鈴木大介のレビュー一覧

  • 老人喰い ――高齢者を狙う詐欺の正体

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    老人喰いというのは、振り込め詐欺に代表される高齢者をターゲットとした詐欺のこと。
    本書は、騙される側ではく騙す側の事情を取材したルポ。
    驚いたのは、詐欺をしている若者たちの素性である。
    彼らは不良とばかり思っていたが、実は大卒の普通の若者もいる。
    そんな彼らが何故詐欺に手を染めるのだろうか。
    一つには現場の洗脳がある。
    いかにも詐欺は大した犯罪ではないかのように言いくるめられる。
    お金を持っている人から搾取することと、貧乏人から搾取することどちらが悪いかとか、富の再分配とか、「貯金ゼロの人間を騙して200万円のローンを組ませるやつがいる。テレビを見てみろ、効くかどうかも分からねえ怪しげな健康食

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    2016年05月14日
  • ギャングース(1)

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    主張は凄く伝わってくるし、物語も興味深い題材だと思うけど、絵がイマイチ受け付けられない…この内容には打ってつけかもしれないし、敢えて雑多な印象を醸し出しているのかもしれないけど、やっぱり整然としているものが好みなもので。続きが読みたいかについては、ちょっと微妙です。

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    2016年03月22日
  • ギャングース(8)

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    ネタバレ

    あれ?これ時系列あってる?
    よくわからなくなった。
    この作者はぜったいにジョジョが好きだ。
    そう確信する場面が何度かあった。

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    2015年07月26日
  • ギャングース(6)

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    ネタバレ

    リアルすぎる詐欺の風景。
    これが義務教育を受けていない者の頭のキレ方だろうか。
    すごいと舌を巻いてしまう頭のキレ具合。
    「勉強ができる」とは何なのだろう。
    どんな意味を持つ指標なんだろう。無意味。
    カズキたちを見ていると自分のものさしの無意味さを悟る。

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    2015年07月23日
  • ギャングース(5)

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    ネタバレ

    サイケの過去。
    悲しすぎる生い立ち。
    自分がもしサイケやカズキたちと同じ境遇になったとしたら、人間としてのアイデンティティを保てるか定かではない。でもカズキたちはタフに生きる。
    ぬるま湯の世界で生きていることを認識しつつ、
    いつどのような境遇に置かれるかは分からない危機というものは持っていたい。
    振り込め詐欺の研修風景がリアルで切実さがいっぱい。

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    2015年07月23日
  • ギャングース(1)

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    ネタバレ

    いじめなどを特集していたNHKのEテレにて、
    マンガを題材にした回でこの作品を知り、
    読んでみることにした。

    既出作品のようにサクサクとは読めないものの、
    独特の作風・作画と時々注釈してくれる専門用語のメモなどで、徐々に世界に引き込まれる。
    裏稼業をただ悲惨・凄惨に表現しているのではなく、
    そこに様々な救いがあり、笑いがあり、
    彼らなりの必死な様子が浮き彫りになっているところがおもしろい。

    世にはびこる多機能犯罪のための、
    防犯ブックとしても読めるかもしれない。

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    2015年07月17日
  • 最貧困シングルマザー

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    同じく鈴木大介氏が著者で、幻冬舎新書から出版された「最貧困女子」の姉妹版ともいえるのが本書。

    本書の方がよりきめ細かく、様々な立場の人を取材対象としており、読み応えがある。

    タイトル通り、売春を続けるシングルマザーだけでなく、風俗業者のスカウトマン、NPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」代表の明石千衣子氏に取材をしており、生を声を聞くことができる。

    女で一つで子供を育てることが尊ばれるこの国において、彼女らのように、福祉を拒絶し、自らの精神を病み、売春を続けてまで子育てを行う姿はどう考えても健全ではない。

    しかし、子供への差別を極度に恐れるがあまり、彼女らは出口の見えない生活を延々

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    2015年06月02日
  • ギャングース(1)

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    裏社会仕事人漫画。

    隠語多めの裏社会へ盗みまくる。凸凹トリオの活躍を描く。デフォルメチックな書き方で怖さは少ない。主人公は痛々しくて好きだ。

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    2014年02月02日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    ネタバレ

    『貧困と脳』は、「貧困は単なる金銭問題ではなく、脳の認知・情報処理の問題とも関係する」という切り口が非常に印象的だった。

    特に、「できる時」と「できない時」の差が周囲から“怠け”に見えてしまう、という話は重かった。しかも本人自身も説明できない。

    一方で、本書はかなり仮説ベースなので、脳科学的データや検証が加わるとさらに説得力が増したと思う。

    貧困問題を“自己責任論”だけで見たくない人にはかなり考えさせられる一冊。

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    2026年05月16日
  • 最貧困女子

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    YouTubeのおすすめで出てきたので読んでみた。よく確認していなかったのだが10年以上前の本だった。しかし2026年現在、この本の出版時よりオンラインは庶民に広く普及し、性はよりラフに消費される印象が強くなった。未来を予言しているものではないが、この本で危惧された、最貧困なる女性達は確実に減っていない。より包括的な内容を期待していたが、ほんの内容は想像よりもセックスセックスセックスだった。読んでいて少し気分が悪くなるほどだ。日本という世界においてはまだまだ豊かな国における一部現実を見るという意味では意義のある読書となった。

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    2026年05月03日
  • 最貧困女子

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    家出少女や不良少女、シングルマザーなど貧困層にいる女性たちの取材内容、取材内容から筆者が感じたことが記されている。
    読んでみると筆者の無力感や懺悔に近い内容に感じた。
    凄惨さは伝わるし同情する気持ちもわかるが記者としてのライン(自腹を切って資金援助など)を越えそうで危ういなと感じた部分もある。

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    2026年04月07日
  • ネット右翼になった父

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    ネット右翼へ傾倒していく理由や過程、その構造を体系的にまとめているというよりは、筆者が生前、自身の父親に対してミソジニーなネット右翼と決めつけ拒絶し、本当の姿を理解しようとしなかったことに対する、謝罪と懺悔がこの本のテーマになっているように思います。正直勝手にやってくれ〜と思った所もありますが、相手を右翼(または左翼)のイメージで画一化せず、自分がどういった観点で相手の主義主張に違和感や拒否反応を覚えているのかを一つずつ紐解くことが、自身の掛けている色眼鏡に気がつく方法だというのは確かになと思いました。

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    2026年04月04日
  • 最貧困女子

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    ここにインタビューに出てくる女性はまだ子供。20台、それも前半も前半。
    まだ子供と言うに相応しい。
    自分の子供が中学生で、その子供と5歳ほどしか違わない子供たちが、子を産み、生きて行くために風俗に参入して行く様が、その道筋が分かる。
    一生関係ない世界で生きて行く人々がいる一方で、そこでしか生きていけない人たちがいて

    楽しいとか嬉しいとか、頑張った!と言う経験が
    全て生活のため

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    2026年03月25日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    「努力不足」と「機能不足」。はたから見るとすべて努力不足にしか見えない外形を持ってしまう。当事者として問題に直面しないと見えてこないものがある。これを自分はずっと認識していて、だからこそ何かについて語るとき、他人事の域を超えることはないし、だからこそその問題について語ることのおこがましさをずっと感じて、それで自分を正当化している。正直、この本が救いたい人たちはこの本にたどりつくことはないと思う。ただ、この本を読んだ身として、運よく「健常者」として生きている間は、救われるべき人への接し方を考え続けたい。

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    2026年03月09日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    難しくてなんとか読み終えましたがいまいち分からなかったです。疲れあやすさや疲れのそもそもの違いがあったり、脳機能の低下で働けないのも私も当事者としては共感する部分もあった。最後には不良少年少女について言及していましたが、東横キッズのような子が福祉につながれて幸せになれたらいいのにと感じました。

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    2026年03月08日
  • 発達系女子とモラハラ男

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    発達系女子を妻に持つ著者は家事ワンオペに疲弊し、家事をしない妻に不満があった。ところが脳梗塞により高次脳機能障害という発達障害に近い障害の当事者になった著者は、発達障害にの当事者の脳内で起きていることを上手に翻訳して言語化し伝えてくれた。
    本書は敢えて発達障害もをもつ女性が直面する障害についてフォーカスしているのだがそこには明確な理由があり、日本における性的役割に縛られる呪いとも言えるバイアスにも関連する。
    発達障害に限らずいずれ自分もしくは配偶者にも訪れる老化にむけて是非読んでもらいたい一冊。

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    2026年02月15日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    見えない努力を無にする理不尽、それによって起きる孤独こそ貧困の本態。人権と尊厳を毀損すること。とクリアに言い切るところが気持ち良い。一方でそれを解決する方法や対策についてはいまだ解明されていない。そばにいることが唯一の方法なのか?

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    2026年02月08日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    怠惰に見える貧困者は脳の能力が低いために貧困にならざるを得ない、という話を筆者も脳機能障害になったことから理解できたという話。
    ワーキングメモリと認識能力が低いため、レジでの支払いすら出来なかったり、細かい書類を読んで判断することも難しい。(情報を認識できない)
    また、不安や緊張に陥るとそのこと以外考えられなくなってしまうため督促状だったり返済の催促からも逃げるしかないらしい。

    以下本文からまとめの引用
    ・人の脳は原因となる疾患や機序がどうあれ、情報処理速度の低下、疲れやすさ、記憶や注意の機能の低下等々の症状が現れる。
    ・結果として、他者の言葉についていけなくなり、言葉や文字、文章の理解が困

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    2026年02月08日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    見落とされているけれど、本当に、大事な視点。頭が悪いから理解できない、とか、容量が悪いから、とか、そういう次元の話ではなく、脳の状態の話。理解の幅が広がる本。

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    2026年01月24日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    ここで書かれている「働けない脳」の特性が、自分の脳にも少し当てはまっていると考えさせられました。
    ただ、ここに紹介されている人ほどには今のところはなっていません。
    ここに出てくる「脳の特性→貧困」という負のスパイラルに陥っている人たちの絶対数を減らしたいし、また貧困の程度も軽くしてあげたいなぁと思います。
    間接的にも、この人たちの生活の質が向上するような何かを見つけて自分なりに取り組みたいです。

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    2025年12月07日