遠藤真美のレビュー一覧

  • NUDGE 実践 行動経済学 完全版

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    この初期設定、誰のためのNUDGE なの?
    手続き簡単、自分の為ですよね……
    この商品のカタログの説明書、大きい字と小さい字の差は何?よく読めません……
    大事な事は、小さな字で書かれているそうです。
    考えさせられました。

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    2024年01月11日
  • NUDGE 実践 行動経済学 完全版

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    実践で使える賢い選択をうながす仕掛けを、行動経済学から説明した本。知っている事例もあったが、なるほど人間はそう動いてしまうのかと驚く内容も多数あり面白かった。やはり人間はめんどくさいことが嫌いで、デフォルト設定に従いやすい生き物であるとつぐつぐと感じた。

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    2023年10月08日
  • NUDGE 実践 行動経済学 完全版

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    もう一度読み返すとしたら、15章の「ナッジをめぐる“から騒ぎ”」かな。
    選択アーキテクチャによって誘導されているように見えようとも、多くのナッジは人々を助ける。キュレーションがしっかりと行われていて、絞り込まれた“選択肢”の中から選べるようになるとありがたいし、よく考えられた“デフォルト”が提示されていて、かつオプトアウトしたければそうできるのであれば助かる。
    われわれは、人々が“バカ”だとは考えていない。世の中が複雑すぎるのだ!
    ごもっとも。

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    2023年08月14日
  • ラディカル・マーケット 脱・私有財産の世紀

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    タイトルに明示されているように、本書は、21世紀の一般的な人々からすればラディカル(急進的)だと思えるような提案が多数盛り込まれている本です。しかし思考実験としては良いきっかけを与えてくれます。彼らが提案する制度が導入されるとどんな世の中になるのだろう、という想像です。本書は所有権の部分共有による切り崩し(1章)、投票制度の改革(2章)、移民制度の改革(3章)、機関投資家の力の切り崩し(4章)、データを労働力としてみる(5章)、というような構成になっていますが、特にインパクトが大きく、著者らが特に力点を置いているのが前半の所有権の切り崩しと選挙制度の改革でしょう。

    私は特に2章の投票制度につ

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    2023年05月06日
  • NUDGE 実践 行動経済学 完全版

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    ナッジとは、行動科学の知見から、望ましい行動をとれるよう人を後押しするアプローチのこと。日本育英会は、面接の際に十分なナッジを取ってくれたかな?と若い頃を思い出しましたが。記憶はない。

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    2023年03月31日
  • NUDGE 実践 行動経済学 完全版

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    2008年に初版が刊行された、行動経済学の実践的概念の一つである「ナッジ」のメカニズムと活用手法を解説した一冊の増補改訂版。

    人々が日々行う意思決定において直感に頼った場合に陥り易いバイアスや誤謬、他人からの誤った影響に起因するミスを回避し、より良い選択を”そっと後押しする仕掛け”がナッジであり、最も望ましい選択肢をデフォルトにする、多過ぎる選択肢を適切にキュレーションする、さりげなくインセンティブを設定するなどの”仕掛け”により、カフェテリアのメニューの配置から確定拠出型年金や臓器提供といった公共性の高い政策を含めた幅広い分野において、最終的には自らが選択する自由を確保しつつ、「より良い選

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    2023年01月13日
  • Slowdown 減速する素晴らしき世界

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    当たり前のように言われている、あらゆるものが加速している、加速は良いことである、という事を多くのエビデンスを使って否定している本。
    あらゆることがスローダウンしていて、スローダウンこそ良いことであるとの、気づかなかった視点を与えてくれる。
    最近東京に転勤になって改めて感じたことが、全てにおいて便利になりすぎている。明らかに行き過ぎ。災害などでその生活が維持できなくなった時、耐えられるのか非常に疑問。この本を読んで、都市圏の生活こそ一番にスローダウンすべき案件だと感じた。

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    2022年12月18日
  • ラディカル・マーケット 脱・私有財産の世紀

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    何度かの中断を経てようやく読み終わった。後半は読みやすかった。
    私有財産をやめてオークション的に取引できるようにするCOSTは、正直微妙じゃないだろうか。資源分配の効率も大事だが、サステナビリティ面からむしろ効率的な運用を避けるべき面もあると思う。
    選挙のQVはおもしろい。これはぜひ取り入れたい。DAOにも繋がる話。

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    2022年10月22日
  • データで見る行動経済学 全世界大規模調査で見えてきた「ナッジの真実」

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    他の評価はなかなか厳しいが、個人的には面白く読んだ。人を方向づける要素はいろいろあり、人に影響を及ぼしているが、それを善とするか悪とするかは人によって全く違うという。政治が国民に信頼されているかどうかによって、びっくりするほどに数値が違う。
    日本は方向づけられることを誘導と取る。思うに、そもそもの日本のシステムそのものが、申請主義的であるからではないか。要らぬものを押し付けられることを嫌う国民性、みたいなものがあるのではないか。

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    2022年09月18日
  • 行動経済学の逆襲

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    行動経済学の本は分厚くても面白く読めるのが良い。この分野の本は割と読んでるので、新しく感銘を受けたとかは特になかったけど、あーそうだった、というのはあるので、定期的に触れていないと忘れるから、また読もう。

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    2022年08月11日
  • 行動経済学の逆襲 上

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    内容的には行動経済学の歴史が年代ごとに書かれていますし、リチャード・セイラー氏が駆け出しの頃から、主流派の経済学者らに色々と叩かれながらも行動経済学が発展してきた様が書かれています。
    行動経済学の歴史が学べるという点でも良書ですが、この本の肝は6章の「効率的市場仮説に抗う」は投資をしている人間としてとても興味深かったです。

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    2021年05月05日
  • 21世紀の貨幣論

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    貨幣は自然発生的に生まれたものではなく、社会的な技術である。その標準を決めるのは社会であるはずだが、ジョンロックのところで経済学は道を誤った。貨幣経済において銀行の果たしてきた役割は殊更に多く、モラルハザードを防ぐためにどのような規制を作るかなどは大いに議論になってきた。解決策としてナローバンクが挙げられる。だが結局、貨幣の本質を中央銀行や影響力のある人たちが知れば良いのではなく、貨幣経済に暮らす我々が知らなければ意味はないのである。

    かつては物々交換で、それをより便利にするために貨幣が作られたと思っていたがそうではなかった。正統派経済学は脇道にそれてしまったとのことだが、貨幣経済の発展と富

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    2020年08月01日
  • データで見る行動経済学 全世界大規模調査で見えてきた「ナッジの真実」

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    ネタバレ

    ナッジを政策に取り入れる上で、大衆の合意が必要であり、政策立案者と大衆のより良い話し合いで、ナッジの導入を検討する必要がある。
    日本は他国と比べ、ナッジの賛成率が低く、これは政府への信頼が低いとの推測にはなるほどと思った。
    大半の人はシステム2のナッジを選好をするのは意外だった。自分で考えて選択することに大きな意味があるのだろう。
    途中、理解できない部分もあったので、いつか読み直したい。

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    2020年07月26日
  • 行動経済学の逆襲 上

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    それまでの経済学の概念ではありえない現実を解き明かすために生み出された行動経済学。生みの親である著者が、その挑戦の人生を面白おかしく語られた自伝とも言えるものです。他の経済学者と違いぐうたらと語る著者は、最初に疑問に感じた学会の常識に、あきらめず愚直に挑戦する芯の強さを発揮されます。その信念が、同じようなことをしている仲間を見つけ出し、一つの成果を形作っていくところまでが上巻の内容になっています。ある程度の権威を得たところで、この世界の常識と向き合うことになるのですが、、、というところまで。
    人間が行うことなので、シナリオ通りに功利のみ追求する結果にはならない。それは何故なのか。どうすれば分析

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    2020年07月06日
  • データで見る行動経済学 全世界大規模調査で見えてきた「ナッジの真実」

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    教科書ではナッジの例として1-2ページで触れられるような点を1冊にまとめられている。
    類書とは全く違う視点を提供してくれるので5だが

    国際比較が主で、では実際に導入するときにどう設計したら良いのかにはあまり触れられていない。
    これ1冊ですべてが分かるわけではないので仕方がないのだが、データからもう少し理屈をまとめられるのではないかと思う。
    ので1点減点

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    2020年07月04日
  • 行動経済学の逆襲 下

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    いまや、消費者行動を分析する上で、必要不可欠なものとなった行動経済学。その理論的な裏付けを行ってきたリチャード・セイラーによる本。素人にも非常にわかりやすく書かれており、理解が進みます。用いている例も、一般の人が理解しやすい事例なので、そういう意味でも理解が進みます。

    それにしても、いまや世界を席巻している行動経済学ですが、出てきたときは、邪道も邪道扱いだったんですね。

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    2020年03月15日
  • 行動経済学の逆襲 上

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    世の中的には、もはや常識とも言われる行動経済学が、経済学の世界ではまだまだ邪宗扱いされていた頃からの話を、面白おかしく非常にわかりやすい語り口で述べられた本。時系列的にまとめられているので、そう言う意味でも分かりやすい

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    2020年03月08日
  • ラディカル・マーケット 脱・私有財産の世紀

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    現代に生きる私たちは、ソ連の崩壊や北朝鮮の悲惨な経済情勢によって、共産主義は過去の遺物であり、もはや資本主義しか残されていないと思っている。一方で、資本主義が決して完璧なものでないのはリーマンショックを見るまでもなく明らかでもあり、資本主義をどう改良していくのか、という目線に囚われている。

    しかし、資本主義の未来とはそのような”改良”レベルで事足りるのか?、というのが本書が突き付ける疑問である。
    本書は一般的な資本主義のルールに”No”を突き付け、極めてラディカルな、ただし、”サヨク”が牽引するような夢物語ではなく、一定の理論的実現性を踏まえた姿を描き出す。

    たとえば、資本主義と共産主義を

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    2020年02月02日
  • 21世紀の貨幣論

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    古代文明以来の経済・金融システムの概要や経緯をうまくまとめており、自由資本主義経済が支配する現代システムの問題点にまで至る内容。 各論も総論も扱って多くの章がテーマごとに連なっていく内容のため読み物としても面白かった。
    経済学や金融会社が欠陥だらけである理由が良くわかる。
    度重なる金融危機のリスクを内包し、超格差社会となった現代を暗黒時代としており、貨幣思想の変革で金融システム抜本改革が必要との主張である。 解決する方法としてナローバンク構想が挙げられているが、今後の方策に取り入れられていくのか注目したい。
    経済・金融から紐解く歴史解釈として、なぜ欧米が覇権を制したか、なぜ英国で金融革命(産業

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    2019年06月01日
  • 50(フィフティ) いまの経済をつくったモノ

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    50の新しいアイデアが、それぞれ世界にどのような影響を及ぼしたかという話
    列挙されたアイデアを眺めていると、今までの仕組みの設計変更が必要なアイデア(蒸気機関やバーコード)は、発明されてから世の中を変えるまでにタイムラグが生じている
    →最近だと3Dプリンタが当てはまりそう
    一方で、殆どの基礎的なアイデアは発明後も進化し続け、発明それ事態よりも進化が契機となって世界を変える
    →電球、電池、プラウ

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    2019年02月10日