遠藤真美のレビュー一覧

  • データで見る行動経済学 全世界大規模調査で見えてきた「ナッジの真実」

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    行動経済学のナッジについて、どういう原則を守って使わなければならないかを述べた本。

    特に、日本は世界に比べてナッジを用いた政策に否定的なのは驚いた。

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    2020年08月08日
  • 行動経済学の逆襲 上

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    ・プロセペクト理論の鍵となる予測は、人は利得よりも損失に敏感に反応する。
    ・スタンレーは自家の芝刈りに、10ドルのバイト代がもったいないからバイトを使わない。でも隣家の芝刈りを20ドルでやるかと聞いたら「するわけないだろ」と答える。
    ・次の①②は同じ設問なのに、選択が異なる。損失にはギャンブルするが、利得は確実なものを選ぶ。
    ①300ドル貰えた上で、次のどちらを選ぶか。
     A)確実に100ドル貰える(74%)
     B)50%確率で200ドル貰えて、50%確率で何ももらえない(26%)
    ②500ドル貰えた上で、次のどちらを選ぶか。
     A)確実に100ドル失う(36%)
     B)50%確率で200ドル

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    2020年03月27日
  • 50(フィフティ) いまの経済をつくったモノ

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    プラウ(すき)、蓄音機、有刺鉄線、・・・iPhone、保険、紙、電球まで他分野にわたる50の発明を解説。知らない話が沢山あって面白い。

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    2019年04月14日
  • 21世紀の貨幣論

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    あまりに身近であったために、まったく意識していなかったが、このようにあらためて語られると、マネーとは不思議なものだ。
    自分が子供の頃は、大人は何でもお見通し、というか何でも理解している、わかっているものだと思っていたが、働いて20年経った今、世の中誰しも分からない事だらけで、こんなにも微妙な偶然で事が進んでいたりする。なんともおそろしい。

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    2019年03月16日
  • 50(フィフティ) いまの経済をつくったモノ

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    ネタバレ

    有鉛ガソリン
     トーマス ミジリー発明
     圧縮費を高くでき、パワーが上がる。
     ローマ時代の水道は鉛管。
     アスベストやたばこと同じ。
     ゆっくりと死に至らしめるものには規制が遅れる。
     ベッドから体を起こす仕掛けの発明をするが、
     そのロープが首に絡み窒息死。
     
     

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    2019年02月09日
  • 錬金術の終わり 貨幣、銀行、世界経済の未来

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     筆者は、世界金融危機を収拾した立役者の1人であり、「錬金術師」とも評された前イングランド銀行総裁。
     安定した将来見通しが得られない不確実性と経済の不均衡が常に存在する現在、従来の金融の仕組みでは、必ず危機が再来すると警鐘を鳴らす。そこで、中央銀行の果たすべき新たな役割を提案。世界経済の不均衡を原因とする迫り来る危機に対処するには、短期的な処方箋である金融の量的緩和政策では効果がなく、新たな思想にもとづく経済学と政策の仕組みが必要だと力説する。

     私の言う「錬金術」とは、紙幣はすべて、金など、そのもの自体に価値がある商品にいつでも換えられる、銀行に預けているお金は、預金者が払い戻しを求めれ

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    2021年08月08日
  • 世界経済 大いなる収斂 ITがもたらす新次元のグローバリゼーション

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    オールドグローバリゼーションとニューグローバリゼーション。

    1990年以降、世界貿易に占めるG7の割合は低下し、中国、韓国、インド、ポーランド、インドネシア、タイが増えた。

    オールドグローバリゼーションは、蒸気機関の発明による産業革命で物流コストの低下がきっかけ、ニューグローバリゼーションはICT革命によるアイデアの移転コストが低下したことがきっかけ。

    オールドグローバリゼーションは選手のトレード、ニューグローバリゼーションはコーチの派遣。

    次の革命は、人間の移動に変わるテレプレゼンスとロボット化で人間が移動するコストが低下するのと同じ効果が表れる。

    比較優位が国単位ではなくなった。

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    2018年06月01日
  • 行動経済学の逆襲

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    なんとか読み終わりましたが、ちゃんと理解できるかは疑問な感じの斜め読み。
    行動経済学に至る時系列的な書かれ方になっていたけど、僕としてはもっと要点というか、法則というか、まとまった系統立てたものとして読みたかった。
    たぶん、そんな本もあるんでしょうけど。

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    2018年02月25日
  • 行動経済学の逆襲

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     ノーベル経済学賞を受賞した作者による受賞内容に関する一般者向けの本で、自分の研究履歴を振り返りつつ、行動経済学の進展を説明している。この分野へ入る切掛けは、やはりカーネマンとトベルスキーである。
     作者は経済学者なので心理学より経済学に重心を置いてきたが、経済学の重鎮からは冷たく辛く当たられたようだ。アメリカにおいてもだ。
     21世紀になってようやく少しずつ理解者も増え、「ナッジ」を出版してから諸外国でも政治に活用し始め、”行動科学”として認知されている。
     経済よりも心理学として効用が先に実用化されたというのは、作者にとってはカーネマン/トベルスキーを超えられなかったという気持ちがあったの

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    2018年01月08日
  • 21世紀の貨幣論

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    本の帯に「桁外れの知的衝撃! ジャレッド・ダイアモンド級!」と書かれている。「ジャレッド・ダイアモンド」が大きく、「級!」があえて小さく書かれている。最初はジャレッド・ダイアモンドが絶賛でもしたかと思ったが、なんだか関係なさそうで、いくら日本だから本人が見ないし、主観だからいいとか言ってもその行為はまったく誠実さに欠いているところだ。また、タイトルにしても、『Money The Unauthorized Biography』であるところを、例の世界的ベストセラー『21世紀の資本』にあやかりたいところがみえみえなのである。著者本人や内容には関係ないだろうからよしとしたいが、出版元はせめて罪悪感は

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    2015年05月24日
  • 21世紀の貨幣論

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    翻訳が今ひとつかも知れない。平易な日本語だけど、今一つ論理が追いきれない。原文の問題かも知れないのですが。

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    2014年12月20日