鈴木大介のレビュー一覧
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”ネトウヨ父”新書の続編ってことで、それは読まないとと思い、書店で見かけたままに即効ゲット。あと、自分の中でもこのタイトルを首肯する部分があり、そのモヤモヤ感が溶けるかもっていう期待も持ちつつ。思想の違いを感じてしまい、勝手に距離を取ってしまっているというのに、個人的にもかなり心当たりがあり、そこを打開する一歩にもなるかな、と。本書では実際にその再開の模様が、複数開陳されている訳だけど、やっぱり、実際に会って話せばきっとなんの問題もないんだろうな~、って感じ。顔の見えない第三者が相手だとなおさら、舌鋒も鋭くなっちゃうわな~、ってのも心当たりアリまくり。そして、左右の派を問わず極論は疲れる、ってのも深く納得。あと、自分が特に反発を覚えやすい事項について自覚的であれ、ってのもその通り。
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ネタバレメモ)貧困とは不自由な脳で生きる結果とし高確率で陥る二次症状
診断名がなんであれ、原因がなんであれ脳の機能を失調するということは情報処理の機能を失地するということ
頭が白くなる=脳性疲労
読んだ文字が頭から流れ出していくように感じる どこまでが症状、どこまでが甘えかの切り分けは難しい。
【中長期的な業務遂行障害】
抱えている仕事を俯瞰することもできず、それぞれの進捗も残り時間も自身で明瞭な把握ができない
供述弱者
パチンコ屋 何かをして報酬感情を得たいという健全な欲求を疑似的に満たしてしまうもの
仲間がいて罪悪感を麻痺させられる
自身の最大限スペクがどの程度残存しているのか
マルトリートメントな生育環境が脳を変質させてしまう
不安の心理が悪化をさせる。
適度な依存が重要 -
Posted by ブクログ
はじめ、一人称的な視点多めで書かれた文章が、ちょっとパーソナルすぎて入っていきにくいかなと思ったけれど、4人4様の書きぶりであることがわかって、そのバラバラさがかえっていいのだろうということも伝わってきた。
これまでもオープンダイアローグの本は何冊か読んだのだけど、一対一でないよさ(圧がかからない)とか、リフレクティングの効用(直接話しかけられるわけではないから、「そうですね」といいながら聞かなくてすむ、取捨選択してよさそうなものだけ採用すればいい)、時間できっぱり終わり結論を出そうとしないことのよさ、そしてダイアローグとダイアローグのあいだにそれぞれの心のなかで起こることなどがとても具体的に手に取るように伝わってきて、なるほどオープンダイアローグによって、もつれた糸がほぐれはじめることはあるのだろうなということが感じ取れた。
また必要を感じたとき読み返したい1冊。 -
Posted by ブクログ
ビジュアルシンカーの話題が少し盛り上がった時にも感じたことではあるけれど、現代はとにかく文字情報として、強い伝達力を持った思考、思想が広く知れ渡る。
言葉にならない、伝わる手段を持たない思考は、ないものと等しい。
そういう意味で、不幸な出来事の上に成り立っているとはいえ、ほんとうに稀有な著者が生まれたことに感謝したい。
情報として、たとえばトム・クルーズにディスレクシア(失読症)があることは知っていても、逆に彼の活躍をその副作用かのように思いこんだりしていなかったか。
身体表現の方法を持てず苦しんだ方の声を拾うこと。
特に行政機関のあり方は、現在とはまったく違う方法を用いて支援先を選別する必要があると考えるには十分な説得力を持っていたと思う。 -
Posted by ブクログ
タイトルにインパクトがあったためずっと気になっていたが、もっと早く読めば良かった、、、
前半は筆者から見て晩年ネット右翼化した父を死後振り返ることにより、現代におけるネトウヨや、右寄り左寄りの思想とは何か、が考察されている。どんな経験や世代の問題がその人をその思想に至らしめるのか、ということなどが考察されており、めちゃくちゃ興味深い。
自分も含め「ネトウヨ」や「リベラル」という言葉に漠然としたイメージしか持っていない人が多いと思うが、実はそれらは本格的な保守派や左翼の思想とは程遠いということや、どういう発言それらの思想の持ち主と判断されるのか、ということが整理して書かれている。どことなく現代の左右の分断にモヤモヤを抱えていたり、身近な人との思想の違いに悩んだ経験がある人にお勧め。
そして後半、、まさか泣くとは思わなかった、、ネタバレになるので全ては書かないが、著者が父親について調べるにつれて著者が思い描いていた人物像とは若干異なるということが分かってくる。それが単純な「実は良い人だった」という話ではなく、時代が親に与えた影響、世代間のギャップという視点で書かれており、なるほど確かに、、と唸らされる(例えば、年配の男性による、強い女性を蔑視する系のジョークは、実はその世代の男性による「弱い女性を守らなくてはならない」というその時代のフェミ的考えによるものだった、などなど、、)
だんだんと父親と著者の不器用な関係性が見えてくるに連れて、何とも切ない気持ちにさせられた。ちょっとおかしみもあるけど、これは涙止まんないわ、、て雰囲気に、リリーフランキーの名著、東京タワーの思い出した。
著者の飾らないフラットな文体も好感を持ったので、著者の普段のノンフィクションも是非読みたい。 -
Posted by ブクログ
私自身、つい最近アラフォーに差し掛かった。父は60を過ぎて早期定年退職を迎え、最近はYouTubeで色んな動画を見漁り、まさしく「ネット右翼」とも取られるような発言をしてしまうことが増えてしまった気がする...。
そんなことをぼんやりと思っていた矢先に出会った本書。
なんだか少し読むのが億劫で4ヶ月ほど寝かせてしまっていたが、読み始めたらあれよあれよと一気読みしてしまった。
「コンテンツの摂取とは、食事によく似ている」という一文に恐ろしい程の共感を得た。
読み進めて終盤に差し掛かると、自分でも驚く程に涙が止まらなくなってしまっていた。
父との向き合い方を再考させられるとても良い一冊だった。