平野敦士カールのレビュー一覧
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多くの関係するグループを「場」(プラットフォーム)にまとめ、ネットワーク外部性を活かして皆を巻き込む戦略であるプラットフォーム戦略について平易にまとめた一冊。理論と事例がコンパクトにまとめられており、分かり易い。以下メモ。1.プラットフォームの定義。(1)2つ以上のグループを結びつける(マルチサイドorツーサイド)、(2)あるグループは他のグループを必要としている(3)グループ単独では得られない価値を創出している(4)グループ間の相互作用によって外部ネットワーク効果(クチコミ)を創出している。2.プラットフォームの機能。(1)マッチング、(2)コスト削減、(3)検索コストの削減、(4)コミュニティ形成(粘着度のUP)、(5)三角プリズム効果(米国タフツ病院、貧しい患者と医師を繋ぐ寄付の仕組)。3.将来の市場拡大を見越した弾力的な値付けが必要(固定費、利益の積み上げで成立するメーカー的思考との違い)。
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Facebookやmixi、その他最近のWEBの動向を見ていれば、特に目新しい内容が載っている訳ではない。ただ、広くプラットフォームの歴史と、戦略がフレームワークになっているので、頭の中を整理する事が出来る。
プラットフォーム構築のための9つのフレームワークが紹介されている。
事業ドメインを決定する -社会の変化、ライフスタイルの変化という大きな流れをとらえる
ターゲットとなるグループを特定する
プラットフォーム上のグループが活発に交流する仕組みを作る
キラーコンテンツ、バンドリングサービス(補完剤)を用意する
価格戦略、ビジネスモデルを構築する
価格以外の魅力をグループに提供する
プラットフォーム上のルールを制定し、管理する
独占禁止法などの政府の規制や指導、特許侵害などに注意を払う
つねに進化するための戦略を作る
その他プラットフォーム側の横暴との戦い方や、フリーミアム、オープン化の話、日本企業への提言など。
日本はハードに目が行きがちだったり、メーカー発想だったりするケースが多い。これまでは優れたプロダクトの展開がプラットフォーム獲得に繋がる事もあったが、インターネットの発展、さらにソーシャルメディアによる横串の今、よりプラットフォーム戦略を意識しなければならないのではないか。
シェアの獲得ではなく、プラットフォームという考え方が一冊の本になり、さらに大事な企業戦略となってきた所に、時代を感じる。 -
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決して内容は濃くはない。
「プラットフォーム」というものをどんな枠組みで捉えたらよいか、自分のビジネスの中でどのように位置づけていったらよいかについて示唆は与えてくれるが、提言や解説についてはありきたりというか、体のよい言い回しで表面的にまとめた感がある。
ひとつひとつのケースにはもっと複雑な奥の深さがあるだろうと思えるので、そこをもう少し丁寧に掘り下げてもらえるともっと面白かったと思う。まあそれは本書のような導入本の役割ではないかもしれないが。
グルーポンとかTポイントとかいろいろあるけど、知名度が上がると結局何かと問題が発生しますよね。 -
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ネタバレ本書における、新・プラットフォーム思考とは、「たった一人で、顧客、他社の社員や自社の上司、部下など、周囲の多くの人を巻き込み、自分が持てる力の何十倍もの成果を上げつつ、周りの人間も幸せにしていく」こと。
これって言葉にすると、なんだ簡単やんとか思ってしまいがちやけど、実行するのはやっぱり難しそう。なぜって、人間自分だけがおいしい思いがしたいと思いがちやから、この新プラットフォーム思考を組織の中で一人だけ持っていても、それは空回りするだけで終わってしまう。まず、新プラットフォーム思考を持つ人を増やしたり、トップ自ら実践して、組織自体が生まれ変わらないときっと機能しないでしょう。
本書の中で印象的だったのは、「一人で10億円稼ぐより、10人で100億円稼ごう」というところ。今の若い人たちって、お金のためとか生活のためとかに働く人もそりゃ多いけど、自己実現や社会のためにっていうところをモチベーションにしている人もすごく多い。でもいくら社会貢献がどうのといってもその規模が大きくなければ、救える人も少ないし、社会に役立つ機会も減ってしまう。だから若い人たちにとって、「誰かを救いたい」とか「社会をもっと便利にしたい」とか、そう思っている人たちはこの考え方を持って、競合企業だろうが、社内のライバルだろうが、いろんな人たちと協力したほうが、本来の根本的な目標は達成できるんやろうね。
全体的な印象としては、普段意識して行っていることを文章にしてもらったって感じで、根本的な部分を再確認するには良い本やったと思う。でも、この本けっこう売れていることを考えると、やっぱりこの本に書かれていることを「あ、そうか。なるほど!」って思って読んでる人もけっこう多いってことよね。ってことを考えると、部長とかの世代はもしかして、この本に書かれていることを意識せずに働いている人も多いのかなあと思い、今まで不可解だったことの原因を見つけた気分になって、なんとなく納得。
社長、部長など、上の立場の人たちは是非読んだほうがいい本。私もいずれ部下ができる年になったとき、また読み返します。 -
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おさいふケータイの生みの親、平野敦士カールさんのビジネス本。
昨年、話題になっていたのでとりあえず買って積読状態でした。
内容はというと、平野さん流の仕事の進め方が、おさいふケータイの成功体験をもとにつづられております。
「新・プラットフォーム思考」という言葉が使われておりますが、自分の解釈では、自分自身にいろんな引き出し持っておいたほうがよいよ~、っていう意味でとっております。
面白いな、と思ったのは、平野さんご自身の勉強法の紹介でした。
英語の勉強法とかは、平野さんご自身の経験に裏打ちされた内容だと感じました。
特に若手の社会人にとって、読んで間違いはない1冊だと思います。 -
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プラットフォーム戦略
複数の関係するグループを、「場」あるいは「舞台」に載せることで、外部のネットワーク効果を生み出し、一企業という枠を超えた、新しい事業のエコシステム(生態系)を作り出す
プラットフォーム自らの存在価値を創出できるかどうか
プラットフォーム創造のフレームワーク
①社会の変化、規制緩和という大きな流れを捉えて不満を探す
②ターゲットとなるグループを特定する
③プラットフォーム上のグループが活発に交流する仕組みを作る
④キラーコンテンツを用意する
⑤価格戦略を立てる
⑥価格以外の魅力をグループに提供する
⑦プラットフォーム上のルールを決めて管理する
一人で一億円稼ぐのではなく、10人で100億円稼ぐ
アライアンスを成功させる12の鉄則
①エヴァンジェリストになる
②自分の主張よりも相手の主張
③ギブ・ギブ・ギブ&テイク
④損して得取れ!目先の利益にこだわらない
⑤ライバル他社をも巻き込む
⑥交渉上手はいいくるめない
⑦交渉とは相手を打ち負かすことではない
⑧自分一人でアライアンスを組もうとしない
⑨第3者への相談で活路を開く
⑩無理にアライアンスをする必要はない
⑪交渉シュミレーションを行う
⑫最後に勝負を決めるのは「事業にかける情熱」
決して化粧品を売ろうとするな。その人をきれいにしてあげようとすれば、必然的にその人は買ってくれる(佐伯チズ)
「本源的欲求」を考える -
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著者は、平野敦史カール氏である。
氏は、お財布ケイタイの発案者であり、ハーバードの招待講師もつとめている。
元々はバンカーで、35歳にドコモに移ったらしい。
そして、内容は「プラットフォーム思考」についてずばり書かれている。
そもそもプラットフォーム思考って何か?で始まり、それを実践するための
ノウハウ、そして勉強法というような感じである。
内容は結構豊富であるが、基本的には、
1.情報収集を積極的に行う。それはネットではなくリアルで。
2.最終的には人となり。自分の価値を上げる。
3.自分を介して人・情報が繋がるようにする(プラットフォームの形成)
以上の3つに纏める事が出来ると思う。
そうなると、プラットフォームといった整理概念以外は、世間一般的に
言われてる事のような気がする。
ただ、プラットフォームって最近考えていたことだったので、
結構個人的には面白かったと思う。
それを、人や情報まで広げて考えるってのはなかなか良い。
(そもそもプラットフォーム思考は大前研一氏が言ったらしい)
自分の会社で何が出来るのかは、ちょっと微妙であるが、
世間的になにか付加価値を与える事が出来るようであれば、ぜひやってみたい。
(まぁやっていたが、ちょっと諸事情により辞めてしまった。)
意外とお薦め?
以上 -
Posted by ブクログ
■概要
著者は、ケータイクレジットを発案し、導入まで実施した方です。
最近売れているので、買ってみました。
なんでも一人、自社でやろうとせずに、人や企業、サービスが集まる
プラットフォームを作りましょう、プラットフォームを実現できるような人間になりましょう、ということが書かれています。
ケータイクレジット、楽天市場、Wiiなどのゲーム機のように
場やシステムだけが提供されており、そこに他の多くの企業が参入してくれるという仕組みを作ると、自社だけでは成し遂げられない大きなビジネスにすることができる。
今後志向すべき考え方だと思いました。
■仕事に役立つ点
他企業とアライアンスを組む際に、
気をつけるべきことについてぼんやりとですが理解できます。
<あし>