ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
41歳で脳梗塞を発症。リハビリを重ね、日常生活に復帰した「僕」を待っていたのは「高次脳機能障害」の世界だった! 小銭が数えられない、「おっぱい」から視線が外せない、人混みを歩けない、会話が出来ない、イライラから抜け出せないの「出来ないこと」だらけに加えて、夜泣き、号泣の日々。『脳が壊れた』から2年、著者はいかにして飛躍的な回復を遂げたのか。当事者、家族、医療関係者、必読の書。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
脳梗塞を発症し、高次脳機能障害が残った著者から見たとき、どんなことが起きていたかが述べられている一冊。 ご自身の身に起きた変化を、感じた違和感を、ここまで観察し、文字に残すことができるのか!と、驚きとともに読みました。 何が苦手で、どんな配慮や工夫があれば、パニックに陥ることなく過ごせるのか。 ...続きを読む妻のサポートが合理的でさっぱりしていていいな、と思いながら読みみました 伴走者の基本姿勢は肯定。 浩二脳機能領外どうして苦しいのか、自分でもわからない。苦しいということすら、人に伝えられなくなる。 「そばにいてくれるだけ」でできることが増えていくという。それもまた今まで気づくことのできなかった観点だったので、はたと膝を打ちました。 支援者として、そしていつか支援を受ける側に立つものとして、多くの学びが得られる一冊でした。
前作から文章を読む限り著者はすっかり回復してジャーナリストに復帰したのかと思っていたら、取材記者は引退して漫画の原作や記事の執筆など書く方に専念しているのだと知る。免許センターに電話して簡単な質問をするだけのシーン、地味に書かれているが感動。電話が終わって妻のところに行き「電話もして会話ができたよ〜...続きを読む、こうやっていろいろなことができるようになるのかなー?」と泣きながら報告する。妻は素晴らしい理解者。自身も発達障害で若い頃は家出したりしていたが、著者の病気に動じることなく、言葉を発せずミャーミャー言うしかないパニック状態の夫を楽しそうに面倒見る。 企業でも分業をすれば、脳コワさんでも働ける、はなかなか説得力がある。飛び込み営業ができる人がルート営業までして時間を使う必要はない、から始まり機能的に分業して脳コワさんが活躍する社会は強い社会なのではないか。
ここまで詳細に経過と症状をご自身の内省を踏まえて書いたものは珍しいのでは無いか。 医療者側と患者側の「障害」の捉え方に大きな差を感じる。 患者側が感じている「生き辛さ=障害」を非常にわかりやすく言語化されているのが、とても勉強になる。 私自身、高次脳機能障害に深く関連する医療者なのだが、学校で教えら...続きを読むれるのは「〇〇障害」=「〜が出来なくなる」「〇〇の検査で何点以下」というような内容である。その為、この著者が書いているような、実際の生活上の困難さに対して落とし込む事が出来ていない者たちが多くいる。(私も含めて)。 この本は、高次脳機能障害がいかに生活に困難さを与えるのか、そして私たち医療者の仕事は、その生活に困難さを覚えている人達と共に生きる事であるという事を教えてくれる。
(発達障害より)高次脳機能障害のほうが職場の理解と配慮、環境調整は得やすいかもしれないなと思ったり。身体障害より精神障害のほうが社会の理解は得られないという話はよく聞くが、詳細な記述を通じて自分もまた理解が足りなかったなと思うし、高次脳機能障害の声を通じて精神障害の理解が進む展開もあり得るのではと感...続きを読むじた。
脳コワさん(脳機能に不自由を抱えた人々)の筆者が、脳機能障害について自己観察と検証、考察を繰り返しながら、回復していく。重苦しいテーマだが、脳コワさんの先輩である奥さまのおかげで、筆者も本作自体も救われる内容なのが良かった。
いくら話せないと訴えても、医療関係者は話せてますよとしか言ってくれない。当事者研究の意義を余すところなく伝えている。
脳梗塞の後遺症で高次脳機能障害にかかり、そこから回復できた筆者が、障害の時の気分や体調を言語化した貴重な本(筆者談)。感情や言動がうまく表現できなかったり歯止めが利かなくなる時の状況が分かりやすく伝わる。 本人は苦しみ、もがいていても医者や周囲の人の理解が得られずに孤独を感じてしまう様子も、明るい...続きを読む調子ながら克明に文章化されている。 筆者の妻が発達障害を持っており、以前はその妻を支える立場だったのが、逆に支えてもらう立場になった。その筆者が最後の方で語る、「高次脳機能障害者を扱えない組織・上司はダメだ」という言葉に説得力がある。 本書は脳機能の障害を持った人への理解を深めると共に、昨今言われている多様性、「自分と異なる考えの人との関わり」の在り方考えさせられる。
★体験記を書けた病状と能力が両立★脳梗塞からのその後の回復記。「脳コワさん」という表現で困った日々を少しでも深刻に感じさせない妻の工夫が光る。妻が発達障害だから分かる部分があるというのが興味深い。前著に比べると、純粋な回復記に近づいている。できることとできないこと、それを周りに理解してもらうことの大...続きを読む切さと難しさがよく分かる。
脳梗塞による高次脳機能障害の当事者による、回復(筆者曰く95%までの回復)までの貴重な体験記。置かれた状況は深刻なのだが、一つ一つの症状に対する奥様の絶妙なネーミングに、ちょっと笑ってしまう。 具体的に事例が書かれているので、「そうか、当事者の心のうちはこんな状態なのか」と思うことしきり。 『その人...続きを読むが苦しいって言ってたら、苦しいんです!』という最期の一言を忘れないようにしよう。
高次脳機能障害から回復した著者の貴重なルポ。これほど詳細かつ具体的なルポは他にないのでは?脳梗塞だけでなく、他の脳障害とも共通する症状も多く、非常に勉強になる。 全国の高次脳機能障害者数は約50万人といわれているが、著者が指摘するように当事者研究が一向に進んでおらず、医者がトンチンカンな回答しかでき...続きを読むない現状では、かなりの不満が渦巻いているのではないかと危惧する。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
脳は回復する―高次脳機能障害からの脱出―(新潮新書)
新刊情報をお知らせします。
鈴木大介
フォロー機能について
「新潮新書」の最新刊一覧へ
「ノンフィクション」無料一覧へ
「ノンフィクション」ランキングの一覧へ
貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」
この脳で生きる。脳損傷のスズキさん、今日も全滅
壊れた脳と生きる ――高次脳機能障害「名もなき苦しみ」の理解と支援
最強思考の麻雀【近代麻雀付録小冊子シリーズ】
最貧困シングルマザー
されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間
将棋と麻雀。頭脳戦の二刀流 49歳からの私の挑戦
時代の動かし方 日本を読みなおす28の論点
「鈴木大介」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲脳は回復する―高次脳機能障害からの脱出―(新潮新書) ページトップヘ