季はそっちの才能があったのよね。でも心は認めたくないまま月日は過ぎる…。
コントラバスの男の件もそういう展開になるということは、本人に自覚がないだけで男に好かれるタイプなんだろうなぁ。
オケに詳しくないけど出てくる曲名は有名なのが多くて聴きたくなった。
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いわゆる、ハードな(?)BLでした。
ちょ、ちょっとキツかった……。最初の展開から、終始テンションの高い文章まで。
修行して、数年後に出直して来ます……。
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少し前の小説だったので、ちゃんと楽しめるかどうかちょっとだけ不安だったんですが、まったく無用の心配でした。
悠季は富士見交響楽団(通称フジミ)のコンサートマスターだった。
来るもの拒まずの姿勢の富士見交響楽団は、レベル的には高くなかったが、とても居心地のいい場所だった。
そこにある日、芸大出で留学帰りの二枚目指揮者・圭が就任してきた。
エリート指揮者がどうしてこんなところに……と疑問に思う悠季だったが、圭は初対面の時から人を見下ろすようなデカい態度。おまけに、圭の思い人は彼に夢中。
面白くない圭は彼に敵意を燃やすが……。
という話。
結局は、他の団員の話を鵜呑みにした圭が、無理やり悠季を犯しちゃって、でも圭は結局のところそれで吹っ切れちゃって……
という感じの話でした。
シリーズ一作目なので、まったくもって甘いところはなく。
悠季は圭との行為を若干のトラウマにしたまま物語は経過しますが、なんとなく悠季が圭のことを意識しているのは伝わってくる感じがして、とってもいい感じです!
続きが楽しみになりました。
Posted by ブクログ
まだボーイズラブではなくジュネ系とかやおいとか呼んでいた高校生の頃にはやったこの「富士見二丁目交響楽団」シリーズ、いまさらながら読んでみました。さすが一世を風靡(?)しただけあって、ただ男同士でレンアイしてるだけじゃない。クラシック界を舞台にした成長物語としてもおもしろい!シリーズ全部読むことに決定です。