平野敦士カールのレビュー一覧
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企業で働く上で、意識しなければならないことの一つ、「ビジネスモデル」。
自分自身は、実際に事業を動かす役割ではないので、ついつい、勉強がおろそかになりがちです。
なので気がついた時には、関連する書籍を、読むようにしています。
そこでこの本。
若手女性社員が社長から、「新しいビジネスモデルを考えるように」とチャレンジを受けます。
著者である「カール教授」の教えを受けながら考えていく、という設定です。
まず、近年の”デジタル時代”の三つの戦略として、①フリー、②プラットフォーム、③オープン、を解説しています。
その上で、ソーシャルメディアの活用、特徴的な収益構造の事例を紹介し、さらに「顧客」「競合」「流通チャネル」に着目したビジネスモデルを挙げています。
ムック本の大きな紙面を使って図解で説明しているので、初心者でも理解しやすい構成になっています。
一つ一つのモデルを深く知ろうという人には物足りないかもしれませんが、僕のように最新のビジネス界の動きを知りたい人や、これから勉強する若い世代には、取っ掛かりになる一冊だと思います。 -
Posted by ブクログ
カール教授とゆるビジ子ちゃんのゆるい会話でビジネスモデルを語る本ですが、ZARA, フェイスブック、セールスフォース、インドのタタなど新しめの企業が多く取り上げられていて良かったです。ブルーオーシャン戦略としてどこでも取り上げられているQBハウスの例などもありますが、スタバやセブンイレブンのドミナント戦略などは知りませんでした。セブンイレブンとローソンは同じコンビにでも戦略が違うのですね。ZARAは妻に付き合って時々訪れますが、短期間で新商品を開発して売り切ることで、店に行く度に違う商品になっていることでお客を呼び寄せる戦略をとっているそうです。確かにこれは魅力的な戦略ですね。
本書では、デジタル時代のビジネスモデル3つの戦略として、フリー戦略、プラットフォーム戦略、オープン戦略、が取り上げられています。新興企業が得意としているところですね。こうしたモデルに対応できない従来企業は厳しいと思います。
また、本書で良いのは単なるビジネスモデルの紹介ではなく、新しいビジネスモデルを考えていくための実践編があること。アナロジー思考、マトリクス思考、水平思考、で考えるとよいとのことです。例えば、アナロジー思考は、あるビジネスモデルをほかの業種に適用する考え方。これは自分の業務などで暇なときに考えてみると楽しそうですね。例えば、ZARAのモデルを自分の仕事にあてはめるとどうなるか、とか、頭の体操になりそうです。 -
Posted by ブクログ
次々と新しい概念、用語が生み出される、ビジネスの世界。
ついていくのはなかなか、大変です。
この「プラットフォーム」という言葉も、正直、意味をよく理解していませんでした。
なので基本書と思われるこの本を、読んでみることにしました。
まず、プラットフォームということを、「場」と定義し、その機能を説明した上で、プラットフォームを構築するための9つのステップを解説しています。
その上で、”勝ち組”のプラットフォーマーによる、「プラットフォームの横暴」のパターンを紹介し、その対抗策を提示しています。
文章でずらずらと説明するという形ではなく、図表を使って説明し、実際の事例を交えて解説されています。
逆に、特にプラットフォーム構築の部分などは概要解説までの掘り下げなので、この本を読んだだけで「明日から我が社はプラットフォーマーになれる!」ということはないかと思います。
僕にとっては、このプラットフォーム戦略という言葉の定義を認識したいと思って読み始めたので、その目的には合致した内容でした。
プラットフォームの機能定義の中で、ユーザー同士を「交流」する仕組み、そして、「悪貨を駆逐する」ためのルールの制定と管理が必要だというあたりが、特に印象に残りました。
「提供する側になろう」とすると敷居が高いですが、まずはユーザーとして、利用しているサービスがどのような戦略で構築されているか、意識していきたいと思います。 -
Posted by ブクログ
自分をいろいろな人が集まる場所=「プラットフォーム」にすることによって、ひとりではとてもできないようなことを、多くの周りの力に助けてもらう&自分も周りに貢献して実現する。
タイトルは「パーソナルプラットフォーム」ですが、内容としては著者がおさいふケータイを開発したときの体験など、組織で作るプラットフォーム作りの話が多かったです。
それは個人にも通じます、という展開で、表面的なパーソナルブランディングというよりも、根本的な思想を扱っているので、わかりやすいし納得がいくものでした。
印象に残ったのは、「自分のものはみんなのもの、みんなのものは自分のもの」という思想。
自分で考えたとてもいいアイデアがみんなのアイデアになってしまったら、自分の評価が正当になされないと思っていないか。。。なるほど、そういうのありますね。。。
よく○○が成功すると、○○をやったのは私なんですよ~っていう人がいっぱい出てくるって、わーわかるわかる!!って苦笑いですが、けれどもそれこそが「プラットフォーム化」が成功したという証だと。
個人の仕事という「点」での視点から、同士を募り「線」の視点へ、そして会社等組織の「面」の仕事視点にシフトチェンジすることが必要、と。
所詮1人でやれる事は限られてる、周りを引き込む力がないとアイデアがあっても実現できないよ、ということですね。
このように自分をプラットフォーム化するにはどうしたらいいか。人が集まってくるようになるには、目先の利益を追わない事。謙虚さと素直さ、感謝する心が必要。どれも当たり前の事ですが、これがいつも出来ているかというと微妙。。。。
そしてこれなら人に役立てるという得意分野を1つ持つ事、もしそれが今見つからないなら、今やっている事を一生懸命やって得意にすることだ、と書かれていました。
至極真っ当な本で共感できる本でした。 -
Posted by ブクログ
まあまあ。
・ひとりで勝負できる人間になる
・場を提供する人間になる
→楽しく、心地よく、得る物がある場
・周りに協力してもらって何かをなす
→オープンイノベーション
・自分が発信したいこと、ではなく、他人が知りたいことを提供する
・勉強し続けることで、夢も目標も変化する
(していいのだ)
うーん、こうしてポイントを書き出してみると
そんなに目新しい本ではないな。
具体的に噛み砕くとそうなっちゃうけれど
個人をプラットフォーム化するという概念は良いと思う。
自分に情報が集まってくるように、してみよう。
評価基準-----------------
★:お勧めしない
★★:一度読んでも良いかも。
★★★:まあまあお勧め。
★★★★:今後何度も読み返すと思う。
★★★★★:すばらしい。人生のバイブル級。 -
Posted by ブクログ
本書は、各種様々な業界事例を抽象化させ、「プラットフォーム戦略」というものをフレームワーク化して説明している。
プラットフォームには、5つの機能がある。
①マッチング機能の提供(複数のグループの交流を促す場を提供)
②コスト削減効果(各グループが個別に対応していては時間・コストがかかる機能を提供)
③プラットフォームが安心感・ブランドをユーザーに提供し製品・サービスの品質を保障する。
④コミュニティ形式による外部ネットワーク効果・機能(参加グループ間での情報の相互流通が起こることでプラットフォームへの粘着度が高まる。)
⑤三角プリズム機能
(雑誌のケース(広告主が20代女性をターゲットにする場合):広告主と20代女性は、通常直接相互作用が及ばない関係である。しかし、20代女性が読んでみたいという雑誌のコンテンツを雑誌上に乗せることで、20代女性にリーチさせ、そして広告も見てもらう。→通常、直接相互作用が及ばない関係のもにに、第三のものを入れることでマッチングさせること。)