鈴木大介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
お知らせします
わいの中で今年の(発表は来年)の新書大賞が決定しました
鈴木大介さん著『リベラル疲れ』です
おめでとうございます
ありがとうございます
共感と納得の温帯低気圧です(素直に嵐でええやろ!)
最近わいは元リベラルを自称しておるわけですが、そうなった原因を自問してみるとまさにこの「リベラル疲れ」があったように思う
極端な言説、尽きることのない”怒り”により対話を不可能にしてしまう左派の姿勢に「疲れた」からです
だが一方で、あらためて自分の根っこはリベラルなんやな〜と再認識させられてしまいました
ごめんよ竹田さん
まぁいわゆる左派の中でも「反権力」というのがわいの所属部署なんだが、小さい頃から持っている「ルール」というものにたいする抑えきれない抵抗感があって、なんでお前らが勝手に決めた「ルール」に従わにゃならんのや!
さらに言えば、従ったところで、戦争や貧困や差別は無くならんやろが!という思いがあったからなんですな
*ちなみに例えば殺人を肯定するのか!なんて意見についてはは「ルール」以前に「人して…」なので齟齬はない
だが大人になるにつれて、社会の中で「ルール」に従わない人たちから受ける直接的な被害「迷惑」に辟易するとともにちょっとずつ考えが変わってきたわけです
例えば、小さなことやけどゴミ出しの「ルール」を守らない人のために後片付けをするとかな
ちゃんと網の中入れろや!カラス来んねん!(# ゚Д゚)
よしもうがんがんに話逸れてるな
このまま行くとリベラル=燃えるごみに使用済みのおむつを出す人になってしまうな
軌道修正
この本は何ために書かれたか?何が書かれているか?というとね
分断を回避するためのリベラル側からのアプローチなんよ(鈴木大介さんはバリバリのリベラル)
筆者は「分断」の「分」は価値観の多様性であり、守られるべき思想の自由だが、「断」は対話や人間関係の喪失であり、それは人生の質の喪失と定義していて、「分」を認めつつ「断」を回避することは可能である
少なくとも「半径5メートル」の近しい関係においては可能であり、必要なことだとまとめる
方法論や考え方についてはぜひとも本書を一読願いたい -
Posted by ブクログ
「わからないことをそのままにするな」
そう息子に教えてきた、知的で厳格な父。
しかし病を患ったあと、父は耳を疑うほど差別的な言葉を口にし、家族を傷つけるようになっていく。
なぜ父は「ネット右翼」になってしまったのか?
父の死後、息子は生前の父の言動の背景を求め、父が生きた時代やその人生、家族との関係をたどっていく。
ひとつの結論にたどり着くまでに要した時間は、2年半。そこから浮かび上がってきたのは、「ネットのせい」だけでは片づけられない、複雑な背景だった――。
最後までわかり合えなかった父を、息子は理解することができるのか!?
家族の分断に向き合う、衝撃の実話コミック!
新書大賞2024で第5位にランクインし、大きな話題を呼んだ鈴木大介のノンフィクション『ネット右翼になった父』を、人気漫画家・とあるアラ子がコミカライズ。
典型的な昭和の会社員だったけど、知的好奇心旺盛で流行りのものに飛びつくのはよしとしなかった天邪鬼だった父が、差別的な言葉を使って家族を傷つけるようになった変化に戸惑いネット右翼的な思想に触れておかしくなってしまったと息子は父を拒絶してしまった。
だけど、父の死後に父が「ネット右翼」であったか検証していくと、保守的なところとリベラルなところがグラデーションしている思想、古き良き日本に対する郷愁とアジアの仲間である中国や韓国に対する幻滅が複雑にミックスされてる典型的な戦中派の70代の世代の男であるのが見えてくる。
父が、よく吐いていた自己責任論や差別的な発言と子供や妻に対して対話や共感が不器用な愛情表現のズレ、まさに自分の父親に似たような70代男性の典型例。
価値観が多様化していく中で自分の価値観と違う人と家族でさえ分断が生まれやすい時代だからこそ、相手の発言の背景を考え対話することの大切さが、鈴木大介さんのルポより解像度が高いコミカライズ版。
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Posted by ブクログ
”ネトウヨ父”新書の続編ってことで、それは読まないとと思い、書店で見かけたままに即効ゲット。あと、自分の中でもこのタイトルを首肯する部分があり、そのモヤモヤ感が溶けるかもっていう期待も持ちつつ。思想の違いを感じてしまい、勝手に距離を取ってしまっているというのに、個人的にもかなり心当たりがあり、そこを打開する一歩にもなるかな、と。本書では実際にその再開の模様が、複数開陳されている訳だけど、やっぱり、実際に会って話せばきっとなんの問題もないんだろうな~、って感じ。顔の見えない第三者が相手だとなおさら、舌鋒も鋭くなっちゃうわな~、ってのも心当たりアリまくり。そして、左右の派を問わず極論は疲れる、ってのも深く納得。あと、自分が特に反発を覚えやすい事項について自覚的であれ、ってのもその通り。
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Posted by ブクログ
ネタバレメモ)貧困とは不自由な脳で生きる結果とし高確率で陥る二次症状
診断名がなんであれ、原因がなんであれ脳の機能を失調するということは情報処理の機能を失地するということ
頭が白くなる=脳性疲労
読んだ文字が頭から流れ出していくように感じる どこまでが症状、どこまでが甘えかの切り分けは難しい。
【中長期的な業務遂行障害】
抱えている仕事を俯瞰することもできず、それぞれの進捗も残り時間も自身で明瞭な把握ができない
供述弱者
パチンコ屋 何かをして報酬感情を得たいという健全な欲求を疑似的に満たしてしまうもの
仲間がいて罪悪感を麻痺させられる
自身の最大限スペクがどの程度残存しているのか
マルトリートメントな生育環境が脳を変質させてしまう
不安の心理が悪化をさせる。
適度な依存が重要 -
Posted by ブクログ
はじめ、一人称的な視点多めで書かれた文章が、ちょっとパーソナルすぎて入っていきにくいかなと思ったけれど、4人4様の書きぶりであることがわかって、そのバラバラさがかえっていいのだろうということも伝わってきた。
これまでもオープンダイアローグの本は何冊か読んだのだけど、一対一でないよさ(圧がかからない)とか、リフレクティングの効用(直接話しかけられるわけではないから、「そうですね」といいながら聞かなくてすむ、取捨選択してよさそうなものだけ採用すればいい)、時間できっぱり終わり結論を出そうとしないことのよさ、そしてダイアローグとダイアローグのあいだにそれぞれの心のなかで起こることなどがとても具体的に手に取るように伝わってきて、なるほどオープンダイアローグによって、もつれた糸がほぐれはじめることはあるのだろうなということが感じ取れた。
また必要を感じたとき読み返したい1冊。 -
Posted by ブクログ
ビジュアルシンカーの話題が少し盛り上がった時にも感じたことではあるけれど、現代はとにかく文字情報として、強い伝達力を持った思考、思想が広く知れ渡る。
言葉にならない、伝わる手段を持たない思考は、ないものと等しい。
そういう意味で、不幸な出来事の上に成り立っているとはいえ、ほんとうに稀有な著者が生まれたことに感謝したい。
情報として、たとえばトム・クルーズにディスレクシア(失読症)があることは知っていても、逆に彼の活躍をその副作用かのように思いこんだりしていなかったか。
身体表現の方法を持てず苦しんだ方の声を拾うこと。
特に行政機関のあり方は、現在とはまったく違う方法を用いて支援先を選別する必要があると考えるには十分な説得力を持っていたと思う。