鈴木大介のレビュー一覧

  • ネット右翼になった父

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    この著者・新書・タイトルという構成から受ける印象と中身が大きく異なる驚きの一冊。それも含めて本書のテーマと関連する部分と思料。

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    2026年05月16日
  • ネット右翼になった父

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    タイトルそのものに興味を持ち読み始めたが、読後の感想は少しずれてしまった。
    1つは、亡き父をここまで丹念に掘り起こし、思い返し、誤解していた、悔やまれると謝罪する息子を持って、お父さんは幸せな父親だったと思ったこと。
    2つめは一番印象に残った言葉が、叔父さんの「難しい文章がどんどん読みにくくなる。新しい考えがなかなか頭に入ってこなくなる。世の中はどんどん変わっていく。老いるということは、新しい情報を得て理解して取り入れる機能そのものが低下すること。それが70代なんだ」。世代とは別の「年代」という問題であり、その二つは切り分けて問題を精査してほしいと叔父さんがおっしゃったところ。

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    2026年05月05日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    当事者のことは当事者にしか分かりえない、ただ、支援ということばの意味を履き違えずないことが大事なように思った
    大学の授業で『身体を売る彼女たちの事情』を読んで、そこと紐付けてセンのcapabilityについて学んだとき、「自分がそっち側に行きたくない」「わたしは貧困層だったが努力によりここまで来た」と思っていたな、恐ろしい思考、傲慢さ、そんな授業ではなかったのにね

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    2026年05月04日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    脳の障害は見えないので、仕事や日常生活をうまくできない人に対する世間の見方は自己責任論になりがちです。それを当事者の視点からなぜそうなるのかを体験談的に理解させてくれる稀有な本です。

    それはもしかしたら自分にも訪れるかもしれないというリアリティを持っています。意識が散って物を探せない、会話の速さにていけない、不安で何も考えられなくなる。それって自分にも大なり小なりあるもので、その症状がものすごく強かったら、という想像はまさにゾッとするものです。

    事態に対処しない人が、不安からメンタルを守るためにあえて対処しないというのは目から鱗でした。不安が思考のリソースをいかに奪うか。著者が、隣に妻がい

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    2026年04月27日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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     アウトロー、底辺の世界の取材をしてきた著者は、その世界の人々に寄り添いながらも、彼らの行動に違和感があった。だが病気により脳が上手く動かなくなったことから、彼らがどのような世界で生きてきたことがわかり、理解する。この状況に言葉が見つからない。神の試練などの言葉で紡ぎたくない。
     教育関連に関わっていた時、こんなにも脳が違うことで伝わらないことがあるのかと打ちのめされた経験がある。我々はマジョリティであり、我々は様々ない視点を持たなければならない。

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    2026年04月08日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    貧困になる人が自堕落で自己責任ではと思っていたが、本書を読んで改めねばと感じた。
    貧困になる要因に、脳に不具合発生→働けなくなる→貧困という流れもあり、誰にでも起こりうると認識した。
    見えないからこそ、脳の不具合は怠惰に見られやすいため、自分でも気をつけるようにしたい。

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    2026年03月27日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    「不自由な脳」と聞いてどんな想像をするだろうか。
    大変に失礼な発言ではあるが、電車内で様子の違う人、職場でPC画面を睨んでフリーズしてしまう人、複雑な話しをするとキレてしまう人。こういった人を見て「変人」と切り捨てていないだろうか。
    困った人、仕事をサボる人、子供っぽい人と評価するかも知れない。

    対して「目の不自由な人」と言えば、困っていれば誰しも助けるだろう。他の人と同様のアウトプットができなくても「怠けている」とは誰も思わないだろう。
    しかし、その人が善人であるとは限らないはずだ。


    筆者は「最貧困女子」を執筆後、脳機能障害を患い、思考の困難さや認知機能の低下を体験している。見た目には

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    2026年03月26日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    脳性疲労→軽度の脳梗塞の後も同じような症状
    母が軽いラクナ梗塞から無気力、運動機能低下、認知機能低下、急に理解困難になったり、スマホの操作を何度教えても理解できなかったり、健常者が分かりやすいと思っているものも理解しにくいので、当人が「何を困っていて、何が分かんないのか」が分からずただ怠けているだけのように思え、お互い苦しかった。この本で当てはまることも多く、そういうことか!と当てはめながら読み進んだ。

    探すことの困難(物がたくさんあると互いが溶け合ってしまい、特定のものを見つけるのが難しい)

    探している間に時間が溶ける(注意障害・気を失ってる?)

    脳が疲れると呂律が回らなくなる・手が震

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    2026年03月22日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    脳の機能について、健常脳にできないことを述べ、それが理解されず、そしてなぜそれが貧困につながっているのかを具体的事例を含めながら解説している。
    個人的にはなんとなくわかっていたことではあるので特に目新しいものはなかったが、昨今の自己責任論や甘えだろみたいな風潮があるので、多くの人が「働けない」ということを理解して優しい世の中になればいいと思う。
    ただ一方で、SNSで見える表面だけが厳しいだけで優しい人も多いのかもしれない。

    多くの人からはわからない、目に見えない悩みで苦しんでいる人達の解像度を上げるためにも、当該書籍の内容は大事であると考える。

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    2026年02月28日
  • 老人喰い ――高齢者を狙う詐欺の正体

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    振り込め詐欺の実態をストーリー形式で描かれており面白かった。
    研修の中で老人に対する目線をガラッと変えていく詐欺集団の手腕が恐ろしかった。詐欺集団はとにかく目の前の詐欺に全力を注ぐハングリー精神を持つ人ばかりで、どこに行っても輝ける人材のはず。しかし、詐欺集団の一味になるのは老人たちが育成を怠った結果だと筆者は訴えている。
    「老尊若卑」という言葉が用いられていたが、たしかに老人に対して若者より優遇されていないかと疑問に思ってしまう気持ちがある。
    自分が老人になった時、同じように喰われるのだろうかと怖くなった。

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    2026年02月22日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    ネタバレ

    『貧困と脳』は、子どもや女性、若者の貧困問題を長年取材してきた著者が、自身の脳梗塞によって高次脳機能障害を負った経験をもとに、「脳に障害が起きるとはどういうことか」を当事者の視点から詳細に描いた一冊である。

    本書の大きな特徴は、高次脳機能障害がもたらす変化を、抽象論ではなく極めて具体的に説明している点にある。障害によって脳内のワーキングメモリが著しく低下すると、現状を把握する力や判断力、自己決定力が弱まり、簡単な会計ができない、会話のスピードについていけない、自分の状況を言語化して説明できないといった問題が生じる。これは能力や努力の問題ではなく、「脳の機能が物理的に制限されている状態」である

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    2026年01月15日
  • 脳が壊れた

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    深刻なのに笑える、感動の闘病記。握った手を開こうとしただけで、おしっこが漏れそうになるのは何故!? 41歳の脳梗塞とその後の「高次脳機能障害」。当事者による驚きのリアルドキュメント!

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    2026年01月14日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    「働かないのではなくて、働けない」といのを、脳梗塞になってしまった筆者が、サボり、怠惰と言われてしまうような症状を、自らの体験をもってしてどういうことが本人に起きているか?を代弁してみる。発達障害者や鬱、虐待を受けた人たちも、結局脳に不調を来しているので、同様のことが起きているのではないか?と。なかなかない視点を、説得力ある形で示してくれる興味深い本である。

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    2026年01月14日
  • ネット右翼になった父

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    ネタバレ

    親が政治的に偏った発言をすることが多くてコミュニケーションに困っている人にオススメの1冊

    2026年現在でもX等SNSではネトウヨによるバカバカしい荒唐無稽な陰謀論が目立つ。SNSで過激な発言をするネトウヨは中高年が多い印象を持っているのだが、本書の「ネット右翼になった父」というタイトルを見て、父親があちら側の世界に行ってしまい家族が崩壊してしまう有り様が書かれているのかなと興味を持ち購入した。(ちなみに私はパヨクも大嫌いである。私の嫌いなネトウヨやパヨクは、学習することを怠り、都合のよい情報だけ鵜呑みにするなどファクトチェック機能皆無で、思想が合わない人間を叩くことしか考えないという人を指

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    2026年01月11日
  • 脳が壊れた

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    「最貧困女子」の著者さんだと知って驚いた。
    面白いルポを書く人だと思ってたので、びっくり。

    病気になりたいとは思わないけれど、
    病気に限らず、避けられない災害や事故や、
    人生の雨、みたいな状況で、
    こうして明るく前向きに、
    黒字化されてる姿勢に頭が下がる。

    高次脳機能障害の当事者からの発信も貴重で重みがあった。題材は決して明るい物ではないのに、とっつきにくくなく読み終えられるのは、病前から培ってきた技術や取組む姿勢の賜物と思います。
    これからもどうか身体に気をつけて。
    独自の目線での新作に期待しています。

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    2026年01月04日
  • ネット右翼になった父

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    ネット右翼、という言葉には若干の疑問が湧く。
    インターネットの情報に深くのめり込んでいってしまった、という著者の父とその父の死後、父がどうしてそうなってしまったのかを巡る物語。
    最後は普通に感動した。
    が、自分も考えは保守よりなので著者の父がおかしな考えに傾倒しまくっていたかと言われるとそこまでは感じなかったな。まあ、強めのエコーチェンバーには陥っていたんだろうけど。
    これはネット右翼に限らず、コロナ禍以降に親が陰謀論信者になってしまったとかそういう話も多くあるからその一端だよね

    ただ、周りにこういう話に付き合ってあげられる人がいなかったというのが問題なのかも。何かを主張する場合は、自分と正

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    2026年01月03日
  • 最貧困女子

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    岡田斗司夫さんの話を聞いて。「最貧困女子」と「貧困と脳」をセットで読もうと思った。
    詳しい感想は「貧困と脳」でどうぞ!

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    2025年11月28日
  • されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間

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    高次脳機能障害で後天的に発達障害のような状況となった夫が、それまで守るつもりで傷つけてきたADHD妻を理解し、日常を再構築していくドキュメント。
    発達障害を含む、心の「問題」を抱えた人たちの被害者性と加害者性についての考察が良かった。

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    2025年11月17日
  • ネット右翼になった父

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    印象的なタイトルから「ネット右翼」というものが主題なのかと思っていたのですが、どちらかというと重点は家族との関係の方にあるなというのが読後の印象です。「父は本当にネット右翼だったのか?」という観点からそもそもネット右翼とはどのようなものかを丁寧に検討したり、父の生前の発言や価値観を家族や知人へのインタビューなどから掘り下げていく過程が描かれているので、もちろんそこではネット右翼というものについても様々な考察が行われており、そこも興味深く読んだのですが、最も印象的だったのは、著者の父とはどのような人物だったのかという見方が、著者と姉、母で大きく違っていたということや、父をネット右翼認定してコミュ

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    2025年10月24日
  • アンダーズ〈里奈の物語〉 2 無料試し読み版

    匿名

    購入済み

    敏腕

    もう一人の家出少女とは到底思えない。敏腕プロデューサーと凄腕経営者の二刀流。人を見る目をフル活用して生き抜いてる。

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    2025年10月19日