平野敦士カールのレビュー一覧
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同じ時期に出た「プラットフォーム革命」と同じく、ビジネスモデルとしてのマルチサイド・プラットフォームについて解説。
双方とも似たような事例や理論が出てくるので重複が多いが、それぞれ独自の視点や整理がある。
・整理の上手さ、見通しの良さは「プラットフォーム革命」に軍配。
・シングルサイドのビジネスとの対比は本書が優れている。
・関節ネットワーク効果については、本書の説明ほうが腹落ちしやすい(気がする)。
・マルチサイド・プラットフォームにおける価格決定の複雑さは、本書独自の議論。
・マルチサイド・プラットフォームの価値の源泉を、フリクション(摩擦)の削減のみで説明し(「プラットフォーム革命」で -
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Posted by ブクログ
イノベーションを効果的に行うために、発見した10タイプを紹介する本書がグループの課題作品となった。
10タイプは、利益モデル、ネットワーク、組織構造、プロセス、製品性能、製品システム、サービス、チャネル、ブランド、顧客エンゲージメント。
イノベーションは、持続可能な新しいオファリングを生み出すこと定義した上で、前半4つの基本的な構造と、製品性能、製品システムというオファリング、後半4つは経験に基づくものに分解できる。発明だけがイノベーションではない。
10タイプで整理すれば、イノベーションが説明できるという。フォードしかり、アップルしかりと。この中から、マエストロのように戦術を組み合わせ -
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Posted by ブクログ
企業で働く上で、意識しなければならないことの一つ、「ビジネスモデル」。
自分自身は、実際に事業を動かす役割ではないので、ついつい、勉強がおろそかになりがちです。
なので気がついた時には、関連する書籍を、読むようにしています。
そこでこの本。
若手女性社員が社長から、「新しいビジネスモデルを考えるように」とチャレンジを受けます。
著者である「カール教授」の教えを受けながら考えていく、という設定です。
まず、近年の”デジタル時代”の三つの戦略として、①フリー、②プラットフォーム、③オープン、を解説しています。
その上で、ソーシャルメディアの活用、特徴的な収益構造の事例を紹介し、さらに「顧客」「競合