鈴木大介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
Twitterで紹介されていたウェブのコラムを見て、その内容が詳しく書籍化されていることを知り、購入。
発達障害の妻を持つ著者が高次脳機能障害を負い、回復段階を経て妻の感覚を理解、お互いの関係を修復していくまで――という流れが、ライトな語り口で大変読みやすく書かれている。
発達障害に限らず、体感できない他者の感覚を多少なりとも知りたいと思っていたので、著者の経歴から、その架け橋になってくれるかと思って読んでみた。
実際の内容ではそういったことよりも、人と人とが関わり合う中で大事になることに重点が置かれている。
発達障害の方にとってはより大切な要素なのだろうが、定型発達の人同士であっても大切 -
Posted by ブクログ
絵がちょっとアレですね、読む気無くしますね…なんか人間とは思えない容姿をしているので…バケモノかと初見の時には思いました。
ヽ(・ω・)/ズコー
実際の犯罪をフィクションに落とし込んだ漫画だそうですけれどもまあ、世の中には色々な犯罪があるなと…インターネッツやら携帯電話やらの普及で昔とは犯罪の種類が変わってきているんだそうな…。
そんなアレでもって読み終えたわけですけれども、やっぱし絵柄が気に食わないので続刊を読むかどうかというのは保留中…ですけれどもまあ、興味深い世界ではありましたかねぇ…。
原作者の鈴木大介さんの本を以前読んだことがあって、興味を持って手に取ってみたんですけれども -
Posted by ブクログ
なかなか身につまされるアレでしたよ!! まあ、興味深かったんで良いんですが…やはり内容が内容だけに読み終わった後、ずーんと…胸にしこりのやうなものが残ります。
ヽ(・ω・)/ズコー
取材されているママさんの大半がなんというか、他人への依存度が高いと申しますか…ともかく誰か居ないとダメなんだな、と思わせるような人たちでしたねぇ…。
まあ、人間、一人では決して生きられないものだとは思いますけれども…誰もが自分のことを救ってくれるわけではないんだゾ! ということを彼女たちには申し伝えたいと言いますか…
けれどもまあ、こういう人たちってこのようにしか生きられないんでしょう、きっと…それにして -
Posted by ブクログ
平成27年度、特殊詐欺の被害総額は476億円、これは2017年度の電子雑誌の市場規模予測(430億円)より少し大きく、2014年度のアダルトビデオの市場規模(512億円)より少し小さい。
要するに真っ当な市場なら楽天がコボっちゃおっかな、と食指が動き、あるいはそこから他産業に進出するDMMみたいのが現れるかもしれないくらいの産業規模なわけだ。
著者は何度か畏怖を込めて産業と呼ぶ。それはここに集まる人材がいかに必死で真剣に「業務」に取り組んでいるかということを目の当たりにしているからだ。それらが彼らの中で正当化されるためのロジックの紹介もあるが、もちろん著者はそれにならうわけではない。著者は -
Posted by ブクログ
2016.01.27
ずっと読みたかった鈴木大介さんの本。
どうして今女性と子どもの貧困が社会問題になっているのか、どうして貧困になってしまうのか、それを少しでも知りたくて読みました。
子どももおらず、今は安定した職業に就いていますが、2年半前の私は無職。そしてその前は年収250万円ほどのいわゆるワーキングプア。実家がなければ、私もとっくに貧困に陥ってたはず。そうした漠然とした恐怖から女性の貧困問題に興味を持ちました。
『圧倒的に持たざる者』
このワードが心に刺さりました。
頼れる実家もおらず、幼児を抱え、精神を患っているため職に就けず、売春をして、なけなしのお金をもらってやっと食いつな -
Posted by ブクログ
ネタバレ● P.10
大きな誤解を解いておきたい。高齢者を狙う犯罪とは、高齢者が弱者だからそこにつけ込むというものではない。圧倒的経済弱者である若者たちが、圧倒的経済強者である高齢者に向ける反逆の刃(やいば)なのだ。
● p.13
どんなに防犯対策を施そうとも、この「階層化社会」がある限り、老人喰いはなくならない。特殊詐欺犯罪がなくなったとしても、彼らは別の手段で高齢者に牙を剥き続けるだけだ。
● p.40
詐欺の現場プレイヤーは下見屋で擦った(情報強化した)名簿を使うことで、「相手が半分詐欺だと気づいても、詐欺だと確信していても、金を取れるようになった」というのだ。(略)
強化された名簿