鈴木大介のレビュー一覧

  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    貧困者と脳機能 どちらが先か 働けないは理解した、ワーキングメモリが使えないなど後天的に脳機能に不具合を負った著者の経験と意見は貴重だ。
    育った環境、書類が読めない、優先順位が付けられない、そこを学ぶ前に子どもができたり、強いストレスによって損なわれたり、この世の中で"正しく"生きていくことは考えているよりも難しいことかもしれない。
    脳の不自由は診断が難しい。福祉制度は彼らにとってはより煩雑である。それを理解した上でこの世界でどう生きるか。
    理解は及んでいないかもしれないが、どうしようもない世界があることを理解して生きる。

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    2026年02月04日
  • ネット右翼になった父

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    タイトルにインパクトがあったためずっと気になっていたが、もっと早く読めば良かった、、、

    前半は筆者から見て晩年ネット右翼化した父を死後振り返ることにより、現代におけるネトウヨや、右寄り左寄りの思想とは何か、が考察されている。どんな経験や世代の問題がその人をその思想に至らしめるのか、ということなどが考察されており、めちゃくちゃ興味深い。

    自分も含め「ネトウヨ」や「リベラル」という言葉に漠然としたイメージしか持っていない人が多いと思うが、実はそれらは本格的な保守派や左翼の思想とは程遠いということや、どういう発言それらの思想の持ち主と判断されるのか、ということが整理して書かれている。どことなく現

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    2026年01月29日
  • ネット右翼になった父

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    私自身、つい最近アラフォーに差し掛かった。父は60を過ぎて早期定年退職を迎え、最近はYouTubeで色んな動画を見漁り、まさしく「ネット右翼」とも取られるような発言をしてしまうことが増えてしまった気がする...。
    そんなことをぼんやりと思っていた矢先に出会った本書。

    なんだか少し読むのが億劫で4ヶ月ほど寝かせてしまっていたが、読み始めたらあれよあれよと一気読みしてしまった。

    「コンテンツの摂取とは、食事によく似ている」という一文に恐ろしい程の共感を得た。

    読み進めて終盤に差し掛かると、自分でも驚く程に涙が止まらなくなってしまっていた。

    父との向き合い方を再考させられるとても良い一冊だっ

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    2026年01月24日
  • ネット右翼になった父

    傑作

    77歳で末期がんによりこの世を去った父は亡くなる直前にネット右翼になっていた。
    父の使う韓国中国人やマスメディア、シングルマザーなどの貧困層へのヘイトスピーチやスラングに心を痛めていた著者は父と最期まで本音で語り合えずに今生の別れを迎えてしまった。
    好奇心旺盛で流行り物に飛びつくのでなく「自分で考え自分で選べ」が信条だった父がなぜ老後ネトウヨになってしまったのか、を仮説を立て親族や地域コミュニティの人々に話を聞き検証して、また推論していくノンフィクションストーリー。
    その果てに待っていたのは著者自身のネット右翼への憎悪と過敏すぎるアレルギー反応による父への誤解、父の一部の言動に過剰に反応し、父

    #泣ける #感動する #アツい

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    2026年01月08日
  • ネット右翼になった父

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    世代と年代を切り離して考える。ありがちな世代論を、我が家の分断というセルフルポによって見つめ直すすごい労作だった。

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    2026年01月04日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    岡田斗司夫さんの話を聞いて。「最貧困女子」と「貧困と脳」をセットで読んだ。
    「最貧困女子」の取材対象が抱えていた不自由が、自分に降りかかった体験記。最貧困女子では取材対象に対してリスペクトはしていたものの、「どうしてこんなことができない?」という気持ちがやはり心のどこかには存在していたという。それが、自身が病気を患って同じ立場になったことで、「最貧困女子」を書いていた時には分からなかった彼女たちの気持ちや状況が身をもってわかった、という内容。

    同じく俺も、「どうしてこんなことができない?」という気持ちを、「最貧困女子」で抱いた。そしてその気持ちで「貧困と脳」を読めるから、自分の身にも起こるか

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    2025年11月28日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

    匿名

    購入済み

    学生の頃から生きづらさを抱えていて
    成人してからも仕事のことや社会のことでうまくいかずに悩んでいました。
    ネットでこの本のことを知り購入。
    タイトルにも惹かれました。
    読んでいるうちに励まされ思わず泣いたところもありましたし、すごくすごく為になるところや勉強になるところもありました。
    まずは日本人すべての人に読んで欲しいです。
    そうすれば、もしかしたら日本の未来が少しずつかわるかもしれません。
    本当に他人事じゃないですね……

    #切ない #タメになる #深い

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    2025年11月27日
  • 老人喰い ――高齢者を狙う詐欺の正体

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    『老人喰い』は特殊詐欺に関するノンフィクション…らしいが取材を元にフィクション化されている不思議な本。

    この本に登場する特殊詐欺グループのメンバーはほぼ20代の若者。詐欺グループに入るきっかけは様々だが、彼らは「新人研修」で古参メンバーからある洗脳教育を施される。いわく、若者は経済的弱者、詐欺の対象である高齢者は経済的強者。弱者が強者から奪うことに良心の呵責を覚える必要はない。「老人こそ日本のガンだ」云々。
    詐欺の対象となるのは資産がある、過去に詐欺被害に遭っている、単身である、親族と疎遠である等の属性の高齢者たち。詐欺メンバーは金を持っている高齢者からのみ奪っていることを免罪符にしているが

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    2025年11月09日
  • ネット右翼になった父

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    リアル本にて。
    引退後ネット右翼特有のスラングを口にするようになった父親に対して、逝去したあとになぜ父がそのような行動を取るようになったのかを、家族・友人等へのヒアリングをもとに考察したルポ。
    政治的な主張に伴う分断を感じる機会が増えている昨今、イデオロギーの異なる家族と家族で居続けるためのヒントのようなものを求めて、この本を手に取った。
    本書で紹介している対策自体は、取り立てて真新しいものではないかもしれない。認知バイアスを取り除いた上で、相手をできるだけ具体的に客観的に把握し、差分だけでなく共通点にも注目しよう、ということで、ともすればアンコン研修で説明される内容に近い。ただ、著者ご本人が

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    2025年10月09日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    面白かった。発達障害だが、感情の消耗や過度の疲れやすさ、不安への過集中の持続など健常の人には存在しないことが驚きだった。そりゃ我々は生きてるだけで疲れるなと思った。発達障害の知人が片付けが苦手でものを溜め込んでしまうのも、だらしないからではなく、不安から身を守るためで、自分の家族が疲れ果てて寝ている、自分の状況の説明ができない、なにがなんだかわからないという状態にも説明ができた。私も漫画は描けるが、役所の書類を書くのは苦手だ。福祉関係の仕事に就く人にもぜひ読んでほしいと思った。久々にいい本よんだわ。

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    2025年10月05日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    衝撃の内容だった。そしてかつてそういう人が職場にいたことに気づいて落ち込んでしまった。やはり知らない事は罪だなぁとも。
    行政で働く人たちは必読と思った。福祉部門に限らず。
    ホワイトカラーの人は他人事ではないよ、との著者の言葉。切実でした。
    はぁー

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    2025年10月03日
  • 壊れた脳と生きる ――高次脳機能障害「名もなき苦しみ」の理解と支援

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    手にとる前は、親子なのかと思ったが、違った。患者と主治医なのかと思ったが、これも違った。
    鈴木大介氏はルポライター、41歳で脳梗塞を発症、高次脳機能障害をもつ。鈴木匡子氏は高次脳機能障害の専門医。ふたりの対談で構成されている。
    病巣は右半球、頭頂葉と前頭葉にかけての一帯。顕在化した障害は、作業記憶の低下、注意障害、談話障害、感情障害など。なんといっても本書の読みどころは、当事者のなまの声、いわく言い難い、どうにも表現しようのない、もどかしい障害の状態が表現されている点。しかも、言おうとしていたことがすぐに霧散してゆく。
    医者も、研究者も、リハビリのスタッフも、ふつうは概念や外から見た病態から入

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    2025年09月29日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    貧困なのは自己責任、という世間の風潮に「NO」とはっきり言っている一冊。閲読するまでは実際に私も『貧困自己責任論』に対して肯定的だったのだが、今では考えを改めた。
    高次脳機能障害になってしまった人の脳の中で何が起きているのか、なぜ貧困に陥ってしまうのか、また、福祉制度との斥力が生じてしまうのはなぜなのかといった事を分かりやすく説明している。社会福祉に興味のある人におすすめしたい。

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    2025年09月14日
  • 発達系女子とモラハラ男

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    妻側の視点から読み始めましたが、気づけば子育てに活かせる示唆が多いと感じていました。

    心理的安全性の大切さや、一つの不自由さを「すべてできない」と誤解してしまう危うさなど、日常の接し方に直結する学びがありました。

    著者が両側の経験を持つからこその深みがあり、「役割と生産性は必ずしも結びつかない」という部分には救われる思いがしました。

    読後、自分も人を決めつけずに理解を深め、成長の機会を尊重していきたいと強く思いました。

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    2025年09月09日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    前半は、かつて筆者自身が取材したケースについて、脳梗塞により後転的に脳が不自由になったという立場から、何が原因で一般的に理解しがたい行動に繋がるのかを再検証した内容。
    後半は、それらのケースを踏まえて支援の側ができること、当事者の自己理解の重要性、行政の関わり方の提言などを行う。

    それほど長い本ではないが、伝えたいテーマが明確で、また自身も当事者であるために状況を世間にわかってほしいという強い意思が伝わってきた。

    本としては読み応えがあったが、実際に我々や行政が何をできるのか、というところは考えさせられる。

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    2025年08月14日
  • 最貧困女子

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    「真の弱者は救いたい形をしていない」とはどういう事かの詳細解説みたいな本。
    本文にもあったが、知性や精神に重い障害を持つ人と関わった事の無い層には到底信じられない世界だしにわかには受け入れ難い内容だと思う。
    知的ボーダーや精神疾患持ちの方と深く関わった事がありそれなりに理解がある方だと自負している私は「分かるー!」の気持ち良さと、あまりの深淵の深さに「ぇえ…」の困惑の連続で感情の交互浴が凄かった。
    特に、
    『彼女らは本当に、救いようがないほどに、面倒くさくて可愛らしくないのだ』
    の部分は、あまりに実感として“理解る(わかる)”ので唸ってしまった。

    この本がシンドくて読みきれない方は、「みぃち

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    2025年07月09日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    自分の悩みの本質に初めて触れてくれた内容でした。誰にも理解されず自分の中だけで消化していたことを綺麗に言語化されていて、読んでいて自分がとても救われたように感じられました。自分を責める事をやめ、自分を愛する事を少しずつ学んでいきたいと思います。

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    2025年06月24日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    貧困と脳の関係を著者自身が健常者から脳障害となって追体験し、データともと付き合わせて詳細にまとめるという稀にみる説得力のある一冊だった。
    あと問題提起も現実的で自分もあるきっかけで脳障害になるリスクもありそれを考えると怖くなった。
    これは社会人に必読としていい本だと思う。

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    2025年06月23日
  • 最貧困女子

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    私は子供の頃から「日本に生まれただけで幸せ」と言われてきた。
    それは疑いもなく事実だと思う。
    しかしながら、その幸福が誰にでも平等に享受できるものではないのだと、強く全ての日本人に理解してもらいたい。

    多くの人がセックスワーク(性風俗や違法の売春まで)を行う人を、「楽して稼ごうとしている」とか「自分を安売りしている」などと忌避するだろう。
    たしかに、本書でもそう言った気軽な思いで参入する一般女性も描かれる。
    しかし、彼らは「貧困」でさえない。
    「貧乏」と「貧困」は異なるのだ。
    さらには本書で定義する「最貧困」とは、存在さえ不可視化され、ほぼ全ての日本人が知りもしない、想像もできないほどの、目

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    2025年06月16日
  • 脳が壊れた

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    闘病中闘病記
    夫婦間、親との関係まで開示
    私には辞書なしでは読めない難しい漢字使えてるのが、高次脳機能障害なんだろな。

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    2025年06月05日