エリヤフ・ゴールドラットのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人件費も仕掛も減っていなくて製品の出荷量も増えていなければ、生産性は上がったなどとは言えない。
生産性とは目標に向かって会社を近づける行為そのものである。
会社のザ・ゴールは儲けること。
会社の儲けを評価する指標
・純利益
・投資収益率 ROI return on incestment
・キャッシュフロー
現場にはわからねえ。そこで新しい指標を考えた。
・スループット:販売を通じてお金を作り出す割合のこと。(生産しても売れなければスループットではない。)
・在庫:販売しようとするものを購入するために投資したすべてのお金のこと。
・業務費用:在庫をスループットに変えるために費やすお金のこと。
依存的事象と統計的変動
統計的変動がある限り、工場には余分なリソースがあって当然。
生産能力を需要に合わせてはだめだ。(統計的変動がある限り、生産能力よりも生産量は下になる。間に合わない。)
それが分かったら、リソースをボトルネックと非ボトルネックに分ける。
ボトルネック:その処理能力が与えられた仕事と同じかそれ以下のリソースのこと。
非ボトルネック:与えられた仕事量より処理能力が大きいリソースのこと。
ボトルネックを通過するフローを市場からの需要に合わせよう。
ボトルネックは悪ではない。単なる現実である。
ボトルネックがある場合、工場の能力はボトルネックに等しい。
スループットはボトルネックが決定する。
ボトルネックの1時間当たりの生産能力イコール工場の生産能力である。
工場全体の総費用をボトルネックの総運転時間で割った金額が本当のコストになる。
ボトルネックを最大活用するポイントは2つ。
・ボトルネックの時間の無駄をあらゆる方法でなくすこと。
・ボトルネックの負荷を減らして生産能力を増やすこと。 -
Posted by ブクログ
問題解決の思考を、実践で使えるようになりたかったため読んだ。
マンガだからストーリーは読みやすいが、"問題解決の思考"の部分は一読しただけでは難しく、実践に活かせる気がしなかったため、2回読んだ。
1.解決策を見出すために、クラウドを描く
目標←理由←主張など、考えていることをクラウドとして書き、繋げることで、問題を考えやすくなり、解決しやすくなる。どこの主張が対立してるかも分かる。
2.ネガティブブランチを特定し、対策を前もって考える
行動によって引き起こされるネガティブな可能性を図にする=ネガティブブランチ
原因と結果の因果関係がわかるように図にする。
3.現状ツリー構築で分析し、コアとなる問題にアプローチする
UDE=好ましくない現象
現状ツリー=UDEをリストアップして因果関係を図にしたもの
現状ツリーを構築すると、すべてのUDEの原因がわずか1~2のコア(根本)となる問題にあると明らかになる。
※多くのUDEはコアの問題から派生している現象に過ぎない。
→コアの問題に集中して取り組むことが効果的
4.未来現実ツリー構築で、目標を現実にする
DE=望ましい現象(UDEをひっくり返したもの)
未来現実ツリー=DEをつなげて図式化し、明るい未来をどう創造するか、何に変えるかを考えるために使う
目標(明るい未来)と出発点の大きなギャップを埋め、DEでどう繋がるか考える。繋がると、未来に起こり得る現実に変わる。
5.人vs人から、問題vs人&人の対決にする
ロジックを詰め、デメリットを明確にすることで、解決策を一緒に考えられる環境を作る。
6.目標達成までに何を達成しないといけないかをクリアにする
前提条件ツリー=目標を達成するために必要な中間目標をはっきりさせるためのツリー
目標を達成しようとするときの障害を書き出す(O)→その障害をかわせる中間目標を考える(IO)→現実から目標まで障害を並べ、それをかわせる中間目標を書き込んでいく→現実から中間目標を辿り目標まで論理的に繋げる→障害をかわして中間目標を達成する手順を考えていく
会社の利害関係者の利益を守る
①株主の利益を守る
②従業員の利益を守る
→そのためには・・
①現在から未来にわたってお金を儲ける
②現在から未来にわたって従業員に安心で満足できる環境を与える
③現在から未来にわたって市場を満足させる
の3つの目標を対立させずに実現すればら企業は繁栄し続ける
メリットには2種類ある
①ポジティブなことを増やすメリット
→市場価値が高まる
②ネガティブなことを減らすメリット
→早く結果が出る(ネガティブなことは顧客が理解してるため、必要性を説くことが不要なため) -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作から10年、工場長にすぎなかった主人公のアレックスは、グループ会社の副社長へと出世していた。
ところが世界的な不況のあおりを受けて業績不振に陥った会社は、アレックスが担当する多角事業部門を切り離し、売却するという。
今のままでは売却に伴って大量の人員整理を余儀なくされてしまう。
「企業の目的は、現在から将来にわたって、お金を儲けることだ」
その必要条件の一つは「現在から将来にわたって、従業員に対して安心で満足できる環境を与える」ことであり(高い生産性を保つのに必要)、「現在から将来にわたって、市場を満足させる」こと。
そのためにはどうしたらいいのか。
結局、状況はそれぞれ違うわけだし、刻々と変化もするしで、正解というのはないのだと思う。
常にこれが最適であるのかを検証し続けるしかない。
ただし、検証するためにはこれが最適であると導き出せるような思考のプロセスがあるのだという話。
私は経営者ではないので、理解しようというよりも小説として面白いかどうかで判断します。
というわけで、前作の方が面白かったなあ。
アレックスの処遇については、割と簡単に想像がつきました。
家族の問題というのも、前作のように家庭崩壊の危機というわけではなかったし、全体にスケールが小さくなったような気がしました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作の「ザ・ゴール」が面白かったので続けて読んだ。
前作で大成功を収めたアレックスは、ユニコ社の副社長となり手腕を握っていた。
かつての彼の部下たちも、グループ会社の社長となり活躍していたが、
なかなか利益が出せず、売却される危機に。
短期間で眼を見張る利益を出すのは難しい。
それなら、いかに今後利益に繋がるビジネスをしているのかを示す必要がある。
こちらは前作と違って、物流ロジックの話ではなく、
どちらかというと、問題と見通しを明らかにして説得する話だった。
問題のコンフリクトを明らかにする「雲」や、「現状問題構造ツリー」といった手法を用い、
アレックスのかつての部下であった、ピート、ボブ、ステーシーは、それぞれの会社でおこっている問題を分析し、画期的なビジネス手法を編み出した。
解決手法の中では、問題とは大抵の場合「結果(UDE)」であり、それ自体は原因では無い。根本原因はもっと深いところにあり、それを潰さなければいけない。
という観点が新しかった。
ステーシーの会社は、最後まで苦戦をしており、「会社は何も投資してくれなかったのに、必要なくなったら切り離そうとする」と悲観的になるステーシーのシーンに少し共感をした。
しかし実は、追加投資をせずとも利益を出すことは可能であることがわかり、最後には、ステーシーたちもポジティブな方向へ舵をきることとなる。
今回も、アレックスの仕事仲間だけでなく、家族が登場する。
妻のジュリーは、結婚コンサルタントとして、日々ジョナの手法を活用し、アレックスの良き相談相手として、アレックスに的確なアドバイスをするようになる。
娘シャロンのボーイフレンドとの問題や、息子デイブの友人との自動車共同購入についての潜在的な問題など、子供達の問題とアレックスが真摯に向き合うシーンも印象的だった。
前作の「ザ・ゴール」よりは、「説得」という、汎用性と抽象度があがる手法で、衝撃は少なかったが、前作と変わらず読みやすいストーリーだった。