あらすじ
不倫相手の医師・真木との関係を解消し、新聞記者・川原との結婚話も白紙になったアラフォー女性・岩谷ヨリ。県が推進するプロジェクトのリーダーになり、失恋の痛手をふっきるかのように仕事に邁進するヨリだが、真木はいまだにヨリのことをを忘れられず――
思いがすれちがい、そして絡まりあう、不器用系恋愛バイブル第5巻!
感情タグBEST3
天野さん
真木さんと天野さんの関係が微笑ましくて好きだ。
八木田さんの一方的な好意は迷惑だけど、真木さんのヨリさんに対する行動も始めは似たようなものだったな。
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真木についてもっと深く知ることができる巻。
思いを寄せて熱烈にアプローチしてくる学生に対し
真摯に答えるとこや、正直にヨリへの思いを話して
振るところがカッコいい。
それをきちんと受け入れる学生も素敵だった。
大学生の時の同級生との会話では、真木がヨリと
どうなりたいかも知ることができる。
別れた二人が再び
西炯子先生の描く女性は本当に魅力的です。ちょっとした仕草、ポーズにハッとする女性の美しさを見せてくれます。でも本巻の岩谷ヨリは恋に望みを失ったためか、時に疲れてメイクもろくにしていない姿を見せます。岩谷ヨリを20年以上思い続ける真木誠。その真木に強引にアプローチを続ける学生の八木沢仁美。この3人を出会わせ、再会させ、絡ませて「女」を描いていく西先生に円熟した実力を感じます。
結婚か
好きな人と一緒にいられる、結婚という形に入れるのは有り難いことなんだろうな。
毎日は変化するけど、形に収まっていれば何事も無かったかのように戻ってこれるし。
ヨリさんの強さが格好いいような、支えられないもどかしさがありますね。こういう、すれ違いの結果が不倫だったという事もあるんですね。
匿名
悲しげで切なくて、でも全部失って仕事に励むヨリさんは、やはりいい女になったと思う。
美しく変貌した時よりも、服も地味だし化粧もそこそこだけど、柔らかくなった。
仕事では一歩も引かない芯の強さがあって、人の悩みに静かに寄り添う優しさもある。
決して無理しない、愛したまま、忘れないまま、ひたむきに前進する。
自然体の魅力かな?これこそ持ち味の美しさだと思った。
怪しげな作家に誘われるままに東京に行くのかな。真木に会わずにすむけど。
本当にそれでいいの?幸せになってほしい。
真木の妻は予想以上に最低な女だったね。ヨリに似てるのは見てくれだけ。
プライドだけお高い嫌な女。なぜ結婚したんだろう?一生の不覚だな。
あれじゃ一生努力しても好きにはなれない。どうする?真木先生。
Posted by ブクログ
このぐっだぐだに迷ってる感がすごく好き。
さて、相変わらず真木との関係もどっち付かず…いや、ついてるんですけども、煮え切らないというか。
真木が結婚してなかったらこんなにややこしい関係にはならなかったのかもしれませんが。それは、もう結婚しちゃってるものは仕方ないですわな。
諦めるか奪うかです。
で、ヨリは諦めちゃった(多分)わけですけども。
ヨリは一見前に進んでるようですけど、その実その場にとどまり続けていますよね。いや、一応進んでるのかな。すり足だけど。
巻の終わりの方で、ヨリが動く気配がありそうですけども…。
真木もいい加減、自分から動けと言いたくなる…受け身何ですよねー、この男…このイケメンめ!!
Posted by ブクログ
別れて別々の生活をしながらも、お互いを思っているの章。一途な二人が大変好ましい。真木先生が結婚したのはお父さんの借金のせいなんだろうけど、たまたま相手がヨリに似ていたというのは出来すぎかな。二度と会う事はないと思って結婚したら、途端に会っちゃったりするのよね。人生色々。
天野が酔いつぶれて真木と二人でホテルに泊まるシーンは面白かった。
「…理由はわからないが
“どうしようもなくその人でなければ”ということがある
“その人の形”に空いた穴が心の中にある
そのために苦しんでも
その苦しみを“喜び”だとさえ感じてしまう
人にはそういうことがある」
Posted by ブクログ
最初の方の巻ではイマイチ面白さが分からなかったんだけど、巻が進むにつれてじわじわ来るというか……。
前の巻の途中から急にお仕事漫画の要素を帯びてきて、今回さらにそこに女の一代記的な雰囲気が加わるという。
完結したらえらいことになりそう。
Posted by ブクログ
真木と川原との別れを経て、より仕事に尽力するようになったヨリ。
それは忘れる為にがむしゃらというものでもなく、好きでやっていきたいと思った仕事だからこそ好感が持てる。
真木の事情も垣間見えてきて、二人の人生が再び恋愛に結びつくかどうかは分からないが、お互いが自分の事を見つめ始めて己の行く末を模索し始めたのは良かったと思う。
Posted by ブクログ
真木が言った「その人とだけ傷つけあうことができる」
というセリフが印象的。
好きな気持ちがあればあるほど、同じだけ傷ついたり、
傷つけられたりする、恋愛の不思議さ。
でもきっとそれが恋愛の醍醐味でもある。
Posted by ブクログ
モデルになった廃墟がとても怖くて嫌いなので、
前巻の廃墟シーンがトラウマになっていたんだけど、
真木の過去話が割とマトモで、
また読もうかなって気持ちを取り戻しました。
なんだ、お互い別れても好きなんじゃん。
忘れられないくらい自分の一部分になってんじゃん。
なにをそんなに意地を張っているのだろう?と疑問。
あと、川原…。お前サイテー。
Posted by ブクログ
真木と別れお見合いも破談、改めて「おひとりさま」になったヨリ。
「忘れなくたっていいよ
おぼえててもいいし 愛しててもいいんだよ」
「捨てるべきなのは執着 愛を捨てる それは人の力ではどうにもならない」
このふたつの言葉が心に沁みた。
しかし、愛も仕事もバランスよく、とはなかなかいかないものだなあ。
いくつかの愛や仕事の間で行ったり来たり。
仕事バリバリこなし始めても、それはそれでどこかさびしげに見える。
歳をとると荷物が増えるという表現にもなにか納得。
八木沢さん、ここまで話に食い込んでくるとは思わなかった。
ちょっと押しが強すぎるけどいい子だし、同級生の子とくっつけばいいのになー。
Posted by ブクログ
本当に二人は終わったんでしょうか!?
二人とも大人だから……でも、お互い微かに未練があるようです。無理に忘れなくてもいい。
好きな人とだけが傷つけあうことができる、確かにと何だか読んでて深く納得してしまった。
感傷的な巻でした。
Posted by ブクログ
「忘れなくたっていいよ」「おぼえててもいいし愛しててもいいんだよ」って電車の中で涙ぐみそうになってしまった。
根っこがあまりに不器用で、あまりに純粋で、コミックながら、誠の行動が泣きそうなくらい愛おしいんだな。
Posted by ブクログ
あの子が泣いたのは、はぐらかされたからか、好きな人が分かったからか。後者だったら、普通わかんねーよ、と思っちゃう。けど、はぐらかされただけで泣かんよね~。4巻に続いて失速状態。
Posted by ブクログ
主人公の岩谷さん、40歳だけど、かわいくて素敵なので、とても救われます。。主人公が高年齢なだけで良い漫画としてしまう節がある今日この頃の自分とその周辺。。
Posted by ブクログ
天野さんの学生時代の姿がサトー君@STAYに見えるんだが…大人になったらカッコよくなるのかな(^_^;)不倫な話ながら純愛の話だったのか…。にしても川原くん…はふぅ。