エリヤフ・ゴールドラットのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
博士が嫌っているコスト会計なんて、古い概念で、今は使われていない・・・と言うのが思い込みであることを思い知らされました。本の中で、簡単なテスト(事例)がでてくるのですが、思いっきりコスト会計の考え方で回答しまちがっていると指摘されました。
本によると100人中99人までが間違えるそうで、根が深そうです。
そして、あとがきでもう一度衝撃を受けました。原著は1990年発行。つまり、現時点で20年前。20年前にもう古いから新しい考え方に変更しよう!と提案するために出版された本に、古い考え方してます。と指摘されたと思うと、、驚くやら情けないやら。 -
Posted by ブクログ
『ザ・ゴール1』が秀逸な内容だっただけに、やや落差を感じてしまった。〝2”では、ロジックツリーをメインに事業売却検討の話が進められる。
そのプロセス一点突破でストーリーを構築しているように見えてしまった事や〝1”と違い家庭生活での例え話も強引。主人公の妻から、ではプロセスを用いて話をしてみましょうとか、親子でプロセスを用いる事を賛美するような雰囲気が「営業用ストーリー」みたいに見えてしまい、その辺を分かりやすく自然に取り入れた〝1”に対して見劣りする感じだ。
とにかく書き出して関連性を紐解いて、という感じだが、解釈が安易過ぎるだろうか。いや、悪い本ではないと思うが相性の問題か。 -
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Posted by ブクログ
株主のため、従業員のため会社は利益を守らなければいけない。
1.思考プロセス
→抽象化(なんで?の問いかけ)して、対立している事象のニーズが対立しないようにする
ネガティブブランチ
→ある行動によって引き起こされるネガティブな可能性を図にした
「問題」だと考えられていることは「現象」に過ぎない
それらを「UDE」と呼び。
UDEの原因がコアとなる問題にあると
「何に変えるか」を考えるために使うのが、「未来現実ツリー」
→UFE(我が社のマーケットシェアは低い)をひっくり返してDE(我が社のマーケットシェアが拡大する)で考える
現在、目標、(想定される)障害、中間目標を考えるとよい -
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Posted by ブクログ
ザ・ゴールシリーズの二作目。本作では、思考のボトルネックを解消すべく、思考法について紹介されている。
共通のゴールを雲と見立て、雲に至るまでの道を整理しながら対立構造を明らかにする。その対立構造自体を見せることで相手に理解を促すことができるし、それを用いて解決策を考えることもできる。
これをビジネスに適用する場合、もう少し複雑性が増すが、基本的には同じ構造で進めていく。作中では、現状問題構造ツリーや未来問題構造ツリーと呼ばれる。
注意すべき点は、先に課題ではなくUDE(Undesired Effects、好ましくない結果)を書き出しておき、配置していく中で真の課題を明らかにしていく。UD