鈴木大介のレビュー一覧

  • ギャングース(8)

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    あれ?これ時系列あってる?
    よくわからなくなった。
    この作者はぜったいにジョジョが好きだ。
    そう確信する場面が何度かあった。

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    2015年07月26日
  • ギャングース(6)

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    リアルすぎる詐欺の風景。
    これが義務教育を受けていない者の頭のキレ方だろうか。
    すごいと舌を巻いてしまう頭のキレ具合。
    「勉強ができる」とは何なのだろう。
    どんな意味を持つ指標なんだろう。無意味。
    カズキたちを見ていると自分のものさしの無意味さを悟る。

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    2015年07月23日
  • ギャングース(5)

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    サイケの過去。
    悲しすぎる生い立ち。
    自分がもしサイケやカズキたちと同じ境遇になったとしたら、人間としてのアイデンティティを保てるか定かではない。でもカズキたちはタフに生きる。
    ぬるま湯の世界で生きていることを認識しつつ、
    いつどのような境遇に置かれるかは分からない危機というものは持っていたい。
    振り込め詐欺の研修風景がリアルで切実さがいっぱい。

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    2015年07月23日
  • ギャングース(1)

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    いじめなどを特集していたNHKのEテレにて、
    マンガを題材にした回でこの作品を知り、
    読んでみることにした。

    既出作品のようにサクサクとは読めないものの、
    独特の作風・作画と時々注釈してくれる専門用語のメモなどで、徐々に世界に引き込まれる。
    裏稼業をただ悲惨・凄惨に表現しているのではなく、
    そこに様々な救いがあり、笑いがあり、
    彼らなりの必死な様子が浮き彫りになっているところがおもしろい。

    世にはびこる多機能犯罪のための、
    防犯ブックとしても読めるかもしれない。

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    2015年07月17日
  • 最貧困シングルマザー

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    同じく鈴木大介氏が著者で、幻冬舎新書から出版された「最貧困女子」の姉妹版ともいえるのが本書。

    本書の方がよりきめ細かく、様々な立場の人を取材対象としており、読み応えがある。

    タイトル通り、売春を続けるシングルマザーだけでなく、風俗業者のスカウトマン、NPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」代表の明石千衣子氏に取材をしており、生を声を聞くことができる。

    女で一つで子供を育てることが尊ばれるこの国において、彼女らのように、福祉を拒絶し、自らの精神を病み、売春を続けてまで子育てを行う姿はどう考えても健全ではない。

    しかし、子供への差別を極度に恐れるがあまり、彼女らは出口の見えない生活を延々

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    2015年06月02日
  • ギャングース(1)

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    裏社会仕事人漫画。

    隠語多めの裏社会へ盗みまくる。凸凹トリオの活躍を描く。デフォルメチックな書き方で怖さは少ない。主人公は痛々しくて好きだ。

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    2014年02月02日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    ここで書かれている「働けない脳」の特性が、自分の脳にも少し当てはまっていると考えさせられました。
    ただ、ここに紹介されている人ほどには今のところはなっていません。
    ここに出てくる「脳の特性→貧困」という負のスパイラルに陥っている人たちの絶対数を減らしたいし、また貧困の程度も軽くしてあげたいなぁと思います。
    間接的にも、この人たちの生活の質が向上するような何かを見つけて自分なりに取り組みたいです。

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    2025年12月07日
  • ネット右翼になった父

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    本当に自分の父がネトウヨになったのか
    ちゃんと親と会話することにより相手を知ることから判断しないといけない
    親世代の時、当然だと思われたことは今ではハラスメントになっているかもしれないと理解しないといけない

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    2025年11月30日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    高次脳機能障害に陥った著者が「不自由な脳」とはどんなものかを解説している。
    不安への過集中とか字を読めなくなるとか、疲れるとあるあるーと思って読んだ。しかしこれを乗り切れるかは周囲の人次第…つら…

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    2025年11月28日
  • ネット右翼になった父

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    偏見は、自分の頭で想像を膨らませてしまう。育った環境が違えば、考え方も違う。言葉の背景を理解できるようにしたい。

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    2025年11月03日
  • 好きで一緒になったから

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    『まだ、うまく眠れない』で興味を持ったので、新著を拝読しました。対話形式+部分的にマンガという形式で読みやすいのですが、内容そのものは相当深いというか、そのような存在に関心を持ってこなかった自分のような凡庸な人間には、表面をなぞった程度で、そう簡単に理解できるようなものではありませんでした。
    著者のお二人ともに、言語化できないものをなんとか言語化しようとされている、その生々しさがとても印象に残りました。
    書名メインタイトルと内容が、個人的にはややアンマッチかなと感じました。

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    2025年10月12日
  • ネット右翼になった父

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    父親との価値観の違いに全力で向き合った本。

    とても個人的なプロセスの記録でありながら、親子の関係っていう多くの人にとっての共通の悩みというか課題というか、でもあり、自分と向き合うことにもなりそうです。

    そして家族との関係を基本として、異なる価値観を持つ人との人間関係についても考えさせられる。

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    2025年09月23日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    脳機能障害になった著者が実際に体験した「働けない脳」「不自由な脳」の実態について書かれています。
    私の周りにも約束を守れない、毎回遅刻をしてくるような人がいましたが、それはもしかしたら「だらしがない」訳ではなく、「働けない脳」なのかもしれない。

    この本を読むまでは、そのようなことを全く考えたことがなかったので、新たな知見を得られて良かったです。
    そして、将来自分も同じような状況に陥った時に、この症状の存在を知っているか否かで心の持ちようが大きく違ってくるような気がします。

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    2025年09月16日
  • 貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

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    自己責任ではない!
    その貧困は「働けない脳」のせいなのだ。
    ベストセラー『最貧困女子』ではあえて書かなかった貧困当事者の真の姿
    約束を破る、遅刻する、だらしない――著者が長年取材してきた貧困の当事者には、共通する特徴があった。世間はそれを「サボり」「甘え」と非難する。だが著者は、病気で「高次脳機能障害」になり、どんなに頑張ってもやるべきことが思うようにできないという「生き地獄」を味わう。そして初めて気がついた。彼らもそんな「働けない脳」に苦しみ、貧困に陥っていたのではないかと――。「働けない脳=不自由な脳」の存在に斬り込み、当事者の自責・自罰からの解放と、周囲による支援を訴える。今こそ自己責任

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    2025年07月21日
  • 最貧困女子

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    半分ほど読んだがあまりの救いようのなさに本を閉じてしまった。
    「貧乏で幸せな人間はいるが、貧困で幸せな人間はいない」という言葉が心に残った

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    2025年05月24日
  • 脳が壊れた

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    熱量が高すぎ&脱線が多くところどころ置いてけぼりにされたが、高次脳機能障害の症状について事細かに綴られていて、苦しむ人たちの心のうちが少し理解できたように思う。最後の方であった、当人にたいして周りは助けが必要かどうか訊ねるのではなく、ただ無言で手を差し伸べてほしい、という著者の願いは、忘れないようにしたい。

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    2025年05月25日
  • 脳は回復する―高次脳機能障害からの脱出―(新潮新書)

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    前作「脳が壊れた」の続編で、高次脳機能障害になり自らに当てはまった症状の紹介(妻による症状それぞれに対する命名が面白い)や、妻との出会いのエピソードなど、全体的に補足な話。
    医師ではなくリハビリ担当者(言語聴覚士など)にお金を払いたい!と言うほど親身に世話になったことがよくわかるのだが、私自身はリハビリにかかったことがないのでよく分からない点が多く、もっと世の中にピックアップされて欲しい仕事だと感じた。
    また、妻との出会いエピソードもこれまた独特で、それはそれで1冊書けそうだなと思った。
    (タイトル的にそれっぽいものが出版されているが未読)

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    2025年05月03日
  • ネット右翼になった父

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    ネット右翼になったと思っていた父が、死後じっくりと検証するとそうではなかった、という話
    ・自分自身のバイアスに注意する必要がある
    ・分断は解消できる(できないものもあるが)

    ネット右翼自体の分析で、もっと軽い内容を予想していたのだがそうではなかった。

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    2025年04月02日
  • ネット右翼になった父

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    2.9。一親子の話。あくまで著者の父親のパターンだし、根っこが分かったところで想像力の足りない浅慮により誰かを傷つける攻撃で鬱憤晴らしをし、その影響にも傷にも無自覚で無関心であった事、そう在る事による悪意は変えようがない。ただ、こういう、特段右翼の主義に染まる訳ではないまま主張に乗っかり気持ち良くなってる人は多そうだし、そうなる流れも似たようなものそうだ。

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    2025年02月03日
  • ネット右翼になった父

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    生前に叶わなかった親子のコミュニケーションについて詳しく考察されていた。
    著者がここまで父親の言動を検証することになった理由の一つは、自分の父が晩年ネット右翼になってしまったという趣旨の記事をWebメディアに寄稿したことにあると思う。
    その後もしかしたらそれは違っていたのではと考えはじめると、あの寄稿をそのままにしておけなかったのではないか。
    威圧的な親と繊細な子供の組み合わせというのはやっぱり相性悪いと思った。
    もしこの父親にタフなタイプの子供だったらまぁまぁ上手くいったかもしれない。
    でも大人として、その子の必要とするものを与えられなかったという点は父親に責任がある。
    必要としているものに

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    2024年11月04日