鈴木大介のレビュー一覧

  • 最貧困女子
    虐待などで家出をしたり、メンタル弱かったりで売春とか性風俗に身をやつした、極限な生活をしている女性達についての本。

    風俗の面接でも「整形して痩せてから出直せ!」とか言われたりして、落ちたりと社会の厳しさが満載。ルックスやコミュニケーション能力が生死に関わるリアルな現実。なんとも恐ろしい。

    映画『...続きを読む
  • されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間
    貧困問題等のルポを何冊か読んだ鈴木大介さんの本です。

    鈴木さんは脳梗塞由来の高次脳機能障害をもち、そのお妻様は大人の発達障害さんでした。そんな二人の出会いから今までの記録です。

    発達障害、最近よく聞くようになりました。ですが、いまいちわからない。高次脳機能障害については全く知識がありませんでした...続きを読む
  • ギャングース(2)

    悪いことを覚えますが

    1・2巻を読みました。

    映画化されているのは知りませんでした。

    アウトローな漫画をいっさい読まないのだけど少年院など取材されてて

    犯罪行為の詳しいことが漫画になってて大丈夫なのか心配になります。

    知らない知識を得る面白さがあります。

    もう16巻まで発売されてるのか・・・...続きを読む
  • モーニング 2020年36・37号 [2020年8月6日発売]

    やっぱりいい

    週刊漫画の中では鉄板で面白い作品が多いです。
    特にクッキングパパと昨日なに食べたは何回も読み返せるので助かっています。
  • されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間
    「不自由を障害にするのは環境」p194


    「弱者を加害的な立場に追い込むのも、また周囲の環境」p208

    産業構造と障害 p226

    発達障害とは?についてよくわかる本でした。
  • モーニング 2019年15号 [2019年3月14日発売]

    「探してよ」が読みたかった

    普段は絶対買わない雑誌ですがトウテムポールさんの読み切りが読みたくて買いました。ポールさんの読み切りって登場人物に感情移入して悲しい気持ちになっても必ず希望もセットで描いてくれるのでそこがお気に入りです。アフタヌーンの小説家の読み切りもよかったなぁ
    てるる現実にいたら絶対友達になれたと思う。
  • 貧困を救えない国 日本
    あれもダメこれもダメでうんざりする部分もないわけではないが
    貧困があらゆる方面から語られており、納得度が高かった。
    資金や物量ではなく、
    解決策が当事者に知らされること(情報)と
    行動できる状態になること(精神疾患)の課題が大きいように思った。
  • されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間
    発達障害の家族、理解したい人が読むといい。発達障害に苦しむ当事者も自分のことが客観的にわかって良い。
  • されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間
    貴重な体験からの当事者感への気づきという普通なら到達し得ない観点からの良書著かと、強い夫婦の結びつきが感じられます
  • 脳が壊れた
    ★回復記に感じる「面倒な人」との共通点★漫画「ギャングース」を連載中に読んでいるとき、そういえば原作者が脳梗塞で、というのを見た気がした。40代で脳梗塞を発症し、その後の変化を体験記として記す。自分を対象としたルポで、あえて病気の深刻さを和らげようとしているのだろうが、筆致が柔らかく読みやすい。
     ...続きを読む
  • ギャングース(1)

    今苦しんでいる若者にこそ

    主人公たちはその日暮らしもままならない状況から犯罪に手を染め少年院に入った前歴持ちの若者。
    彼らは犯罪グループの利益を横から浚うことでなんとか糊口をしのぐという毎日を送っています。
    奪った金も道具代情報代にほとんどが消えていき、貧困から抜け出すことはかないません。
    この漫画はそうした彼らのタタ...続きを読む
  • 脳が壊れた
    鈴木大介のことは本書を読む前に「普通は入れない場所から、普通は思いつかない切り口で、普通は到達できない深さまで掘り下げて書く人」という印象があった。そういう著者が脳梗塞をサバイブして書いた作品ということで、とてつもなく高い期待を持って読みはじめ、とてつもなく高い満足度で読み終えた。
    鈴木大介、ただも...続きを読む
  • 貧困を救えない国 日本
     貧困問題に取り組んできた著者二人による対談本。実際に現場に携わってきた為、出てくる事例が豊富である。特に、貧困が一部地域で連綿と受け継がれてきた、という事例は初見である。そういうことも漠然とあるだろう、と思ってきた所に実例を出されると、改めて考えさせられる。

     この本で着目したポイントは三つ。
    ...続きを読む
  • 脳が壊れた
    脳梗塞の後遺症としての高次脳機能障害の苦しみを、その当事者が実体験、しかも進行形の体験として書くというとんでもない一冊。

    私は鬱なので、頭痛腹痛肋間神経痛から様々な症状が出ているもんで、何かと自分の身体が心配になるんだけど、この本を読んでますます心配になった。

    自分が同じような状態になったら誰に...続きを読む
  • 脳が壊れた
    介護の仕事をしていると、“半側空間無視”というフレーズに接することが多々ある。実際にそういった障害を持っている方がたに接するのだけれど、顕著に障害が出ている場面に出くわすことはなかった。

    著者は、脳梗塞を発症し、それに伴う後遺症が残ったのだけれど、ルポライターという職業柄、自分自身を取材し、“高次...続きを読む
  • 脳が壊れた
    脳に障害が生じ、そのことで生じる変化が、克明に、かつユーモアを交えて記録されている。
    認知症の方、脳梗塞後遺症の方、さらには発達障害の方と関わる方には、かなりオススメできる本だ。
  • 脳は回復する―高次脳機能障害からの脱出―(新潮新書)
    前作から文章を読む限り著者はすっかり回復してジャーナリストに復帰したのかと思っていたら、取材記者は引退して漫画の原作や記事の執筆など書く方に専念しているのだと知る。免許センターに電話して簡単な質問をするだけのシーン、地味に書かれているが感動。電話が終わって妻のところに行き「電話もして会話ができたよ〜...続きを読む
  • されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間
    当事者ならではのリアリティがあり、非当事者の自分でも非常に納得感がある。

    やりたいのに出来ない、という感覚はどうしても出来る側からすると理解が難しい。
    不定形発達の方じゃなくても、仕事中に上司からのザックリとした指示が飛んで、完璧にやったつもりでも上司の求めるクオリティに達しておらず怒られて、じゃ...続きを読む
  • 脳が壊れた
    私の周囲でも脳梗塞という話がちらほら聞こえてくるようになり、さすがに少し気になって手にした一冊。
    現役バリバリのルポライターが41歳の時に脳梗塞で倒れ、本書はそのセルフルポだ。
    脳が障害を起こすと何が起こるか。とても想像などできないのだが、そこはルポライター。この説明しづらい状況を何とか文字にしよう...続きを読む
  • 貧困を救えない国 日本
    鈴木大介さんの直近数作における視野の広がり方、活動範囲の広がり方は正に驚異的であり、心の底から尊敬する人間の一人だ。