【感想・ネタバレ】寒冷前線コンダクター 富士見二丁目交響楽団シリーズのレビュー

あらすじ

悠季は富士見交響楽団(通称フジミ)のコンサートマスター。楽団(オーケストラ)はまだ素人レベルだけれど、彼はリーダー的存在だ。そこにある日、芸大出で留学帰りの二枚目指揮者・圭が就任してきた。ところが初対面時から人を見下ろすようなデカい態度。そんな圭にムラムラと敵意を覚える悠季であったが…。楽団を舞台に悠季&圭コンビが織り成す激しく切ない恋愛模様2編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

フジミはぜひ読んでいただきたい作品!
実写映画化されましたが、あれは別の作品だと思って欲しい。笑
クラシック音楽を題材とした作品はタクミくんシリーズが有名ですが
こちらはすごく大人な作品です。

若手音楽家同士が切磋琢磨しながら、音楽家として人間として成長してゆく話。
クラシックに馴染みのない方でも、秋月先生の無駄のない繊細で美しい
文章のお陰で、するする吸収するように読むことができるので
逆に詳しくなってしまいます。しかもバイオリンを習いたくなる!

受も攻も一筋縄ではいかない癖のある、いかにも音楽家。
メイン二人以外にも個性的で魅力的なキャラが沢山登場し
二人の人生に絡んでゆきますが、その度に“人って支え合って
助け合って生きているんだな”と改めて気づかせてくれます。

この巻の見どころはメイン二人の強姦シーン!と
言いたいところですが、あえて八坂の強姦シーン推しで!!

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2013年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 少し前の小説だったので、ちゃんと楽しめるかどうかちょっとだけ不安だったんですが、まったく無用の心配でした。

 悠季は富士見交響楽団(通称フジミ)のコンサートマスターだった。
 来るもの拒まずの姿勢の富士見交響楽団は、レベル的には高くなかったが、とても居心地のいい場所だった。
 そこにある日、芸大出で留学帰りの二枚目指揮者・圭が就任してきた。
 エリート指揮者がどうしてこんなところに……と疑問に思う悠季だったが、圭は初対面の時から人を見下ろすようなデカい態度。おまけに、圭の思い人は彼に夢中。
 面白くない圭は彼に敵意を燃やすが……。

 という話。
 結局は、他の団員の話を鵜呑みにした圭が、無理やり悠季を犯しちゃって、でも圭は結局のところそれで吹っ切れちゃって……

 という感じの話でした。
 シリーズ一作目なので、まったくもって甘いところはなく。
 悠季は圭との行為を若干のトラウマにしたまま物語は経過しますが、なんとなく悠季が圭のことを意識しているのは伝わってくる感じがして、とってもいい感じです!

 続きが楽しみになりました。

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2011年12月17日

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