エリヤフ・ゴールドラットのレビュー一覧

  • ザ・チョイス

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    課題を解決するための、心構え・ポリシーを科学的に捉えて説いている印象を受けた。
    あと、著者がトヨタ生産方式の生みの親である大野耐一さんを尊敬しているのがよく理解できた。
    なぜなら、内容の殆どはトヨタの問題解決の原理・原則論と類似している。
    ・常に前提を疑え
    ・原因を繰り返し考える など
    実践書ではないが、自身の価値観を磨きたい方には、お勧めします。

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    2017年05月07日
  • クリティカルチェーン

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    ネタバレ

    久しぶりのゴールドラット博士の本。
    前半は独特の雰囲気にわくわくしつつ、マーキングしながら読み進む。手ごたえ十分の引きに、網を準備してどんどんリールを回している感じ。
    特に、ジョニーの研究発表の長いシーンは、発表内容の素晴らしさと共に、発表を聞いているリックとジムの反応の変化の描写が巧みで、引き込まれる。
    コスト・ワールドとスループット・ワールドを分けて考える考えるのは天才だと思った。言われてみればその通りなんだけど、それはあまりにも結果論。
    「一つひとつの部門、部署における部分改善は自動的に組織全体の改善につながる」のがコスト・ワールド。
    パレートの法則は、独立変数で構成されるシステム(コス

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    2017年02月20日
  • ザ・ゴール2 コミック版

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    思考の手法や、その解決方法をある工場の改善ストーリーに乗せて説明している。基本的に漫画しかないので、とても頭に入りやすいが、少々説明が多いため、一発で理解できるような内容ではない。例題を理解した時に初めて使えるようになりそうな内容。

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    2016年07月05日
  • ザ・ゴール2 コミック版

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    《リード》「ゴール」シリーズ第2弾。問題解決に使える「思考プロセス」を学べる本
    《内容》「業績不振」の傘下の3社を売却せよ!との難題に問題解決手法「思考プロセス」を用いて危機を乗り越えていく。
    《コメント》たくさんの好ましくない現象(UDE)を1つずつ消そうとするより、「根本(コア)」の問題に集中して取り組む方が効果的。UDEを洗い出し、未来現実ツリーを作る。このツリーを作るのは難しいと思うが目標(ゴール)を達成するためには必要不可欠。一度では理解できないところがあるので何度か繰り返し読もう。充実した意義ある人生を送るために。

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    2016年05月12日
  • ザ・ゴール2 コミック版

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    「ザ・ゴール」シリーズ第2弾もコミック化。
    今度は問題解決に対する思考プロセスがテーマ。
    好ましくない現象を並べて現状ツリーを作り、明るい未来になるような望ましい現象に変える未来現実ツリーを考える。
    新城さんのようにすべてうまくいくわけはないだろうけど、発想の参考に。
    そういえば、ザ・ゴールの原書もまだ読んでないな。

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    2016年04月09日
  • クリティカルチェーン

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    ネタバレ

    翻訳本につけられた副題は興味をそそる。これは永遠のテーマで、何万という人が挑んでは敗れ、研究がなされても解決されていないテーマ。結局、組織はヒトの集合で、どのようなマネジメント論でも生き物を突破できないところに難しさがあるのだろう。

    ゴールドラットの本は3つ目だが、TOCを生産現場に適用したこれまでの例からプロジェクトに置き換えられた例がよりイメージしやすかった。在庫はセーフティという言葉に置き換わり、ボトルネックはクリティカルチェーンになる。ただ、論としてはいささか抽象的なところや飛躍っぽい(というか具体的な説明が不足)なところも多く、実際に適用する際にどうしていけばいいかまでは提示されて

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    2016年03月10日
  • クリティカルチェーン

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    プロジェクトマネージャーとして案件に関わることはないが、進行をスムーズにする方法はないかと考え手に取った。
    結論、スケジュール作成の考え方を抜本的に変えなれば変わらないだろうという感想。
    確かにプロセスごとに無意識にセーフティーは作っているので個々人の意識改革でも十分効率化は図れそう。

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    2016年01月27日
  • クリティカルチェーン

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    以前読んだ「ザ・ゴール」からのゴールドラット博士シリーズ。
    プロジェクトをいかに効率よく運営するか、プロジェクト・マネジメントの理論が、小説スタイルで解説されます。
    解説者 津曲公二氏の、人気番組「プロジェクトX」についての解説が納得できた。
    『プロジェクトは、ドラマではない。いや、ドラマにしてはいけないのである』

    プロジェクトは手に負えない、上手くいかない、予想外のことだらけ。悪戦苦闘しながら、最後は栄光のゴールに到達する。それがプロジェクト。
    そうではない。プロジェクトは、予定どおりに淡々とゴールに到達するのが本当の姿だ。プロジェクトをドラマにしないやり方、プロジェクトをうまく運営する技

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    2016年01月18日
  • クリティカルチェーン

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    学んだこと
    見積もり時間な不確実があり、偏った確率分布になる。
    通常、最も確率の高い時間で見積もりを行うが、実際には中央値で見積もりを行う方が現実的。

    詳細な作業単位で期限を設定するのはよくない。
    なぜなら、普通、作業が期限をよりも早く終わることはない。
    なぜなら、期限が先であった場合、まだいいやと思い着手しないから。
    すぐ作業に着手するためにはあえて期限を明示しない方が良い。

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    2016年01月17日
  • ザ・ゴール2

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    ネタバレ

    「ザ・ゴール」の続編。
    前編の工場長から、ユニコ社多角事業グループ担当副社長に昇進したアレックスが、沸き上がったグループ会社の売却問題に対して、前編同様、ジョナに授けられた問題解決手法を使って、立ち向かいます。

    問題解決手法については、前編同様、物語の中で解説が加えられ、読みやすく、理解しやすいものとなっております。

    ただし、本編では、問題解決手法がまとめて紹介されているわけではなく、部分的に適用されて話が進行していくだけなので、解説ページのようなものでまとめて紹介されることがあってもよかったかもしれません(一応、ラストにあるのですが、少し不十分に思います)。

    少々うまく行きすぎのような

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    2015年12月26日
  • ザ・チョイス

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    現実をどう認識するかが需要であり、現実はシンプルなのにそれを極めて複雑なものとして捉えてしまう
    複雑に見えたとしても、その中身は極めてシンプルである、つまり常識的な原因と結果のロジックによって左右されていることを受け入れることがカギ

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    2015年12月23日
  • クリティカルチェーン

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    ボトルネック理論をプロジェクトマネジメントに展開していく本。プロジェクトが遅れる理由について考察した部分が面白かった。
    一方で理論を実際にマネジメントに展開するのは尋常ではないなという感想。具体的にら並列で進行するプロジェクトに優先順位をつけて一つのプロジェクトのみしか着手しないという考え。
    こうしたいとは思っていてもできない人も多いのでは。

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    2015年10月11日
  • クリティカルチェーン

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    ネタバレ

    PJとは、①予算をオーバーするもの②期限までに終わらないもの③計画(当初予定の機能数など)を縮小するものと考えられている。
    その理由に、マイルストーンを用いた管理(つまり、期限を決めた管理)を行っているからとしている。
    マイルストーンは「人は与えられた時間を目いっぱい使う」とするパーキンソンの法則で指摘されているように、製品の製造時間を長くしている。
    そのため、タスクは、マイルストーンではなく期間で管理することが推奨されている。
    これにより、リードタイムは短くなる。また、期間より早く完了することでボーナスを、期間より長くかかるとペナルティを与えるのも有効。時間は金で買える。

    また、タスク1つ

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    2014年11月16日
  • クリティカルチェーン

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    CCPMに興味が出てきたので、原典とされる本書を読んでみた。クリティカルチェーンの考え方が形成される過程が小説形式で描かれている。小説部分が結構面白いので楽しんで読めた。
    ただ、後半部分に図が少なくて、プロジェクト間のリソースの調整手法がいまいち理解できていない。また、巻末の解説によると、さらにCCPMの手法は進んでいるらしいので、CCPMについて勉強したいだけなら、他のまとまった情報源をあたるべきかも。

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    2013年10月31日
  • クリティカルチェーン

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    出版年度は古いものの良書である.
    新社会人は是非とも読んでみるべきである.

    プロジェクト計画は個々の工程単位ではなく,全体を見てみるべきであるというお話です.

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    2013年07月28日
  • クリティカルチェーン

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    ネタバレ

    過去に図らずもCCPM的手法で開発できていたことがあるのですが、思い返すと確かに効果があったように思います。

    その時には気づけませんでしたが、本作を読んで改めてCCPMの有効性に気づかされました。10年も前の本ですし、小説仕立てとはいえやや難解ではありましたが、とてもためになりました。

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    2013年07月21日
  • クリティカルチェーン

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    ちょっと小説としては盛り上がりに欠けるところがありましたが、痛快で仕組みも分かりやすく理解できました。
    クリティカルチェーンをもう少し深掘りして行こうという気にさせてくれます。
    こういうのは、間口が広くてヤッパリ良いと思います。

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    2013年05月19日
  • ゴールドラット博士のコストに縛られるな!

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    経営、会計とあまり関係のない仕事柄かもしれませんが、読み応えがありました。
    でも、文量はなんとか頑張れるくらいの厚みになっており、今後重みをましてくるだろう会計知識を感じることができるので、分からないながらも最後まで読むべき本です。

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    2013年05月02日
  • ザ・チョイス

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    本書の内容にひどく共感。様々に絡み合っているように思える事象についても、整理してみると1つか2つの根本要素から派生されたものだと気付くことも多い。

    小説風に書いているのが、読みやすいだけでなく、主人公がああでもないこうでもないと悩んでいる記述が実際に問題にぶち当たった時の頭な中の様子をうまく再現していて、なかなか文字や言葉では伝えづらい頭の使い方を絶妙に表現している。物事に対してどのようなアプローチで頭を使えばよいかがイメージできてものすごく勉強になった。

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    2013年04月04日
  • ザ・チョイス

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    在庫を種にしたサプライチェーンのお話。
    実例を元にしながらストーリー仕立てになって読みやすい。
    科学者としての考え方の奨めは勉強になりました。
    再読するでしょう。

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    2012年11月08日