鈴木大介のレビュー一覧

  • されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間

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    筆者の、障害は環境がつくるという言葉にすごい共感した。もし誰もが字を読めなくても暮らしてた昔なら、識字障害は障害者でないし、多動性が問題しされるけどそれは教室に座ってじっとしないといけないから。
    筆者の述べるように、なんでできないの?ではなく、どうしてできないのかどうしたらできるのか考える社会になれば多くの人が生きやすくなる。
    やればできるは傲慢

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    2023年03月18日
  • ネット右翼になった父

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    私自身、右傾化した父を持っているからこそ、著者に共感できる点がかなりあった。
    特に、父の右傾化という事態に対峙する著者の姿勢には驚かされた。

    父を敵視したり、商業右翼メディアを悪と断じたりといったことは、(ネット右翼に限らず)先鋭化した思想によって家族を分断されてしまった人は、誰しもが経験するだろうが、それを振り返って「ちゃんと向き合えてない」と省みることは難しいことだ。

    そういう意味で、この本は「家族の分断」という事態に直面している人にオススメしたい。安易に家族を嫌いになったりしないように。

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    2025年07月11日
  • 漫画版 されど愛しきお妻様

    無料版購入済み

    この旦那さん、メンヘラ系の女性ばかり寄り付かれてるのは、なんかわかるかも。この人なら何でも受け止めてくれる空気があるのかも。発達障害の妻をあれだけ受け止めてあげれるってなかなかない。
    発達障害の妻よりも私は夫の方が興味深いと思った。

    #深い #エモい #タメになる

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    2022年12月20日
  • 脳が壊れた

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    脳出血で後遺症が残り、見た目は普通なのだが内面的にはいろいろな障害が残った状態になった作者の、発症・回復・リハビリの過程と現在の困っていることなどを書いたセルフドキュメンタリー。脳の機能不全という観点では、脳で何か病気があった人ばかりではなく、もともと脳の個性として不全を抱えているような人の行動を理解するための示唆に富んでいる。みんながみんな、自分のように感じられたりするわけではないし、行動できるわけでもない。とても実感を持ってそのことが感じられる。

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    2022年12月15日
  • 脳が壊れた

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    倒れた後のこととか、心身の不具合など、本当に細やかに噛み砕いて書いてくださってて、とても参考になりました。
    これまで取材であった人たちのうまくいかなさも、比べて書いてある内容も、当事者ならではの視点で、新しく、すごくよかったです。

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    2022年11月01日
  • 貧困とセックス

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    この本の中身について、どこまでが真実なのかはわかりませんが(明らかに盛っている記述もあるので)、想像を超えるレベルの貧困や、その原因となるDVや家庭崩壊、虐待があること、また、そういう人たちにとってのセーフティネットとしてのセックスワークの存在、というのは衝撃的でした。

    日本全体から見れば、ごくわずかな人たちを対象とした話ではありますが、著者たちの感覚では、こういう人たちは増えており、また、この人たちの生活レベルは、さらに下がる気配があるとのことで、読んでいて気持ちが暗くなりました。
    が、こういった問題を知らずに生きていくのも、それはそれで違う気がしました。

    この本で扱っている内容を含め、

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    2022年05月13日
  • 脳が壊れた

    購入済み

    中からの渾身のレポート

    ルポライターが生業の著者が脳梗塞になり、自分に現れた様々な症状とその変化を、内側から懸命に記録している。それだけでも十分に興味深いけれど、そこで苦しんだ症状のひとつひとつは、彼が以前取材で出会った、貧困に苦しむ人・情緒障碍者・薬物中毒者等々と同じではないかと気づく。これらの人たちにも脳の器質異常が生じていた可能性が高い。底辺で困難な立場にある人たちの多くに、この種の医療診断や治療・リハビリが有効かもしれないというのは、今まで見たことが無い視点。

    #感動する #タメになる

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    2022年04月22日
  • アンダーズ〈里奈の物語〉 2

    購入済み

    面白かった

    面白かった

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    2022年03月13日
  • 脳が壊れた

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    脳梗塞の後遺症である高次脳機能障害についてここまでうまく言語化しているのはすごい。
    医者が読んでも勉強になるんじゃないかってくらい。
    認知症や発達障害も脳の機能が一部壊れるので似ているところがある。
    認知症について勉強したくて読んだ1冊。

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    2022年02月05日
  • 最貧困女子

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    あまりに衝撃的な内容だった。。彼女らが直面する困難はあまりにも困難であり、福祉制度が全く機能しない現状を打破するのは不可能にさえ思える。。彼女たちが持つ制度に対する斥力はとりわけ大きく、補導されたらアウトという状況下で、彼女たちがこのような道を選んでしまうことに対して仕方なさすら感じた。著者のあとがきにある、限界という言葉は、切実に限界なのだろうと感じざるを得なかった。

    風俗業(また売春の)自己責任論はお門違いだと理解したし、自分がいかに制度内で生活をしてきたのかを理解した。

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    2022年01月20日
  • 老人喰い ――高齢者を狙う詐欺の正体

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    詐欺現場についてその背景やモチベーションについて小説を読むように読める。
    ギャングースのストーリー共同制作の人による本のためそれと重なる部分もある。

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    2021年12月30日
  • 発達系女子とモラハラ男

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    高次脳機能障害や発達障害の障害の説明がわかりやすく、納得感がある。
    自身パートナーの障害やパートナーシップにおいての問題解決力が高く読んでいて楽しい。

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    2021年08月21日
  • 脳が壊れた

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    最近、職場で高次脳機能障害になった人と知り合ったから読んでみた。
    体験をこんな風に書けるのすごいなぁ。

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    2021年07月17日
  • アンダーズ〈里奈の物語〉 1

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    面白かった

    久しぶりに課金して読みました

    #アガる #深い #カッコいい

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    2021年07月14日
  • アンダーズ〈里奈の物語〉 1

    無料版購入済み

    山崎紗也夏先生作品が好きな人へ

    未成年女子の里奈が援助交際を取り仕切る組織に加入。可愛くて賢い里奈は小さな組織を作り、リーダーとして稼ぐ。仕事は違法なので常に危険と隣り合わせ。逞しく里奈は生きていく。山崎紗也夏先生作品は絵がいい。シマシマ、サイレーン、林檎シリーズに匹敵。原作が鈴木大介氏なので、ストーリーもいい。必読。

    #ドキドキハラハラ #深い #アツい

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    2021年07月10日
  • アンダーズ〈里奈の物語〉 1 無料試し読み版

    購入済み

    は? え? 何これ? 面白!!

    ちょっとエロい漫画が読めたらそれでいいや、と思って無料試し読みだし読み始めたら面白いのなんの。エロくはなかったけど面白かったので大満足。これはすごい漫画だ。人にも勧めたい。

    #タメになる #ドキドキハラハラ #ダーク

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    2021年07月01日
  • されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間

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    この本は、
    発達障害の人の事を理解できないand支援したい定型発達の人
    発達障害の子供を持つ人
    発達障害じゃないかと自己分析したい人
    発達特性のありそうな精神病の家族がいる人
    などにオススメ。
    発達障害があると具体的にお互いどういったことに困るのか、がわかる。

    私自身ADHDの診断済みでストラテラ服薬しているアラフォー女性で、立場的にはお妻様と同じなので、お妻様の気持ちもわかるし、家事を一人で取り仕切る主婦の立場からすると著者の気持ちもわかる。
    だから、どちらの困り感も具体的によく書かれていて、わかるわかる!!の連発だった。
    ちなみに私は成長と共に普通に溶け込む方に全力を注いだので、お妻様

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    2021年06月13日
  • 脳は回復する―高次脳機能障害からの脱出―(新潮新書)

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    脳梗塞を発症し、高次脳機能障害が残った著者から見たとき、どんなことが起きていたかが述べられている一冊。

    ご自身の身に起きた変化を、感じた違和感を、ここまで観察し、文字に残すことができるのか!と、驚きとともに読みました。

    何が苦手で、どんな配慮や工夫があれば、パニックに陥ることなく過ごせるのか。
    妻のサポートが合理的でさっぱりしていていいな、と思いながら読みみました

    伴走者の基本姿勢は肯定。
    浩二脳機能領外どうして苦しいのか、自分でもわからない。苦しいということすら、人に伝えられなくなる。
    「そばにいてくれるだけ」でできることが増えていくという。それもまた今まで気づくことのできなかった観点

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    2021年05月28日
  • されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間

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    「脳コワさん」の本と一緒に読みました。
    こちらはより私的な面に寄せて書かれていて、
    コミックエッセイのような、ユーモアのある文章でとても読みやすく感じました。

    前半は少し内容に重みがあり、病気を経て、後半からの考察がすごいなと感じました。

    考察の1つに、奥様が理由があってのことでも、お母様から生活技術等を学ぶ機会を奪われることで、自己否定や無力感、生きづらさを抱えてきただろう苦しい経緯についてが、とても共感できました。

    スキーマ療法の書籍で、できない自分にしかなれないこと、というような例があったような気がして、その事も思い出しました。

    これからは、今は、ひとつずつ出来たことや、大丈夫だ

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    2021年04月29日
  • されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間

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    障害の当事者になってしまった元健常者が書いた、障害者として生きづらさを抱えてきた妻への行為を懺悔する本。でもじめじめした文ではなく、明るさに満ちていて読みやすい。

    パートナーも私も、脳神経に関係する病を患っている。
    最近症状が良くなって、やれることが増えた結果、お互いに「まだ患っている」という感覚が抜け落ちていたことに気づかされた。
    パートナーのできないこと、私のできないことを、精神論や「できて当然、できないのは甘え」で片づけていた。
    私もパートナーを責めていたし、逆も割とあったと思う。
    「努力ではどうにもならないことがある」。
    そのことを肝に銘じつつ、お互いを支えあい、より心地よい関係を築

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    2021年04月01日